シャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、シューラー評議会において1月23日にカザフスタンの首都アスタナで開幕予定のシリア政府と反体制武装集団の和平協議(アスタナ会議)への不参加が正式に決定されたと発表した。
声明によると、不参加は、①シリア国内各所、とりわけダマスカス郊外県バラダー渓谷一帯で停戦が実現していないこと、②ロシアが(トルコとともに)停戦合意の保証人となることで、停戦が取引材料に利用されていること、③国内の軍事的優劣が会議の行方に影を落としかねないこと、④反体制派内の会議賛成派と反体制派の対立が助長されようとしていること、が理由だという。
**
「活動家」、「革命家」、離反士官ら300人が共同声明を出し、1月23日にカザフスタンの首都アスタナで開幕予定のシリア政府と反体制武装集団の和平協議(アスタナ会議)のボイコットとダマスカス郊外県バラダー渓谷で抵抗を続けるシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団との連帯を呼びかけた。
クッルナー・シュラカー(1月18日付)が伝えた。
AFP, January 18, 2017、AP, January 18, 2017、ARA News, January 18, 2017、Champress, January 18, 2017、al-Hayat, January 19, 2017、Iraqi News, January 18, 2017、Kull-na Shuraka’, January 18, 2017、al-Mada Press, January 18, 2017、Naharnet, January 18, 2017、NNA, January 18, 2017、Reuters, January 18, 2017、SANA, January 18, 2017、UPI, January 18, 2017などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.