米主導の有志連合はダイル・ザウル県ユーフラテス川に停泊中のシリア軍の石油輸送用ボートを爆撃で破壊(2019年11月22日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月22日付)によると、米主導の有志連合の戦闘機複数機がズィーバーン町のユーフラテス川岸に設置されている水上通行所内に停泊していた輸送用ボート4隻を破壊した。

破壊されたボートは、シリア軍第4師団に所属していると思われ、北・東シリア自治局の支配下にあるユーフラテス川東岸で採掘された原油をシリア政府支配下のユーフラテス川西岸に輸送するために使用されていたという。

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一方、ユーフラテス・ポスト(11月22日付)によると、米主導の有志連合がズィーバーン町で空挺作戦を実施し、住民数十人を拘束した。

同サイトによると、拘束されたのはダーイシュ(イスラーム国)に所属していたとの容疑をかけられているという。

AFP, November 22, 2019、ANHA, November 22, 2019、AP, November 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, November 22, 2019、Euphrates Post, November 22, 2019、Reuters, November 22, 2019、SANA, November 22, 2019、SOHR, November 22, 2019、UPI, November 22, 2019などをもとに作成。

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