ロジャヴァ・アフリーン地区にトルコ軍とYPGの衝突とYPG教練を任務とするロシア軍部隊が進駐(2017年3月20日)

アレッポ県では、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊のライドゥール・ハリール報道官が声明を出し、ロシア軍と人民防衛隊の合意に基づき、西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区のジャンディールス町近郊にロシア軍が進駐したと発表した。

進駐は人民防衛隊の教練を目的とするものだという。

シリア人権監視団によると、アフリーン市郊外のカフル・ジャンナ村に、シリア駐留ロシア軍の車輌、装甲車約100輌が進駐、ARA News(3月20日付)によると、ロシア軍は同地にシリア駐留ロシア軍当事者和解調整センター分所を設置したという。

シリア人権監視団によると、駐留部隊の任務は、①アフリーン市一帯地域での西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とトルコ軍の衝突回避と②人民防衛隊の教練の二つだという。

これに関して、ロシア国防省はシリア領内に新たな駐留基地を建設する計画はないと発表した。

一方、トルコのニマン・クルトゥルムシュ副首相(内閣報道官)は、シリア北部に「テロ地域」が設けられることを受け入れることはできないと述べた。

Kull-na Shuraka’, March 20, 2017

Kull-na Shuraka’, March 20, 2017

 

AFP, March 20, 2017、AP, March 20, 2017、ARA News, March 20, 2017、Champress, March 20, 2017、al-Hayat, March 21, 2017、Iraqi News, March 20, 2017、Kull-na Shuraka’, March 20, 2017、al-Mada Press, March 20, 2017、Naharnet, March 20, 2017、NNA, March 20, 2017、Reuters, March 20, 2017、SANA, March 20, 2017、UPI, March 20, 2017などをもとに作成。

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