YPGはロシアを仲介国として国境地帯のシリア政府への引き渡しをめぐる交渉を行い、自治承認を求める(2019年1月5日)

『シャルク・アウサト』(1月5日付)は、人民防衛隊(YPG)のスィーバーン・ハンムー総司令官がダマスカスとモスクワを秘密裏に訪問し、シリア北東部の国境地帯をシリア政府に引き渡すための交渉を行ったと伝えた。

同紙によると、国境地帯の引き渡しの見返りとして、ハンムー総司令官は、民主統一党(PYD)が主導するシリア北東部の自治(北・東シリア自治局)をロシアを保障国とするかたちで認めるよう求めたという。

AFP, January 5, 2019、ANHA, January 5, 2019、AP, January 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, January 5, 2019、al-Hayat, January 5, 2019、Reuters, January 5, 2019、SANA, January 5, 2019、al-Sharq al-Awsat, January 5, 2019、UPI, January 5, 2019などをもとに作成。

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