ダマスカス郊外県アイン・フィージャ町一帯でシリア軍とシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団との戦闘続く(2016年12月28日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、戦闘機およびヘリコプター(所属明示せず)が、アイン・フィージャ町、バスィーマ町などバラダー渓谷一帯を空爆、またシリア軍が同地を砲撃、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、上下水道公社ダマスカス支部局長のムハンマド・シハーフ氏は、シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団が汚染物質を流し込んだことを受け、稼働を停止していたダマスカス

郊外県アイン・フィージャ町に関して、新たな貯水槽の使用を開始し、ダマスカス県への水道供給のニーズに対応すると発表した。

SANA(12月28日付)が伝えた。

一方、クッルナー・シュラカー(12月29日付)によると、アイン・フィージャ町一帯のバラダー渓谷でもシリア軍の攻撃により、5人が死亡した。

また、クッルナー・シュラカー(12月28日付)によると、アイン・フィージャ町の水道施設の稼働停止を受け、ダマスカス県ラブワ地区などで漏水、洪水が発生しているという。

 

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ダマスカス県では、ロイター(12月28日付)が伝えたところによると、アダウィー地区にあるロシア大使館が、2度にわたり砲撃を受け、敷地内の広場などに着弾した。

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イドリブ県では、ARA News(12月28日付)によると、ロシア軍がファトフ軍支配下のビンニシュ市、アブー・ズフール町などを空爆した。

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ハマー県では、SANA(12月28日付)によると、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍が、シリア政府支配下のラビーア村、ムハルダ市、シーザル村、サフサーフィーヤ村を砲撃し、住民3人が死亡、6人が負傷した。

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ヒムス県では、SANA(12月28日付)によると、シリア軍がウンム・シャルシューフ村で、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団と交戦した。

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クッルナー・シュラカー(12月29日付)によると、シリア軍がダルアー市内各所を砲撃し、5人が死亡した。

AFP, December 28, 2016、AP, December 28, 2016、ARA News, December 28, 2016、Champress, December 28, 2016、al-Hayat, December 29, 2016、Iraqi News, December 28, 2016、Kull-na Shuraka’, December 28, 2016、December 29, 2016、al-Mada Press, December 28, 2016、Naharnet, December 28, 2016、NNA, December 28, 2016、Reuters, December 28, 2016、SANA, December 28, 2016、UPI, December 28, 2016などをもとに作成。

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