シリア外務省はラッカ市郊外マンスーラ市の学校に対する米軍の爆撃を非難、米国防総省は爆撃を否定(2017年3月22日)

外務在外居住者省は、国連事務総長と安保理議長に書簡を送り、20日に米軍主導の有志連合がシリア領空を侵犯し、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のラッカ県マンスーラ市の学校(避難民を収容)に対して空爆を実施したことで、民間人多数が死傷したと報告、度重なる侵害行為に国連が沈黙を続けていることに遺憾の意を示した。

SANA(3月22日付)が伝えた。

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米国防総省は声明を出し、ラッカ市西部のマンスーラ市に対して有志連合が空爆を実施し、多数の民間人が死傷したとするシリア政府の主張を否定した。

『ハヤート』(3月23日付)によると、空爆は避難民を収容していた学校を標的とし、33人が死亡した

AFP, March 22, 2017、AP, March 22, 2017、ARA News, March 22, 2017、Champress, March 22, 2017、al-Hayat, March 23, 2017、Iraqi News, March 22, 2017、Kull-na Shuraka’, March 22, 2017、al-Mada Press, March 22, 2017、Naharnet, March 22, 2017、NNA, March 22, 2017、Reuters, March 22, 2017、SANA, March 22, 2017、UPI, March 22, 2017などをもとに作成。

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