トルコの実質占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市で反体制武装集団の退去を求めるデモ(2018年6月1日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(6月1日付)によると、トルコの実質占領下にあるジャラーブルス市で、住民や活動家数十人が金曜日の集団礼拝後にデモを行い、反体制武装集団どうしの戦闘に抗議、市内からの退去を求めた。

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一方、ANHA(6月1日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)は公式サイトを通じて、YPGと女性防衛隊(YPJ)が5月30日から31日にかけて、アレッポ県アフリーン郡にあるトルコ軍とその支援を受ける「傭兵」(反体制武装集団)の拠点複数カ所を攻撃、兵士・戦闘員複数人を殺傷したと発表した。

YPGによると、30日の攻撃は、シャッラー村近郊のクール・タクラーク村のトルコ軍拠点に対して行われ、トルコ軍兵士2人を殺害、31日の攻撃は、アフリーン市東部のミーリミーン村にある武装集団拠点に対して行われ、トルコ軍兵士と戦闘員多数を殺傷したという。

この戦闘で、YPG側も3人が死亡したという。

AFP, June 1, 2018、ANHA, June 1, 2018、AP, June 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 1, 2018、al-Hayat, June 2, 2018、Reuters, June 1, 2018、SANA, June 1, 2018、UPI, June 1, 2018などをもとに作成。

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