トランプ米大統領「我々は、NATOの部隊であれ何であれ、他国とともに小規模な部隊を残すことはできる」(2019年2月22日)

ドナルド・トランプ米大統領は、ホワイト・ハウスで記者団に対して、シリア領内に小規模の米軍部隊を残留させると述べ、昨年12月に発表したシリア駐留米軍の即時完全撤退決定を事実上撤回したことを明らかにした。

トランプ大統領は「方針は覆していない…。だが、我々は、NATOの部隊であれ何であれ、他国の部隊とともに小規模な部隊を残すことはできる…。多くの人がこのアイデアを気に言っている」と述べた。

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『ウォール・ストリート・ジャーナル』(2月24日付)が米政府高官の話として伝えたところによると、残留する米軍将兵約400人は、アレッポ県マンビジュ市、ユーフラテス川以東の国境地帯(安全地帯)、そしてヒムス県南東部タンフ国境通行所に配置されるという。

AFP, February 23, 2019、ANHA, February 23, 2019、AP, February 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 23, 2019、al-Hayat, February 23, 2019、Reuters, February 23, 2019、SANA, February 23, 2019、UPI, February 23, 2019、The Wall Street Journal, February 24, 2019などをもとに作成。

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