トルコ軍所属と思われるドローンがハサカ県北部のロシア軍拠点を爆撃、ロシア軍兵士負傷(2020年7月16日)

ハサカ県では、ANHA(7月16日付)によると、トルコ軍と思われる所属不明の無人航空機(ドローン)が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるダルバースィーヤ市とハサカ市を結ぶ街道を午前と夕方の2回にわたって爆撃した。

爆撃を受けたのはダルバースィーヤ市から南1キロほど離れた街道一帯。

シリア人権監視団によると、1度目の爆撃では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とロシア軍の合同調整センターから100メートルほど離れたガレージが狙われ、1人が負傷した。

狙われたガレージは、シリア民主軍がかつて拠点として利用していたという。

またANHAによると、2度目の爆撃では、街道に設置されているロシア軍の拠点が狙われ、ロシア軍兵士2人と同行していたシリア軍兵士1人が負傷した。


これに関して、北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は声明を出し、爆撃を行ったのがトルコ軍のドローンだと断定したうえで、ロシア軍兵士1人と民間人3人が負傷したと発表した。

AFP, July 16, 2020、ANHA, July 16, 2020、AP, July 16, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 16, 2020、Reuters, July 16, 2020、SANA, July 16, 2020、SOHR, July 16, 2020、UPI, July 16, 2020などをもとに作成。

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