ロシアのプーチン大統領「我が軍がシリア軍とともにイスラエル軍兵士バウメル氏の遺体があった場所を発見した(2019年4月4日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領はイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とロシアの首都モスクワで会談で、1982年のスルターン・ヤアクーブの戦い(レバノン)で行方不明になっていたイスラエル軍兵士ザハリア・バウメル(Zacharia Bawmel)氏の遺体をイスラエル軍・諜報機関が特殊作戦でシリア領内から奪還したことに関して、ロシア・シリア両軍が遺体を発見し、ロシア軍がシリア軍と連携してイスラエル側に遺体を引き渡したことを明らかにした。

プーチン大統領は「我が軍がシリア軍とともに遺体があった場所を発見した…。我々は彼が祖国で軍事としての栄誉を認められることを光栄に思っている」と述べた。

一方、ネタニヤフ首相は、2年前からロシア側に遺体捜索を要請していたことを明らかにしたにしたうえで、プーチン大統領に謝意を示したうえで、葬儀が「非常に感動的」なものとなり、遺族も参列する予定であると報告した。

RT(4月4日付)などが伝えた。

AFP, April 4, 2019、ANHA, April 4, 2019、AP, April 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2019、al-Hayat, April 5, 2019、Reuters, April 4, 2019、RT, April 4, 2019、SANA, April 4, 2019、UPI, April 4, 2019などをもとに作成。

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