シャーム解放機構はハマー県北東部のシリア政府支配地域に侵攻(2017年10月6日)

ハマー県では、クッルナー・シュラカー(10月6日付)によると、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が主導する反体制武装集団が、イドリブ県アブー・ダーリー村南部にあるシリア軍拠点複数カ所を襲撃、これを制圧した。

シャーム解放機構は、シリア政府支配下のアブー・ダーリー村を数時間にわたって包囲、同地一帯に展開していたシリア軍、国防隊を撤退させたという。

一方、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構とシリア軍はまた、トゥライスィーヤ村、ムシャイリファ村、タッラト・スード村、シュウサ村、カーヒラ村、クバイバート・アブー・フダー村一帯で激しく交戦した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(ロシア・シリア軍)が、ハーン・シャイフーン市、タッル・マラク村、ハムダーニーヤ村、ウンム・ハラーヒール村、ルマイディーン村、タッル・ヒンズィール村、ダジャージュ村、ターマ村、アブー・ウマル村などを空爆、シリア軍がタマーニア町を砲撃した。

AFP, October 6, 2017、ANHA, October 6, 2017、AP, October 6, 2017、ARA News, October 6, 2017、Champress, October 6, 2017、al-Hayat, October 7, 2017、Kull-na Shuraka’, October 6, 2017、al-Mada Press, October 6, 2017、Naharnet, October 6, 2017、NNA, October 6, 2017、Reuters, October 6, 2017、SANA, October 6, 2017、UPI, October 6, 2017などをもとに作成。

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