米主導の有志連合はシリアとイラクでの爆撃で「意図せず死亡したとされる民間人」は2017年12月末の段階で1,820人、うち死亡が確認されたのは831人と発表(2018年1月25日)

有志連合CJTF-OIR(「生来の決戦作戦」統合任務部隊)は、2017年12月にシリア、イラク両国領内での航空作戦に伴う民間人犠牲者発生にかかる21件の新たな報告を受け、すでに報告されている603件と併せて調査を行い、218件の調査を完了した。

調査を完了した案件のうち207件は事実と異なり、5件は調査済の案件であることが確認され、民間人の犠牲者が出たとされるのは6件のみで、これによる民間人の犠牲者は13人だった。

これにより、2014年8月から2017年12月までに有志連合が実施した空爆2万8,783回によって、意図せず犠牲となったことが確認される民間人の数は831人となった。

なお、有志連合の空爆で意図せず死亡したとされる民間人の数は1,820人となり、うち死亡が確認されたのは220人となった。
http://www.centcom.mil/MEDIA/PRESS-RELEASES/Press-Release-View/Article/1423119/combined-joint-task-force-operation-inherent-resolve-monthly-civilian-casualty/

CENTCOM, January 25, 2018をもとに作成。

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