反体制派系のシリア・テレビは米国および西欧諸国21カ国が、トルコ軍による「平和の泉」作戦に参加したシリア国民連合、国民軍への支援停止を決定したと伝える(2019年11月22日)

反体制派系チャンネルのシリア・テレビ(11月22日付)は、米国および西欧諸国21カ国が、シリアの反体制派への支援を停止することを決定したと伝えた。

支援停止は、トルコが10月に行ったシリア北東部に対する侵攻作戦(「平和の泉」作戦)に国民軍が参加したのを受けたもの。

国民軍は、シリア革命反体制勢力国民連立(シリア国民連合)の傘下にある暫定内閣国防省が所轄する武装集団の連合体。

欧米諸国は国民軍が「違法」な軍事作戦に参加し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘で多くの侵害行為を行ったと非難している。

なお、シリア革命反体制勢力国民連立は制憲委員会(憲法委員会)の反体制派代表団にも参加している。

AFP, November 22, 2019、ANHA, November 22, 2019、AP, November 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 22, 2019、Reuters, November 22, 2019、SANA, November 22, 2019、SOHR, November 22, 2019、Syria TV, November 22, 2019、UPI, November 22, 2019などをもとに作成。

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