シリアのアル=カーイダと全面協力を続けるイッザ軍を離反した複数の武装集団が声明を出し、第5師団を名乗る新たな武装集団を結成し、トルコの支援を受ける国民軍およびその傘下の国民解放戦線を主導するシリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団の傘下に入ると宣言した。
声明によると、第5師団の結成に参加したのは、中央軍旅団、ハムザ旅団、イッザ自由人旅団、第1歩兵旅団、アターリブ殉教者旅団、ハザーヌー殉教者旅団、ムーリクの鷹旅団、特殊任務大隊、M.D.連隊、機甲連隊。
「革命のサヨナキドリ」として知られ、ドキュメンタリー映画『それでも僕は帰る:シリア、若者たちが求め続けたふるさと』(タラール・ディルキー監督、2013年)にも出演したアブドゥルバースィト・サールート氏が率いていたヒムス・アディーヤ旅団はイッザ軍に残留している。
AFP, December 13, 2019、ANHA, December 13, 2019、AP, December 13, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 13, 2019、Reuters, December 13, 2019、SANA, December 13, 2019、SOHR, December 13, 2019、UPI, December 13, 2019などをもとに作成。
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