シャーム・ファトフ戦線、ハワール・キリス作戦司令室の拠点都市アアザーズ市(アレッポ県)で何者かが自爆テロ(2017年1月5日)

アレッポ県では、ARA News(1月5日付)によると、県北部の反体制武装集団(シャーム・ファトフ戦線、ハワール・キリス作戦司令室)の拠点都市アアザーズ市の工業地区で男性が着用していた自爆ベルトを爆破させ、反体制武装集団戦闘員複数が死亡した。


AFP, January 5, 2017、AP, January 5, 2017、ARA News, January 5, 2017、Champress, January 5, 2017、al-Hayat, January 6, 2017、Iraqi News, January 5, 2017、Kull-na Shuraka’, January 5, 2017、al-Mada Press, January 5, 2017、Naharnet, January 5, 2017、NNA, January 5, 2017、Reuters, January 5, 2017、SANA, January 5, 2017、UPI, January 5, 2017などをもとに作成。

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シリア国民連合はシリア国内からのすべての外国人民兵の即時撤退を定めた決議採択を国連安保理に求める(2017年1月5日)

トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、シリア国内からのすべての外国人民兵の即時撤退を定めた決議採択を国連安保理に求めるとともに、リヤド最高交渉委員会に関して、シリア政府と交渉プロセスを行う唯一の反体制派の代表団だと主張した。

AFP, January 5, 2017、AP, January 5, 2017、ARA News, January 5, 2017、Champress, January 5, 2017、al-Hayat, January 6, 2017、Iraqi News, January 5, 2017、Kull-na Shuraka’, January 5, 2017、al-Mada Press, January 5, 2017、Naharnet, January 5, 2017、NNA, January 5, 2017、Reuters, January 5, 2017、SANA, January 5, 2017、UPI, January 5, 2017などをもとに作成。

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シリア人権監視団のアブドゥッラフマーン代表「散発的な戦闘、ないしは砲撃・爆撃が続いている戦線のほとんどにおいて、シャーム・ファトフ戦線メンバーがいる」(2017年1月5日)

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表はAFP(1月5日付)に対して、12月30日午前0時に発効したロシア・トルコ仲介による停戦に関して、「依然として持ち堪えてはいるが、複数の戦線での度重なる違反によって正念場にある」と述べる一方、「散発的な戦闘、ないしは砲撃・空爆が続いている戦線のほとんどにおいて、シャーム・ファトフ戦線のメンバーが(戦闘に)参加している」と付言した。image

AFP, January 5, 2017、AP, January 5, 2017、ARA News, January 5, 2017、Champress, January 5, 2017、al-Hayat, January 6, 2017、Iraqi News, January 5, 2017、Kull-na Shuraka’, January 5, 2017、al-Mada Press, January 5, 2017、Naharnet, January 5, 2017、NNA, January 5, 2017、Reuters, January 5, 2017、SANA, January 5, 2017、UPI, January 5, 2017などをもとに作成。

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アサド大統領はイラクのファイヤード国家安全保障担当顧問と会談(2017年1月5日)

アサド大統領は、イラクのハイダル・アバーディー内閣の国家安全保障担当顧問を務めるファーリフ・ファイヤード氏と首都ダマスカスで会談た。

ファイヤード氏は会談で、「テロとの戦い」においてシリアとイラクが協力調整を行うことが重要だとするアバーディー首相のメッセージを口頭で伝えた。

会談では、シリア(とりわけアレッポ)やイラクにおける「テロとの戦い」の成果などについて意見が交わされた。

SANA(1月5日付)が伝えた。

SANA, January 5, 2017
SANA, January 5, 2017

AFP, January 5, 2017、AP, January 5, 2017、ARA News, January 5, 2017、Champress, January 5, 2017、al-Hayat, January 6, 2017、Iraqi News, January 5, 2017、Kull-na Shuraka’, January 5, 2017、al-Mada Press, January 5, 2017、Naharnet, January 5, 2017、NNA, January 5, 2017、Reuters, January 5, 2017、SANA, January 5, 2017、UPI, January 5, 2017などをもとに作成。

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戦闘での負傷が理由で死亡した負傷兵を戦没者とみなし補償することを定めた2017年法律第1号施行(2017年1月5日)

アサド大統領は2017年法律第1号(2016年12月27日に人民議会において法案可決)を施行、戦闘での負傷が理由で死亡した負傷兵を戦没者とみなし、補償することを定めた。

アサド大統領はまた、これと併せて2017年法律第3号(2016年12月27日に人民議会において法案可決)を施行、戦傷者に対する補償に関する兵役法(2007年立法例第48号および第49号)を修正した。

SANA(1月5日付)が伝えた。


AFP, January 5, 2017、AP, January 5, 2017、ARA News, January 5, 2017、Champress, January 5, 2017、al-Hayat, January 6, 2017、Iraqi News, January 5, 2017、Kull-na Shuraka’, January 5, 2017、al-Mada Press, January 5, 2017、Naharnet, January 5, 2017、NNA, January 5, 2017、Reuters, January 5, 2017、SANA, January 5, 2017、UPI, January 5, 2017などをもとに作成。

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ヒズブッラーはダマスカス郊外県バラダー渓谷へのロシア軍停戦監視団の派遣を拒否(2017年1月5日)

クッルナー・シュラカー(1月5日付)は、ダマスカス郊外県バラダー渓谷でシリア軍とともに、シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団と戦闘を続けるヒズブッラーが、ロシア軍の使節団の同地訪問を拒否していると伝えた。

ロシア軍の使節団は、トルコとの仲介により12月30日午前0時に発効し、31日に国連安保理決議第2336号で国際承認された停戦合意に基づく停戦監視チームで、士官3人からなり、シリア軍第13師団司令官、同地の名士らとともに現地入りしようとしたが、ヒズブッラーは、ダイル・カーヌーン村の検問所で使節団を制止し、進入を拒否したという。

なお、クッルナー・シュラカーによると、ヒズブッラーがロシア軍士官の同地訪問を拒否するのはこれが2回目だという。

Kull-na Shuraka', January 5, 2017
Kull-na Shuraka’, January 5, 2017

AFP, January 5, 2017、AP, January 5, 2017、ARA News, January 5, 2017、Champress, January 5, 2017、al-Hayat, January 6, 2017、Iraqi News, January 5, 2017、Kull-na Shuraka’, January 5, 2017、al-Mada Press, January 5, 2017、Naharnet, January 5, 2017、NNA, January 5, 2017、Reuters, January 5, 2017、SANA, January 5, 2017、UPI, January 5, 2017などをもとに作成。

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国連人道問題緊急援助調整官はダマスカス郊外県バラダー渓谷の水源封鎖を戦争犯罪と非難(2017年1月5日)

国連のヤン・エグランド人道問題緊急援助調整官は、ダマスカス郊外県アイン・フィージャ町一帯のバラダー渓谷でのシリア軍、ヒズブッラーなどの親政権武装勢力とシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団の戦闘により、アイン・フィージャの水源から首都ダマスカス(人口約550万人)への水道供給が遮断されていることに関して「戦争犯罪」に相当すると警鐘を鳴らした。

エグランド人道問題緊急援助調整官は記者会見で「ダマスカスだけで550万人が水道水を奪われるか、微量の水道水しか入手できなくなっている…。バラダー渓谷の水源が戦闘、破壊行為によって利用できなくなっているからだ」と述べた。

また「我々は現地に赴き、何が起きているかを調査したい。しかし、それ以前に水道を復旧したい…。水利施設の破壊剥奪行為は戦争犯罪だ。なぜなら、民間人はそれを飲料水として利用し、水道が復旧せずに病弊に来るのは彼らだからだ」と強調した。

ARA News(1月5日付)が伝えた。

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シリア外務在外居住者省は反体制派によるダマスカス郊外県バラダー渓谷の水源封鎖を戦争犯罪と非難、国連に対応を求める(2017年1月5日)

シリア外務在外居住者省は、国連事務総長と安保理に書簡を送り、反体制武装集団によるダマスカス郊外県アイン・フィージャ町の水道施設の封鎖を国際法違反として報告した。

アイン・フィージャ町の水道施設は、首都ダマスカス(人口約550万人)の水源。

書簡によると、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線や「穏健な反体制派」からなる武装テロ組織が12月24日、アイン・フィージャ町一帯のバラダー渓谷およびアイン・フィージャ水源一帯に展開し、水源と首都ダマスカスを結ぶ配水管を爆破、さらに水道施設に灯油を注ぎ込み、水道水を汚染、これにより首都ダマスカスへの水道供給の80%が絶たれているという。

また、こうした「テロ組織」の犯罪行為は、フランス、英国、米国、サウジアラビア、カタール、トルコによって隠蔽されていると非難し、民間人への水道供給を遮断する行為は「戦争犯罪」、「人道に対する犯罪」に相当すると指摘、国連安保理に対してこうした行為を非難し、適切な措置を講じるよう要請した。

SANA(1月5日付)が伝えた。

AFP, January 5, 2017、AP, January 5, 2017、ARA News, January 5, 2017、Champress, January 5, 2017、al-Hayat, January 6, 2017、Iraqi News, January 5, 2017、Kull-na Shuraka’, January 5, 2017、al-Mada Press, January 5, 2017、Naharnet, January 5, 2017、NNA, January 5, 2017、Reuters, January 5, 2017、SANA, January 5, 2017、UPI, January 5, 2017などをもとに作成。

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シリア軍は有志連合に続いてイドリブ県で、ダーイシュとつながりがあり、シャーム・ファトフ戦線に統合されたジュンド・アクサー機構の車列を爆撃(2017年1月5日)

イドリブ県では、SANA(1月5日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフーン市郊外で、ダーイシュ(イスラーム国)とつながりがあり、シャーム・ファトフ戦線に統合されたジュンド・アクサー機構の車列を空爆し、車輌6輌を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(1月5日付)によると、シリア軍がタドムル市南西部郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

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アレッポ県では、SANA(1月5日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部郊外のラスム・ハルマル・イマーム町、ウンム・マラー村でダーイシュ(イスラーム国)を攻撃した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(1月5日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地一帯で、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区、ラシュディーヤ地区、ハウィーカ地区、工業地区、ラサーファ地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, January 5, 2017、AP, January 5, 2017、ARA News, January 5, 2017、Champress, January 5, 2017、al-Hayat, January 6, 2017、Iraqi News, January 5, 2017、Kull-na Shuraka’, January 5, 2017、al-Mada Press, January 5, 2017、Naharnet, January 5, 2017、NNA, January 5, 2017、Reuters, January 5, 2017、SANA, January 5, 2017、UPI, January 5, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県バラダー渓谷でのシリア軍、ヒズブッラーとシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の戦闘でホワイト・ヘルメット隊員1人が死亡(2017年1月5日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アイン・フィージャ町一帯のバラダー渓谷で、シリア軍、ヒズブッラーなどの親政権武装集団とシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団の戦闘が続き、シリア軍は同地を数十回にわたり空爆、これにより民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)の隊員1人が死亡した。

シリア軍はまた、東グータ地方のマイダアーニー村一帯などを砲撃、ジハード主義武装集団と交戦した。

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アレッポ県では、ARA News(1月5日付)によると、アレッポ市南部郊外のアイン・アッサーン村一帯で、シリア軍とイラク人・イラン人などからなる親政権武装勢力が、シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍と砲撃戦を行った。

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ダルアー県では、ARA News(1月5日付)によると、反体制武装集団がダルアー市内のシリア軍拠点を砲撃、シリア軍も反体制武装集団の支配下にあるカイラータ村を砲撃した。

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イドリブ県では、カッリー町一帯で活動する複数の武装集団が共同声明を出し、統合軍事評議会を設置すると発表した。

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ジャブラ市(ラタキア県)で爆弾が仕掛けられた車が爆発し10人以上が死亡(2017年1月5日)

ラタキア県では、SANA(1月5日付)によると、ジャブラ市アマーラ地区郊外の県立競技場近くで爆弾が仕掛けられた車が爆発し、少なくとも11人が死亡、35人が負傷した。

シリア人権監視団によると、死者は少なくとも15人でうち民間人は8人だという。

Kull-na Shuraka', January 5, 2017
Kull-na Shuraka’, January 5, 2017
Kull-na Shuraka', January 5, 2017
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ダマスカス郊外県西部の5カ村の戦闘員ら約200人が投降、同地一帯がシリア政府の支配下に復帰(2017年1月5日)

ダマスカス郊外県では、SANA(1月5日付)によると、県西部のバイト・サーイル村、バイト・ティーマー村、(西)サアサア町、ハサヌー村、カフルフール村の反体制武装集団戦闘員および兵役忌避者約200人が武器を放棄し、関係当局に投降し、同地一帯がシリア政府の支配下に復帰した。

SANA, January 5, 2017
SANA, January 5, 2017
SANA, January 5, 2017
SANA, January 5, 2017

 

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米主導の有志連合は1月4日にラッカ市近郊などで15回の爆撃を実施する一方、米軍はイドリブ県にあるシャーム・ファトフ戦線の拠点への大規模爆撃への関与を認める(2017年1月5日)

米中央軍(CENTCOM)は、1月4日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して25回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は15回で、ラッカ市近郊(9回)、アイン・イーサー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(5回)に対して攻撃が行われた。

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有志連合のジョン・ドリアン報道官は、1月3日にイドリブ県サルマーダー市一帯の丘陵地帯にあるシャーム・ファトフ戦線の主要拠点が空爆を受け、戦闘員25人と同戦線に拘束されていた人質4人が死亡した件に関して、「空爆は米軍によるものだった」と述べ、関与を認めた。

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