ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、モスクワでトルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣と会談し、ドナルド・トランプ米政権によるシリア駐留米軍の撤退決定への対応などを協議した。
会談後、ラブロフ外務大臣は、米軍撤退後のシリア情勢について集中的に協議したことを明らかにしたうえで、「ロシア、トルコ両軍の代表は新たな状況下で現場でどのように連携するかに関して理解に達した」と述べた。
これに対して、トチャヴシュオール外務大臣も、ロシアとともに、シリア領内でテロ組織を根絶するとの意思を示すとともに、「アスタナ会議の保障国として、我々はシリアの国土統一と国家としての存在を守り、これを無に帰そうとするあらゆる試みに対抗する」と述べた。
アナトリア通信(12月29日付)、スプートニク・ニュース(12月29日付)が伝えた。
AFP, December 29, 2018、Anadolu Ajansı, December 29, 2018、ANHA, December 29, 2018、AP, December 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 29, 2018、al-Hayat, December 29, 2018、Reuters, December 29, 2018、SANA, December 29, 2018、Sputnik News, December 29, 2018、UPI, December 29, 2018などをもとに作成。
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