ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍ないしはシリア軍の戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)支配下のウカイリバート町一帯を空爆し、子供11人、女性8人を含む34人が死亡した(クッルナー・シュラカー(12月12日付)によると、87人死亡、350人負傷)。
これに関して、ダーイシュの戦果を喧伝するアアマーク通信(12月12日付)は、ロシア軍が毒ガス兵器で空爆を行い、20人が死亡、200人あまりが呼吸困難などの症状を訴えたと伝えた。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市を再制圧したダーイシュ(イスラーム国)が、捕捉した親政権武装勢力の戦闘員1人を処刑した。
またダーイシュはタドムル市内での掃討作戦中に子供2人を含む住民4人を殺害した。
ダーイシュはこのほかにも、カルヤタイン市一帯、タイフール航空基地一帯に進軍し、シリア軍と交戦した。
一方、SANA(12月12日付)によると、シリア軍がタドムル市一帯、バーリダ地区一帯、ラッフーム村、ウンク・ハワー村、ワーディー・ナイーミー、スフナ市一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点、車輌に対して空爆を実施した。
これに対して、ダーイシュの戦果を喧伝するアアマーク通信(12月12日付)は、ダーイシュが県東部のタイフール航空基地(T4)を制圧したと発表した。
しかし、SANA(12月12日付)は、シリア軍消息筋の話として、タドムル市一帯で攻勢を続けるダーイシュが県東部のタイフール航空基地を制圧したとの一部情報を否定した。
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ダイル・ザウル県では、ARA News(12月12日付)によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ブガイリーヤ村一帯、ダイル・ザウル航空基地一帯で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。
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アレッポ県では、SANA(12月12日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部のズブダ村でダーイシュ(イスラーム国)の車輌を攻撃、破壊した。
AFP, December 12, 2016、AP, December 12, 2016、ARA News, December 12, 2016、Champress, December 12, 2016、al-Hayat, December 13, 2016、Iraqi News, December 12, 2016、Kull-na Shuraka’, December 12, 2016、al-Mada Press, December 12, 2016、Naharnet, December 12, 2016、NNA, December 12, 2016、Reuters, December 12, 2016、SANA, December 12, 2016、UPI, December 12, 2016などをもとに作成。
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