米海兵隊第11遠征部隊400人がシリア領内某所の前線に展開:ラッカ市解放作戦へのトルコの役割については依然として協議中(2017年3月9日)

有志連合報道官のジョン・ドリアン米空軍大佐は、ダーイシュ(イスラーム国)が首都と位置づけるラッカ市攻略に向け、米軍海兵隊所属の第11遠征部隊約400人を数日前にシリア国内某所にある前線拠点に派兵、「任務実施の用意ができている」と発表した。

同部隊はM777 155mm榴弾砲(ホイッツァー)を装備し、増援部隊は最終的には500人にまで増員されるという。

al-Hayat, March 10, 2017

ドリアン報道官は、米軍主導の有志連合の後援を受けラッカ市孤立化に向け、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が続行する「ユーフラテスの怒り」作戦に関して「非常に順調に進んでいる…孤立後に市内突入が決定される可能性もある」」としたうえで、「米海兵隊の派兵については、前線に投入されるのではなく、シリア国内の地元勢力(シリア民主軍を意図)とともに行動すると付言、「総勢400人からなる増援部隊の派兵は一時的なものとなるだろう」との見方を示した。

一方、ラッカ市攻略におけるトルコ軍の役割については「軍司令部レベル、そして外交レベルで依然として協議中だが…、我々は常にラッカ市解放におけるトルコの役割に開放的な姿勢を示している。

AFP, March 9, 2017、AP, March 9, 2017、ARA News, March 9, 2017、Champress, March 9, 2017、al-Hayat, March 10, 2017、Iraqi News, March 9, 2017、Kull-na Shuraka’, March 9, 2017、al-Mada Press, March 9, 2017、Naharnet, March 9, 2017、NNA, March 9, 2017、Reuters, March 9, 2017、SANA, March 9, 2017、UPI, March 9, 2017などをもとに作成。

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