アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月22日付)によると、「オリーブの枝」作戦を続行するトルコ軍地上部隊とその支援を受ける反体制武装集団(自由シリア軍)が、ブルブル町近郊で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦、シャイフ・ワッバスィー村、マルスー村、ハフタール村を制圧した。
戦闘に先立ち、キリス県の国境地帯に展開するトルコ軍がブルブル町一帯のシリア民主軍拠点に対して越境砲撃を行った。
一方、ANHA(1月22日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がブルブル町近郊のカルナ村に侵攻したトルコ軍および反体制武装集団と交戦し、これを撃退した。
また、『ハヤート』(1月23日付)によると、反体制武装集団が、アフリーン市東部に位置する拠点都市アアザーズ市とマーリア市間の地域に展開した。
同地に展開した戦闘員は、キリス県からシリア領内に入った戦闘員とみられるが、このほかにもイドリブ県から転戦した者もいるという。
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西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のカイーヌー・カブラーイル報道官はラッカ県アイン・イーサー市で声明を出し、アフリーン市一帯に対するトルコ軍の越境爆撃・砲撃によって、民間人18人が死亡、23人が負傷したと発表した。
また、国境地帯での戦闘で、シリア民主軍はトルコ軍兵士および反体制武装集団戦闘員合わせて40人を殲滅し、300人あまりを負傷させたと発表した。
これに対して、シリア民主軍側の死者は3人に留まっているという。
AFP, January 22, 2018、ANHA, January 22, 2018、AP, January 22, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 22, 2018、al-Hayat, January 23, 2018、Reuters, January 22, 2018、SANA, January 22, 2018、UPI, January 22, 2018などをもとに作成。
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