シャーム自由人イスラーム運動がシャーム解放機構にイドリブ県内の拠点マストゥーマ町を明け渡したことを受け、同地が抗議デモ(2017年3月7日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マストゥーマ村でシャーム解放機構の退去を求めるデモが発生し、デモ参加者はシャーム自由人イスラーム運動の旗を掲げて抗議した。

マストゥーマ村は、シャーム解放機構の主要拠点の一つだが、5日、シャーム解放機構が進攻し、戦闘の末に、マストゥーマ基地、タフタナーズ航空基地を制圧していた。

これを受け、シリア解放委員会とシャーム自由人イスラーム運動は停戦に合意し、シャーム自由人イスラーム運動はマストゥーマ村からの撤退に同意、同地にはシャーム解放機構の戦闘員が進駐した。

停戦合意では、シャーム自由人イスラーム運動は軽火器を携帯してマストゥーマ村から撤退、重火器についてはシャーム解放機構に引き渡す旨定められているという。

AFP, March 7, 2017、AP, March 7, 2017、ARA News, March 7, 2017、Champress, March 7, 2017、al-Hayat, March 8, 2017、Iraqi News, March 7, 2017、Kull-na Shuraka’, March 7, 2017、al-Mada Press, March 7, 2017、Naharnet, March 7, 2017、NNA, March 7, 2017、Reuters, March 7, 2017、SANA, March 7, 2017、UPI, March 7, 2017などをもとに作成。

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