トルコ軍と国民解放戦線がイドリブ県の政府支配地域を砲撃(2020年7月21日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから138日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とその支援を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)が、シリア政府支配下のサラーキブ市を砲撃した。

トルコ軍と国民解放戦線はまた、シリア政府支配下のカフルナブル市、マアッラト・ヌウマーン市を砲撃した。

また、シャーム解放機構もカフルナブル市の森林地帯に潜入し、シリア軍拠点を襲撃、兵士多数を殺傷した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室支配下のザーウィヤ山地方のダイル・サンバル村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、県北部のタルマーニーン村では、トルコ軍の拠点の護衛にあたっている国民解放戦線が、正体不明の武装集団の攻撃を受けて、戦闘員1人が死亡、2人が負傷した。

このほか、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約20輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるカッバーナ村一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区の住居で爆発が発生し、軍事情報局の隊員2人が死亡した。

AFP, July 21, 2020、ANHA, July 21, 2020、AP, July 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2020、Reuters, July 21, 2020、SANA, July 21, 2020、SOHR, July 21, 2020、UPI, July 21, 2020などをもとに作成。

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