シャーム解放機構が自治を委託する救国内閣(カッダ首班)の閣僚8人が留任(2023年1月20日)

イドリブ県では、イナブ・バラディー(1月20日付)、ドゥラル・シャーミーヤ(1月21日付)などによると、シャーム解放機構が「解放区」の自治を委託する救国内閣の人事にかかる立法機関のシューラー総評議会の会合が開催され、2回目の会合となる19日、アリー・カッダ新内閣の閣僚が投票で確定した。

シューラー総評議会で承認された閣僚は以下の通り

  • サイード・アーディル・マンドゥー:高等教育大臣(留任)
  • ムハンマド・ターハー・アフマド:農業灌漑大臣(留任)
  • ムハンマド・ヤアクーブ・ウマル:情報大臣(留任)
  • ムハンマド・アブドゥッラフマーン:内務大臣(留任)
  • シャーディー・ムハンマド・ワイスィー:法務大臣(アナス・マンスール・スライマーンの後任)
  • フサイン・アブドゥルマリク:保健大臣(留任)
  • ムハンマド・ムスリム:地方行政福祉大臣(カティーバ・アブドゥルハミード・ハラフの後任)
  • バースィル・アブドゥルアズィーズ:経済資源大臣(留任)
  • フサーム・ハーッジ・フサイン:宗教関係大臣(留任)
  • ムハンマド・バシール:開発人道問題大臣(留任)

なお、カッダ氏は2022年12月24日のシューラー総評議会で首班に再任されていた。


AFP, January 21, 2023、ANHA, January 21, 2023、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2023、‘Inab Baladi, January 20, 2023、Reuters, January 21, 2023、SANA, January 21, 2023、SOHR, January 21, 2023などをもとに作成。

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