シャーム・ファトフ戦線などからなるファトフ軍支配下のイドリブ県で医療活動を行ってきた南アフリカの組織がメンバー拉致を受け撤退(2017年1月15日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(1月15日付)によると、シャーム・ファトフ戦線などからなるファトフ軍の支配下にあるダルクーシュ町などで医療支援活動を行ってきた南アフリカのイスラーム教徒のNGO組織「ギフト・オブ・ザ・ギヴァーズ」は、メンバー1人が拉致されたことを受け、同地での活動を停止することを決定した。

「ギフト・オブ・ザ・ギヴァーズ」はダルクーシュ町内の病院を全面支援し、医療機器、医薬品などを提供してきたが、1月10日、メンバーで記者でもあるシーラーズ・ムハンマド氏がトルコ領内に向かう途中、ジュマイリーヤ村近郊で何者によって拉致されていた。

AFP, January 15, 2017、AP, January 15, 2017、ARA News, January 15, 2017、Champress, January 15, 2017、al-Hayat, January 16, 2017、Iraqi News, January 15, 2017、Kull-na Shuraka’, January 15, 2017、al-Mada Press, January 15, 2017、Naharnet, January 15, 2017、NNA, January 15, 2017、Reuters, January 15, 2017、SANA, January 15, 2017、UPI, January 15, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.