アレッポ県では、SANA(12月19日付)によると、イドリブ県フーア市、カファルヤー町からの負傷者・重篤患者らの移送と時を同じくするかたちで、アレッポ市東部(ザバディーヤ地区、サラーフッディーン地区、マシュハド地区、アンサーリー地区)から反体制武装集団戦闘員とその家族らを乗せた旅客バス51輌が、ラームーサー通行所を経由して、アル=カーイダ系のシャーム・ファトフ戦線やシャーム自由人イスラーム運動が主導するファトフ軍支配地域に入った。
なお、SANA特派員によると、今回の退去では4,370人がアレッポ市東部から移送される予定だという。
また、『ハヤート』(12月20日付)によると、18日深夜から20日午前までに、約3,000人の退去が完了したという。
AFP, December 19, 2016、AP, December 19, 2016、ARA News, December 19, 2016、Champress, December 19, 2016、al-Hayat, December 20, 2016、Iraqi News, December 19, 2016、Kull-na Shuraka’, December 19, 2016、al-Mada Press, December 19, 2016、Naharnet, December 19, 2016、NNA, December 19, 2016、Reuters, December 19, 2016、SANA, December 19, 2016、UPI, December 19, 2016などをもとに作成。
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