ロシアのラヴロフ外務大臣「米主導の有志連合と戦うつもりはない」(2018年3月17日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、ラジオ・カザフスタン(3月17日付)のインタビューに応じ、アスタナ会議の結果として、シリア国内の暴力のレベルは低下したと述べた。

ラブロフ外務大臣はまた、「米主導の有志連合のシリア領内における進駐は国際法や国連憲章の観点からすると違法」と非難する一方、「この外国部隊との戦いは審議事項とはなっていない…。だから我々は不意の衝突を回避するために自らの行動を調整している」と強調した。

しかし、「米国はダイル・ザウル県がシリア政府の支配下に復帰することを妨害し、ラッカ県からの住民の脱出を阻止している…。米国が作った北シリア民主連邦は、住民がラッカ県にとどまることを望んでおり、かれらが安全な地域に避難するのを阻止している」と批判した。

AFP, March 17, 2018、ANHA, March 17, 2018、AP, March 17, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 17, 2018、al-Hayat, March 18, 2018、Reuters, March 17, 2018、SANA, March 17, 2018、UPI, March 17, 2018などをもとに作成。

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