ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、11月24日に難民322人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは難民304人(うち女性92人、子供155人)、ヨルダンから帰国したのは18人(うち女性5人、子供9人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は725,791人となった。
内訳は、レバノンからの帰還者329,143人(うち女性98,916人、子ども167,578人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者396,648人(うち女性119,042人、子ども202,289人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
43カ国で難民登録したシリア人の数は6,815,643人。
なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は955,071人(うち女性286,616人、子供486,789人)となった。
**
一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。
2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,527人(うち女性41,352人、子供34,007人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,123人(うち女性423,911人、子供677,773人)。
Ministry of Defence of the Russian Federation, November 25, 2021をもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.