トルコのユルドゥルム首相「米国、ロシアとの調整なしにマンビジュ市制圧作戦は実施しない」(2017年3月7日)

トルコのビンアリ・ユルドゥルム首相は、「ユーフラテスの盾」作戦の一環として制圧をめざしてきたアレッポ県マンビジュ市の攻略に関して「ロシア、米国との調整なしにマンビジュ市制圧作戦は実施しないだろう」と述べた。

ユルドゥルム首相「現段階では定かではないが、米国はおそらく、この作戦(ラッカ市解放作戦)をトルコではなく、YPG(西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊主導)とともに実施するのだろう…。米国はYPGに武器を供与している…。もしこの作戦がこうした方法で実施されるのなら、トルコと米国の関係に悪影響が生じるだろう。なぜなら、YPGはテロ組織だからだ」と述べつつも、マンビジュ市攻略については、シリア民主軍を主導するYPGを支援する米国に配慮する姿勢を示した。

『ハヤート』(3月8日付)、ARA News(3月7日付)などが伝えた。

AFP, March 7, 2017、AP, March 7, 2017、ARA News, March 7, 2017、Champress, March 7, 2017、al-Hayat, March 8, 2017、Iraqi News, March 7, 2017、Kull-na Shuraka’, March 7, 2017、al-Mada Press, March 7, 2017、Naharnet, March 7, 2017、NNA, March 7, 2017、Reuters, March 7, 2017、SANA, March 7, 2017、UPI, March 7, 2017などをもとに作成。

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