アレッポ市東部の戦況を堪能な英語でツイートしていた7歳の少女バナーちゃんが自宅を引き払い、家族とともにより安全な場所へ(2016年12月6日)

反体制武装集団支配下のアレッポ市東部の戦況についてフェイスブックのアカウント(https://twitter.com/alabedbana)を通じてコメントを発信し続けてきた7歳の少女バナー・アブドちゃんの父親ガッサーン・アブド氏はAFP(12月6日付)の取材に応じ、一家がシリア軍の攻撃を避けるため、アレッポ市東部にある自宅を引き払い、より安全な場所に避難したことを明らかにした。

ガッサーン氏は、AFPに対して電話で「我々の家は空爆で被害を受けた…。軍が私たちの住む街区に近づいてきたので、別の場所への避難を余儀なくされた。我々は元気です」と述べた。

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バナーちゃんは母親のファーティマさんとともに2016年9月23日に英語でツイートを開始し、彼女らのツイートを21万人がフォローしている。

しかし、4日にアカウントのアクセスができなくなり、その安否が心配されていた。

アカウントは6日に再開され、バナーちゃんは「Hello my friends, how are you? I am fine. I am getting better without medicine with too much bombing. I miss you. – Bana」とのメッセージを発信した。

バナーちゃんに関しては、流ちょうな英語でツイートをしていることから「ねつ造」だとの指摘がなされているほか、彼女とその家族がアレッポ市東部で居住していること、さらには彼女の実在そのものに疑いの目が向けられている。


AFP, December 6, 2016、AP, December 6, 2016、ARA News, December 6, 2016、Champress, December 6, 2016、al-Hayat, December 7, 2016、Iraqi News, December 6, 2016、Kull-na Shuraka’, December 6, 2016、al-Mada Press, December 6, 2016、Naharnet, December 6, 2016、NNA, December 6, 2016、Reuters, December 6, 2016、SANA, December 6, 2016、UPI, December 6, 2016などをもとに作成。

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