米軍はハサカ県で活動する「シリア・アラブ同盟」に弾薬50トンをパラシュートで投下(2015年10月11日)

米国が主導する米中央軍(CENTCOM)のパトリック・レイダー報道官(大佐)は、米軍が11日、シリア北部でダーイシュ(イスラーム国)と戦う反体制派に弾薬をパラシュートで投下したと発表した。

バグダード駐在のスティーブ・ウォーレン報道官によると、投下された弾薬は「シリア・アラブ同盟」(SAC)に対して供与されたという。

SACは、アラブ人の複数の武装集団から攻勢される連合組織で、兵力は4,000~5,000人おり、米軍は弾薬供与にあたって、その指導者を慎重に吟味したのだという。

また有志連合は、このSACが現地で特定したダーイシュの標的に対して空爆するようになっているという。

また米匿名高官はAFP(10月12日付)に対して、投下されたのが弾薬、手榴弾など50トンに及ぶことを明らかにした。

米軍による弾薬投下は、米国防総省が、トルコ領内での「穏健な反体制派」への教練プログラムを廃止し、シリア国内の反体制派への武器供与を決定したことを受けた動き。

AFP, October 12, 2015、AP, October 12, 2015、ARA News, October 12, 2015、Champress, October 12, 2015、al-Hayat, October 13, 2015、Iraqi News, October 12, 2015、Kull-na Shuraka’, October 12, 2015、al-Mada Press, October 12, 2015、Naharnet, October 12, 2015、NNA, October 12, 2015、Reuters, October 12, 2015、SANA, October 12, 2015、UPI, October 12, 2015などをもとに作成。

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YPGが、米軍から弾薬をパラシュート投下で供与されたSACとともに、ダーイシュ(イスラーム国)の中心拠点ラッカ市攻略に向け「シリア民主軍」を結成、近く有志連合と連携して作戦を開始(2015年10月11日)

西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の主導のもと、ダーイシュ(イスラーム国)の中心拠点ラッカ市を攻略するための新たな武装連合組織「シリア民主軍」(通称「ジャサド」(JSD)の結成が発表された。

「ジャサド」は「シリア民主軍」(al-Jaysh al-Suri al-Dimuqrati)の頭字語(JSD)。

Kull-na Shuraka', October 13, 2015
Kull-na Shuraka’, October 13, 2015

西クルディスタン移行期民政局を主導するクルド民族主義政党、民主連合のサーリフ・ムスリム共同党首は「シリア民主軍」に関して『ハヤート』(10月13日付)の取材に対して「過激主義と距離を置き、民主的世俗的シリアを信じるすべての武装勢力の参加を通じて、組織をさらなる拡大するための一歩」と位置づけた。

また、人民防衛隊のスィーバーン・ハンムー司令官は『ハヤート』に対し、有志連合と連絡の連絡を通じ、ラッカ県奪還に向けた大規模作戦の0時0分の調整を行っているとしたうえで、作戦開始が数週間中に行われることを明らかにした。

『ハヤート』によると「シリア民主軍」は約5万人の兵力を擁し、以下の武装組織が参加しているという:

西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)および女性防衛部隊(YPJ):兵力は2万5,000人
シリア・アラブ同盟(SAC):ハサカ県のアラブ人戦闘員からなり、兵力は1,200人。有志連合から11日にパラシュートでの投下により弾薬を供与された組織。
革命家軍:アレッポ県郊外およびラッカ県のトルコ国境地帯の戦闘員からなり、兵力は2,500~3,000人)
ユーフラテスの火山作戦司令室:兵力は4,000~5,000人
サナーディード軍:ハサカ県のアラブ系部族の民兵で、兵力は700人
ジャズィーラ旅団連合:ハサカ県のアラブ系部族の民兵で、兵力は700人
シリア正教軍事評議会:ハサカ県のシリア正教徒の民兵で、兵力は1,500人

AFP, October 12, 2015、AP, October 12, 2015、ARA News, October 12, 2015、Champress, October 12, 2015、al-Hayat, October 13, 2015、Iraqi News, October 12, 2015、Kull-na Shuraka’, October 12, 2015、al-Mada Press, October 12, 2015、Naharnet, October 12, 2015、NNA, October 12, 2015、Reuters, October 12, 2015、SANA, October 12, 2015、UPI, October 12, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)によって拉致されていたデイル・マール・エルヤーン修道院長のムラード神父が無事解放(2015年10月11日)

AFP(10月11日付)は、ヒムス県のキリスト教会筋の話として、5月にヒムス県カルヤタイン市でダーイシュ(イスラーム国)によって拉致されたシリア・カトリックのデイル・マール・エルヤーン修道院長のジャーク・ムラード神父が解放された、と伝えた。

同消息筋によると、ムラード神父は現在、ヒムス市近郊のザイダル村で保護されているという。

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同じく、ヒムス県では、SANA(10月11日付)によると、シリア軍がカルヤタイン市、ジバーブ・ハマド村、タルハ村、ラッフーム村、フワーリーン村・ハドス村間、タドムル市、ワーディー・ザカーラ一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(10月11日付)によると、シリア軍がカスィール・ワルド村、バクジーヤ村、ナースィリーヤ村南部、ジュッブ・サファー村、シャイフ・マフマド村、ナアーム丘一帯、タッル・イスタブル村、サーリヒーヤ村、フワイジーナ村、ジャッブール村、サブイーン丘、航空士官学校一帯、スバイハ村、サフィーラ市一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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米中央軍(CENTCOM)は、10月11日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して20回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は2回におよび、ハサカ市近郊(1回)、ワフシーヤ村(アレッポ県、CETNCOM声明によると「ワシーヤ村」)近郊(1回)のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, October 11, 2015、AP, October 11, 2015、ARA News, October 11, 2015、Champress, October 11, 2015、al-Hayat, October 12, 2015、Iraqi News, October 11, 2015、Kull-na Shuraka’, October 11, 2015、al-Mada Press, October 11, 2015、Naharnet, October 11, 2015、NNA, October 11, 2015、Reuters, October 11, 2015、SANA, October 11, 2015、UPI, October 11, 2015などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県北部のスカイク村、ラタキア県北部のカフルダブラ村を制圧(2015年10月11日)

ハマー県では、SANA(10月11日付)によると、ロシア軍の空爆と並行して、シリア軍がスカイク村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、戦闘員を殲滅、車輌20台以上を破壊し、同地を制圧した。

シリア軍はまた、タッル・ワースィト村、ズィヤーラ町、マンスーラ村の反体制武装集団の拠点複数カ所を集中的に攻撃、さらにガーブ平原の穀物庫一帯でも反体制武装集団と交戦した。

さらにシリア軍は、ラトミーン村、ラハーヤー村、ラターミナ町、カフルヌブーダ町一帯で反体制武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、シリア人権監視団は、10日のシリア軍によるバフサ村制圧に関して、「アラブ・アジア系国籍の親政権民兵の支援を受けたヒズブッラーとシリア軍がバフサ村を制圧した」と発表した。

また、シリア人権監視団によると、ロシア軍の空爆と並行して、シリア軍がカフルヌブーダ町、アクラブ町を砲撃し、女性2人が負傷した。

他方、AFP(10月11日付)は、シリア軍消息筋の情報として、シリア軍がガーブ平原一帯に加えて、ムーリク市、マアーン村など北部一帯でも戦線を拡大したと伝えた。

シャームの民のヌスラ戦線に近いサウジアラビア人説教師のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏(ジハード布教者センター代表)は、ロシア軍による空爆とハマー県北部でのシリア軍による大規模作戦開始を受け、すべての武装集団および武器を携帯できるすべての住民に対して動員令をかける一方、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、両組織が参加するファトフ軍の増援部隊がシリア軍を迎撃するため、イドリブ市および同市一帯からハマー県北部に派遣されたことを明らかにした。

ARA News(10月11日付)が伝えた。

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イドリブ県では、SANA(10月11日付)によると、シリア軍はタマーニア町、ハーン・シャイフーン市、フバイト村で反体制武装集団の拠点を空爆した。

一方、ナハールネット(10月12日付)によると、イドリブ県におけるヒズブッラー戦闘員の作戦を司令官として指揮していたハサン・フサイン・ハーッジ氏がイドリブ県での戦闘で10日死亡し、11日レバノン領内の生地で埋葬された。

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ヒムス県では、SANA(10月11日付)によると、シリア軍がアブー・サナースィル丘、ラスタン市一帯、タルビーサ市、カフルナーハー村で、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(10月11日付)によると、シリア軍がカトフ・ガドル村、マルーハ村、グナイマ村、ルワイサト・ハンダク・ハームー村、ラビーア町一帯、ルワイサト・タウィーラ村、ルワイサト・カスィース村、ハドラー村でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点を空爆・攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、AFP(10月11日付)は、シリア軍消息筋の情報として、ロシア軍、シリア軍による空爆などが続けられてきたカフルダブラ村をシリア軍が制圧したと伝えた。

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アレッポ県では、SANA(10月11日付)によると、シリア軍がアレッポ市ラーシディーン地区、ライラムーン地区、科学研究センター一帯で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(10月11日付)によると、シリア軍がシャイフ・フサイン丘、ハリーフ丘一帯、ダルアー市アバーズィード地区、Syriatelビル南部で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ロシア軍が前日に引き続きシリア各地で大規模爆撃(2015年10月11日)

ロシア外務省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、ロシア軍のSu-34、Su-24M、Su-25戦闘機が過去24時間で、ハマー県、ラタキア県、イドリブ県、ラッカ県で64回の空爆を実施し、防衛拠点および司令拠点53カ所、教練キャンプ4カ所、武器弾薬庫7カ所を破壊した。

イドリブ県では、コナシェンコフ報道官によると、ロシア軍はサラーキブ市近郊で迫撃砲発射基地などを破壊した。

ラタキア県では、ロシア軍は、サルマー町で司令部を、またカフルダルバ村で調整本部をバンカー・バスターBETAB-500で破壊した。

ハマー県では、ロシア軍は、アトシャーン村で武器弾薬庫複数カ所を破壊した。

シリア人権監視団によると、ロシア軍の空爆は、カフルヌブーダ町、同町近郊のジャイサート村、カフルズィーター市に及んだという。

イドリブ県では、ロシア軍は、ヒルバト・アルース村で教練キャンプを破壊した。

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ロシアのプーチン大統領「爆撃は合法的な政府の安定を維持し、政治的正常化に向けた状況を拡充するため」(2015年10月11日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領はRT(10月11日付)のインタビューに応じ、ロシア軍地上部隊のシリアへの派遣の可能性に関して「我々はそれを行うつもりはない。シリアの友人らはそのことを知っている」と述べるとともに、ロシア軍の空爆が「合法的な政府の安定を維持し、政治的正常化に向けた状況を拡充すること」が目的だと述べた。

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プーチン大統領はまた、モスクワを訪問中のサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子と会談し、シリア情勢への対応などについて協議した。

ロシアの複数の消息筋が『ハヤート』(10月12日付)に明らかにしたところによると、会談でムハンマド皇太子は、「アサド大統領の退陣と穏健な反体制派支援」に固執したという。

一方、ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子とともに、ロシアを訪問したサウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務大臣は、セルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談した。

会談後ジュバイル外務大臣は、「サウジアラビアは、ロシア軍がシリア国内で行っている航空軍事作戦に大きな懸念を表明した…。ロシア側は、この介入がテロリストであるダーイシュ(イスラーム国)との戦いを目的としているとの説明をした…。サウジアラビアは引き続きシリアの統合を維持すべくロシアとともに行動する」と述べた。

これに対して、ラブロフ外務大臣は、ジュバイル外務大臣との共同記者会見で「モスクワとリヤドは、軍事的協力を含む両国協力のための基盤があることを表明した…。プーチン大統領は、ムハンマド・ビン・サルマーン皇太子に、シリア情勢をめぐるリヤドの懸念への理解を表明した」と述べた。

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プーチン大統領はさらに、モスクワを訪問中のUAEのムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン皇太子と会談し、シリア情勢などへの対応について協議した。

ロシアのセルゲイ・イワノフ大統領府長官は会談後、シリア国内へのロシア軍地上部隊派遣の可能性に関して「そもそも議題にあがっていない」と述べた。

またイワノフ報道官は、ロシア軍の空爆に関して「シリア軍が攻撃作戦において必要とするだけの長期にわたり、ロシア軍の空爆作戦は継続されるだろう」と付言した。

AFP, October 11, 2015、AP, October 11, 2015、ARA News, October 11, 2015、Champress, October 11, 2015、al-Hayat, October 12, 2015、Iraqi News, October 11, 2015、Kull-na Shuraka’, October 11, 2015、al-Mada Press, October 11, 2015、Naharnet, October 11, 2015、NNA, October 11, 2015、Reuters, October 11, 2015、RT, October 11, 2015、SANA, October 11, 2015、UPI, October 11, 2015などをもとに作成。

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ロシア軍が再びシリア・トルコ国境地帯でトルコ軍戦闘機を標的としてレーダー捕捉(2015年10月11日)

トルコ軍参謀本部は声明を出し、シリア国境で偵察飛行を行っていたトルコ空軍のF-16戦闘機12機のうちの3機が、シリア領内に配備されているミサイル防衛システムによって2分間にわたり標的としてレーダーで捕捉され、またSu-22およびSu-24戦闘機2機によっても35秒にわたり標的としてレーダーで捕捉されたと発表した。

AFP, October 11, 2015、AP, October 11, 2015、ARA News, October 11, 2015、Champress, October 11, 2015、al-Hayat, October 12, 2015、Iraqi News, October 11, 2015、Kull-na Shuraka’, October 11, 2015、al-Mada Press, October 11, 2015、Naharnet, October 11, 2015、NNA, October 11, 2015、Reuters, October 11, 2015、SANA, October 11, 2015、UPI, October 11, 2015などをもとに作成。

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レバノン軍がベカーア県でヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点を砲撃(2015年10月11日)

NNA(10月11日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外のシリア国境地帯(ワーディー・ハイル)で、レバノン軍がジハード主義武装集団の拠点を砲撃し、戦闘員複数人を殺傷した。

レバノン軍が攻撃した地点は、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線とダーイシュ(イスラーム国)が拠点として使用している地域だという。

AFP, October 11, 2015、AP, October 11, 2015、ARA News, October 11, 2015、Champress, October 11, 2015、al-Hayat, October 12, 2015、Iraqi News, October 11, 2015、Kull-na Shuraka’, October 11, 2015、al-Mada Press, October 11, 2015、Naharnet, October 11, 2015、NNA, October 11, 2015、Reuters, October 11, 2015、SANA, October 11, 2015、UPI, October 11, 2015などをもとに作成。

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駐留ロシア軍本部が国防隊解体計画を発表:シリア軍の大規模テロ掃討作戦を主導する第4突撃軍団とは?(2015年10月11日)

『ハヤート』(10月11日付、イブラーヒーム・ハミーディー記者)は、8日にアリー・アブドゥッラー参謀長が大規模テロ掃討作戦の開始を宣言した声明において、主戦力として発表された「第4突撃軍団」と関連して、ラタキア県のロシア軍基地司令部から国防隊解体計画が発表された、と伝えた。

ハミーディー記者によると、アイユーブ参謀長が言及した「第4突撃軍団」が、解体が計画されている国防隊の後身組織になり、兵力は約5万、さまざまな宗派の宗徒、そして兵役忌避者からなると考えられるが、国内各地での国防隊の影響力を踏まえると、「第4突撃軍団」への再編は困難を極めるだろうとしている。

一方、別の軍事専門家は、「第4突撃軍団」が3個師団からなり、兵力は1万から1万5,000人だと推計しているという。

アリー・アブドゥッラー参謀長は8日、ダマスカスで異例の記者会見を開き、「ダーイシュおよびそのほかのテロ集団の戦闘能力を減じたロシア軍の空爆を受け、シリア軍武装部隊は軍事的な主導権を維持し、第4突撃軍団を中心とする、武器・装備を増強した兵員部隊を結成した…。本日、シリア軍武装部隊は、テロ集団殲滅、テロおよびその災いと犯罪によって蹂躙された地域や町々の解放を目的とする大規模な攻撃を開始した」と発表していた。

なお、シリア軍には3個軍団しか存在せず、「第4突撃軍団」という組織の存在はこれまで確認されていない。

AFP, October 10, 2015、AP, October 10, 2015、ARA News, October 10, 2015、Champress, October 10, 2015、al-Hayat, October 10, 2015、Iraqi News, October 10, 2015、Kull-na Shuraka’, October 10, 2015、al-Mada Press, October 10, 2015、Naharnet, October 10, 2015、NNA, October 10, 2015、Reuters, October 10, 2015、SANA, October 10, 2015、UPI, October 10, 2015などをもとに作成。

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