ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員などからなる親政権武装勢力が、バラダー渓谷南東部のバスィーマ町とアイン・フィージャ町を結ぶ回廊地帯への進軍を試みたが、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の抵抗を受け、失敗した。
これを受け、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員は、バラダー渓谷北西部のフライラ村、カフル・アワーミード村、バルハリヤー村を結ぶ回廊地帯からの攻撃を激化させ、ヒズブッラーの戦争広報局によると、ダイル・ムクリン町北西部のダフル・マサービー高地を制圧したという。
シリア人権監視団によると、ロシア、地元名士らの仲介によるバラダー渓谷一帯でのシリア軍と反体制武装集団の停戦は、司令官レベルで確認されたにもかかわらず、前線では実施されていないという。
一方、東グータ地方では、イスラーム軍、ラフマーン軍団、シャーム自由人イスラーム運動が、ハズラマー村郊外のミサイル代替基地北東部および西部一帯でシリア軍、ヒズブッラー戦闘員などからなる親政権武装勢力と交戦し、同地の農場地帯の一部を奪還した。
なお、この戦闘により、同地から住民数十世帯がナシャービーヤ町、ズライキーヤ村、フーシュ・サーリヒーヤ村方面に避難した。
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ダルアー県では、ARA News(1月9日付)によると、ダルアー市マンシヤ地区でシリア軍と反体制武装集団が交戦した。
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アレッポ県では、ARA News(1月9日付)によると、アレッポ市西部郊外のザフラー協会地区一帯、南部郊外のICARDA一帯、カスィービーヤ村一帯などでシリア軍と反体制武装集団が交戦した。
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ヒムス県では、SANA(1月9日付)によると、県北部からヒムス市・サラミーヤ市(ハマー県)街道を遮断しようと侵攻したシャーム・ファトフ戦線とシリア軍が空爆・交戦し、これを撃退した。
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ハマー県では、SANA(1月9日付)によると、シリア軍がサラミーヤ市郊外のフナイフィス村、サトヒーヤート村、ラムリーヤ村一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。
シリア軍はまた、トゥルール・ハムル村一帯でシャーム・ファトフ戦線の拠点を攻撃、戦闘員7人以上を殲滅した。
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ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターは、過去24時間(1月8日)にシリア領内で14件の停戦違反が発生したと発表した。
停戦違反が確認されたのは、ハマー県(8件)、ダマスカス郊外県、ラタキア県、アレッポ県。
AFP, January 9, 2017、AP, January 9, 2017、ARA News, January 9, 2017、Champress, January 9, 2017、al-Hayat, January 10, 2017、Iraqi News, January 9, 2017、Kull-na Shuraka’, January 9, 2017、al-Mada Press, January 9, 2017、Naharnet, January 9, 2017、NNA, January 9, 2017、Reuters, January 9, 2017、SANA, January 9, 2017、UPI, January 9, 2017などをもとに作成。
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