アレッポ県では、ARA News(2月13日付)によると、シリア軍、ヒズブッラーのエリート部隊、ロシア軍機甲大隊がバーブ市南部でダーイシュ(イスラーム国)に対する攻撃を続け、同市南東部のヒルバト・ジャッハーシュ村、マンスーラ村、ジャディーダ村を制圧した。
一方、バーブ市東部郊外では、トルコ軍と同軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室がダーイシュと戦闘、カブル・マクリー村、サフラーニーヤ村を制圧した。
しかし、ダーイシュは反撃に転じ、バザーア村を奪還した。
こうしたなか、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は訪問中のバーレーンで、アレッポ県北部でトルコ軍と同軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室が続行している「ユーフラテスの盾」作戦について言及、バーブ市、マンビジュ市、ラッカ市を包摂するかたちで「安全保障地帯」を設置するとの意思を表明した。
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ダイル・ザウル県では、SANA(2月13日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市のガッサーン・アッブード交差点にあるダーイシュ(イスラーム国)の武器弾薬庫を攻撃、これを破壊した。
AFP, February 13, 2017、AP, February 13, 2017、ARA News, February 13, 2017、Champress, February 13, 2017、al-Durar al-Shamiya, February 13, 2017、al-Hayat, February 14, 2017、Iraqi News, February 13, 2017、Kull-na Shuraka’, February 13, 2017、al-Mada Press, February 13, 2017、Naharnet, February 13, 2017、NNA, February 13, 2017、Reuters, February 13, 2017、SANA, February 13, 2017、UPI, February 13, 2017などをもとに作成。
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