ロバック元駐バーレーン米国大使やヴォーテル米中央軍司令官は「ダーイシュ根絶のためさらなる行動を続ける」と表明(2019年3月23日)

北・東シリア自治区に駐在するウィリアム・ロバック元駐バーレーン米国大使は、ダイル・ザウル県ウマル油田でのシリア民主軍による勝利宣言の発表に続いて、声明を読み上げ、「私は米国を代表して声明を読み上げる。我々はシリア人民がダーイシュを殲滅し、その支配地域を解放したことを承知している。ダーイシュ支配地域の解放は、有志連合とその協力者の戦略に大いに寄与した」と述べた。

ロバック氏はまた「我々はダーイシュを敗北させたとはいえ、ダーイシュを根絶するためにさらなる行動を行う…。我々はダーイシュを根絶するための有志連合作戦を引き続き支持する。ドナルド・トランプ大統領が述べた通り、我々はシリアで必要なあらゆることを行う」と強調するとともに、「我々は国連安保理決議第2254号を支援し、シリアでの完全な政治解決をめざす」と付言した。

米軍中央司令部(CENTCOM)のジョゼフ・ヴォーテル司令官(大将)も声明を出し、シリア民主軍の勝利に祝意を示すとともに、「ダーイシュの残党を追跡、殲滅する努力を継続する」と表明した。

AFP, March 23, 2019、ANHA, March 23, 2019、AP, March 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 23, 2019、al-Hayat, March 24, 2019、Reuters, March 23, 2019、SANA, March 23, 2019、UPI, March 23, 2019などをもとに作成。

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