シリア軍はダルアー市でアル=カーイダ系のシャーム解放機構などからなる「堅固な建造物(ブンヤーン・マルスース)」作戦司令室との戦いを続ける(2017年5月25日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダルアー市内各所でシャーム解放機構などからなる反体制武装集団に対して空爆を実施した。

一方、シャーム解放機構などからなる「堅固な建造物(ブンヤーン・マルスース)」作戦司令室の報道官を務めるアブー・シーマーを名乗る活動家は、クッルナー・シュラカー(5月25日付)に対して、同作戦司令室に所属する武装組織がシリア軍との戦闘の末、ダルアー市マンシヤ地区を制圧したと述べた。

Kull-na Shuraka’, May 25, 2017

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍はラターミナ町一帯を砲撃した。

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クッルナー・シュラカー(5月26日付)によると、シャーム解放機構のエリート部隊がアレッポ市ザフラー協会地区でシリア軍拠点複数カ所を襲撃し、兵士5人を殺害した。

AFP, May 25, 2017、AP, May 25, 2017、ARA News, May 25, 2017、Champress, May 25, 2017、al-Hayat, May 26, 2017、Kull-na Shuraka’, May 25, 2017、May 26, 2017、al-Mada Press, May 25, 2017、Naharnet, May 25, 2017、NNA, May 25, 2017、Reuters, May 25, 2017、SANA, May 25, 2017、UPI, May 25, 2017などをもとに作成。

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