ロシア軍はイドリブ県マアッラト・ヌウマーン市近郊を爆撃し、シャーム解放機構(国民解放戦線)幹部ら3人を殺害(2019年12月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がマアッラト・ヌウマーン市近郊でシャーム自由人イスラーム運動(国民軍国民解放戦線所属)のジャービル・アリー・バーシャー総司令官の車列を爆撃した。

車列は前線視察中に狙われ、幹部の1人で指導局メンバーの’A.K.なるイスラーム法学者を含むメンバー4人が死亡、10人以上が負傷した。

また、シャーム解放機構、国民解放戦線(シリア国民軍)、イッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室が撤退したカフル・バースィーン村、バーブーリーン村、スィフヤーン村、マアッルハッタート村などM5高速道路の沿線一帯、同高速道路のバービーラー村・ハーン・スブル村間の区間、タッル・マンス村に対してシリア・ロシア軍が爆撃をした。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が撃った砲弾3発がカルダーハ市郊外に着弾した。

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月26日付)によると、ナワー市とタスィール町を結ぶ街道の脇に仕掛けられた爆弾が、シリア軍の車輌が通過した瞬間に爆発し、兵士複数が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を49件(イドリブ県14件、ラタキア県14件、アレッポ県10件、ハマー県11件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を25件(イドリブ県11件、ラタキア県6件、アレッポ県4件、ハマー県11件)確認した。

AFP, December 25, 2019、ANHA, December 25, 2019、AP, December 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, December 25, 2019、December 26, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 25, 2019、Reuters, December 25, 2019、SANA, December 25, 2019、SOHR, December 25, 2019、UPI, December 25, 2019などをもとに作成。

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