デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表はロシアのショイグ国防大臣、ラヴロフ外務大臣と会談、ジュネーブ会議の必要を強調(2017年12月21日)

22日にアスタナ入りを予定しているスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、ロシアの首都モスクワでセルゲイ・ショイグ国防大臣、セルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談した。

会談後、デミストゥラ氏は「ジュネーブ・プロセス以外にオルターナティブはない」と強調した。

これに対して、ラブロフ外務大臣は会談で、「政治プロセスを加速するために解決が必要な問題への議論に力点を置いた」としたうえで、「一部当事者が、このプロセスを妨害するため、さまざまな要因を濫用しようとしている」と非難した。

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しかし、ロシアのマリア・ザハロワ外務省報道官は、ジュネーブ会議を仲介しているスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表に関して、「和平への道のりを挫折させ、ソチでのシリア諸国民大会開催を困難にしようとする反体制派の挑発を正しく評価できずにいる」と非難した。

AFP, December 21, 2017、ANHA, December 21, 2017、AP, December 21, 2017、ARA News, December 21, 2017、Champress, December 21, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 21, 2017、al-Hayat, December 22, 2017、al-Mada Press, December 21, 2017、Naharnet, December 21, 2017、NNA, December 21, 2017、Reuters, December 21, 2017、SANA, December 21, 2017、UPI, December 21, 2017などをもとに作成。

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