シリア人権ネットワークは、2017年1月の米主導の有志連合とロシア軍による空爆による犠牲者数を発表(http://sn4hr.org/blog/2017/02/06/31913/)した。
それによると、米主導の有志連合の空爆による犠牲者は子供28人、女性14人を含む民間人91人、これに対してロシア軍の空爆による犠牲者は、子供20人、女性14人を含む民間人48人と、有志連合側の攻撃による犠牲者数が初めてロシア軍の攻撃による犠牲者を上回った。
ただし、シリア人権ネットワークの統計は、反体制派支配地域のみを調査対象とし、被害者の身元ではなく、特定が困難な加害者別に集計を行っており、数値データに信頼性はない。
AFP, February 6, 2017、AP, February 6, 2017、ARA News, February 6, 2017、Champress, February 6, 2017、al-Hayat, February 7, 2017、Iraqi News, February 6, 2017、Kull-na Shuraka’, February 6, 2017、al-Mada Press, February 6, 2017、Naharnet, February 6, 2017、NNA, February 6, 2017、Reuters, February 6, 2017、SANA, February 6, 2017、UPI, February 6, 2017などをもとに作成。
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