ハサカ市で親政権民兵の司令官が離反し、ロジャヴァを主導するPYDに合流(2016年12月3日)

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(12月3日付)によると、ハサカ市内で軍事情報局を支援してきた地元住民の民兵組織「軍治安支援隊」を率いてきたムスタト・マフシューシュ氏が離反し、西クルディスタン移行期民政局を主導する民主統一党の人民防衛隊主体のシリア民主軍に合流した。

クッルナー・シュラカーによると、ムスタト・マフシューシュ氏は、司令官の一人ハッバハーン・ナッバハーン氏とともに、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と内通しており、2016年8月のハサカ市でのシリア軍と人民防衛隊との戦闘では、市内の検問所複数カ所を人民防衛隊が掌握する手引きを行い、国防隊から取り調べを受けていたという。

AFP, December 3, 2016、AP, December 3, 2016、ARA News, December 3, 2016、Champress, December 3, 2016、al-Hayat, December 4, 2016、Iraqi News, December 3, 2016、Kull-na Shuraka’, December 3, 2016、al-Mada Press, December 3, 2016、Naharnet, December 3, 2016、NNA, December 3, 2016、Reuters, December 3, 2016、SANA, December 3, 2016、UPI, December 3, 2016などをもとに作成。

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