シリア法務省はサイドナーヤー刑務所での虐待に関するアムネスティ・インターナショナルの報告を「事実無根」と否定(2017年2月8日)

シリア法務省は声明を出し、7日にアムネスティ・インターナショナルが発表したサイドナーヤー刑務所での虐待に関する報告「Human Slaughterhouse:
Mass Hangings and Extermination at Saydnaya Prison, Syria」(https://www.amnesty.org/download/Documents/MDE2454152017ENGLISH.PDF)に関して、「事実無根」と否定した。

法務省は「この報道はまったくの事実無根だ。なぜならシリアにおいて、処刑は何段階もの法的手続きを経たのちに執行されるからである…。この報道は国際社会におけるシリアの名誉を傷つけること以外の何も意図していない…。法務省は報道の信憑性を否定し、正確な証拠に依拠しておらず、おなじみの政治的狙いを実現しようとする個人的な感情に根ざしていることを強く非難する」と発表した。

AFP, February 8, 2017、AP, February 8, 2017、ARA News, February 8, 2017、Champress, February 8, 2017、al-Hayat, February 9, 2017、Iraqi News, February 8, 2017、Kull-na Shuraka’, February 8, 2017、al-Mada Press, February 8, 2017、Naharnet, February 8, 2017、NNA, February 8, 2017、Reuters, February 8, 2017、SANA, February 8, 2017、UPI, February 8, 2017などをもとに作成。

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