西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は公式サイトを通じて声明を出し、ラッカ県で米軍の教練のもと、国境治安部隊の第1期教練プログラムが修了したと発表した。
第1期教練プログラムを修了したのは154人で、修了式にはラッカ県タッル・アブヤド市、スルーク町、アイン・イーサー市の自治を担う文民評議会の代表らも参列した。
教練は20日のコースで、その間、さまざまな兵器の使用方法に関する講義のほか、政治や思想などについての講義が行われたという。
第1期教練プログラム修了生は、シリア・イラク国境に配属される予定だという。
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一方、AFP(1月20日付)も、国境治安部隊の隊員を養成するための西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍隊員を対象とした第2期教練プログラムが修了した、と伝えた。
この教練で訓練を終えた戦闘員は500人にのぼるという。
AFP, January 20, 2018、ANHA, January 20, 2018、AP, January 20, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 20, 2018、al-Hayat, January 21, 2018、Reuters, January 20, 2018、SANA, January 20, 2018、UPI, January 20, 2018などをもとに作成。
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