イラク・クルディスタン地域政府実効支配地域から飛来した所属不明のヘリコプターがYPG主体のシリア民主軍所属のサナーディード軍の検問所を爆撃(2017年1月9日)

ハサカ県では、ARA News(1月10日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するサナーディード軍が管理するタッル・アッルー村の検問所が所属不明のヘリコプターの爆撃を受けた。

西クルディスタン移行期民政局の防衛委員会(国防省に相当)によると、ヘリコプターは、イラク領内のイラク・クルディスタン地域政府実効支配地域から飛来したという。

AFP, January 10, 2017、AP, January 10, 2017、ARA News, January 9, 2017、January 10, 2017、Champress, January 10, 2017、al-Hayat, January 11, 2017、Iraqi News, January 10, 2017、Kull-na Shuraka’, January 10, 2017、al-Mada Press, January 10, 2017、Naharnet, January 10, 2017、NNA, January 10, 2017、Reuters, January 10, 2017、SANA, January 10, 2017、UPI, January 10, 2017などをもとに作成。

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シャーム・ファトフ戦線などからなるファトフ軍支配下のイドリブ県を米軍主導の有志連合と思われる戦闘機が爆撃(2017年1月9日)

イドリブ県では、ARA News(1月9日付)によると、米軍主導の有志連合に所属すると思われる戦闘機がダルクーシュ町のファトフ軍に所属するジハード主義武装集団の拠点を5回にわたって空爆した。

AFP, January 9, 2017、AP, January 9, 2017、ARA News, January 9, 2017、Champress, January 9, 2017、al-Hayat, January 10, 2017、Iraqi News, January 9, 2017、Kull-na Shuraka’, January 9, 2017、al-Mada Press, January 9, 2017、Naharnet, January 9, 2017、NNA, January 9, 2017、Reuters, January 9, 2017、SANA, January 9, 2017、UPI, January 9, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がラッカ市西部郊外で1カ村をダーイシュから新たに奪取(2017年1月9日)

ラッカ県では、ARA News(1月9日付)によると、有志連合の支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ラッカ市西部郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦の末、ジャンブ・シャイール村および同村に近い農場3カ所を制圧した。


AFP, January 9, 2017、AP, January 9, 2017、ARA News, January 9, 2017、Champress, January 9, 2017、al-Hayat, January 10, 2017、Iraqi News, January 9, 2017、Kull-na Shuraka’, January 9, 2017、al-Mada Press, January 9, 2017、Naharnet, January 9, 2017、NNA, January 9, 2017、Reuters, January 9, 2017、SANA, January 9, 2017、UPI, January 9, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県のバーブ市ではトルコ軍、ハワール・キリス作戦司令室がダーイシュとの一進一退の攻防を続ける(2017年1月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市およびその一帯で、トルコ軍および同軍の全面支援を受けるハワール・キリス作戦司令室とダーイシュが一進一退の攻防を続けた。

トルコ軍の発表によると、8日の空爆でトルコ軍航空部隊はダーイシュ戦闘員48人を殲滅、23の施設を破壊したという。


AFP, January 9, 2017、AP, January 9, 2017、ARA News, January 9, 2017、Champress, January 9, 2017、al-Hayat, January 10, 2017、Iraqi News, January 9, 2017、Kull-na Shuraka’, January 9, 2017、al-Mada Press, January 9, 2017、Naharnet, January 9, 2017、NNA, January 9, 2017、Reuters, January 9, 2017、SANA, January 9, 2017、UPI, January 9, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県バラダー渓谷での水源をめぐるシリア軍と反体制武装集団の戦闘に呼応するかのように、ダーイシュがヒムス県東部の発電施設を爆破(2017年1月9日)

ヒムス県では、アアマーク通信(1月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、シリア政府支配地域に電力を供給しているヒヤーン・ガス社の施設(火力発電所)を爆破したと報道、その映像(https://youtu.be/G03XWghGyHw)を公開した。

ARA News, January 9, 2017
ARA News, January 9, 2017

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アレッポ県では、SANA(1月9日付)によると、シリア軍がダイル・ハーフィル市近郊のラスム・ハルマル・イマーム町、ハルマラ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ハサカ県では、ARA News(1月9日付)によると、西クルディスタン移行期民政局とシリア政府が共同(分割)統治するカーミシュリー市内のヌール病院前で車に仕掛けられた爆弾が爆発し、アサーイシュの隊員1人が死亡した。

ARA News, January 9, 2017
ARA News, January 9, 2017

 

AFP, January 9, 2017、AP, January 9, 2017、ARA News, January 9, 2017、Champress, January 9, 2017、al-Hayat, January 10, 2017、Iraqi News, January 9, 2017、Kull-na Shuraka’, January 9, 2017、al-Mada Press, January 9, 2017、Naharnet, January 9, 2017、NNA, January 9, 2017、Reuters, January 9, 2017、SANA, January 9, 2017、UPI, January 9, 2017などをもとに作成。

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バラダー渓谷(ダマスカス郊外県)では、司令官レベルでの停戦合意が徹底されず、シリア軍、ヒズブッラーとシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の戦闘が続く(2017年1月9日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員などからなる親政権武装勢力が、バラダー渓谷南東部のバスィーマ町とアイン・フィージャ町を結ぶ回廊地帯への進軍を試みたが、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の抵抗を受け、失敗した。

これを受け、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員は、バラダー渓谷北西部のフライラ村、カフル・アワーミード村、バルハリヤー村を結ぶ回廊地帯からの攻撃を激化させ、ヒズブッラーの戦争広報局によると、ダイル・ムクリン町北西部のダフル・マサービー高地を制圧したという。

シリア人権監視団によると、ロシア、地元名士らの仲介によるバラダー渓谷一帯でのシリア軍と反体制武装集団の停戦は、司令官レベルで確認されたにもかかわらず、前線では実施されていないという。

ARA News, January 9, 2017
ARA News, January 9, 2017

一方、東グータ地方では、イスラーム軍、ラフマーン軍団、シャーム自由人イスラーム運動が、ハズラマー村郊外のミサイル代替基地北東部および西部一帯でシリア軍、ヒズブッラー戦闘員などからなる親政権武装勢力と交戦し、同地の農場地帯の一部を奪還した。

なお、この戦闘により、同地から住民数十世帯がナシャービーヤ町、ズライキーヤ村、フーシュ・サーリヒーヤ村方面に避難した。

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ダルアー県では、ARA News(1月9日付)によると、ダルアー市マンシヤ地区でシリア軍と反体制武装集団が交戦した。

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アレッポ県では、ARA News(1月9日付)によると、アレッポ市西部郊外のザフラー協会地区一帯、南部郊外のICARDA一帯、カスィービーヤ村一帯などでシリア軍と反体制武装集団が交戦した。

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ヒムス県では、SANA(1月9日付)によると、県北部からヒムス市・サラミーヤ市(ハマー県)街道を遮断しようと侵攻したシャーム・ファトフ戦線とシリア軍が空爆・交戦し、これを撃退した。

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ハマー県では、SANA(1月9日付)によると、シリア軍がサラミーヤ市郊外のフナイフィス村、サトヒーヤート村、ラムリーヤ村一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

シリア軍はまた、トゥルール・ハムル村一帯でシャーム・ファトフ戦線の拠点を攻撃、戦闘員7人以上を殲滅した。

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ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターは、過去24時間(1月8日)にシリア領内で14件の停戦違反が発生したと発表した。

停戦違反が確認されたのは、ハマー県(8件)、ダマスカス郊外県、ラタキア県、アレッポ県。

AFP, January 9, 2017、AP, January 9, 2017、ARA News, January 9, 2017、Champress, January 9, 2017、al-Hayat, January 10, 2017、Iraqi News, January 9, 2017、Kull-na Shuraka’, January 9, 2017、al-Mada Press, January 9, 2017、Naharnet, January 9, 2017、NNA, January 9, 2017、Reuters, January 9, 2017、SANA, January 9, 2017、UPI, January 9, 2017などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合は1月6日から空挺作戦を実施した8日にかけてラッカ県、ダイル・ザウル県を中心に過去最大規模の爆撃を実施(2017年1月9日)

米中央軍(CENTCOM)は、1月6~8日の3日間のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

1月6日はシリア、イラク領内のダーイシュ(ダーイシュ)拠点などに対して38回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は27回で、ブーカマール市近郊(1回)、ラッカ市近郊(12回)、アイン・イーサー市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(9回)、イドリブ市近郊(1回)、マンビジュ市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

1月7日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して34回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は28回で、ラッカ市近郊(15回)、アイン・イーサー市近郊(5回)、ダイル・ザウル市近郊(8回)に対して攻撃が行われた。

1月8日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して34回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は23回で、シャッダーディー市近郊(1回)、ラッカ市近郊(15回)、アイン・イーサー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(5回)、タドムル市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

AFP, January 9, 2017、AP, January 9, 2017、ARA News, January 9, 2017、Champress, January 9, 2017、al-Hayat, January 10, 2017、Iraqi News, January 9, 2017、Kull-na Shuraka’, January 9, 2017、al-Mada Press, January 9, 2017、Naharnet, January 9, 2017、NNA, January 9, 2017、Reuters, January 9, 2017、SANA, January 9, 2017、UPI, January 9, 2017などをもとに作成。

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有志連合を主導する米軍空挺部隊がダイル・ザウル県・ラッカ県境で異例の空挺作戦を実施し、ダーイシュ戦闘員25人を殲滅(2017年1月9日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団や西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍消息筋によると、米軍主導の有志連合が空挺作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員少なくとも25人を殲滅した。

有志連合が空挺作戦を行うのは極めて異例。

これに関して、有志連合はAFP(1月9日付)のEメールでの取材に対して「同地域において作戦は実施された」と回答したが、具体的な作戦決行日時、場所については明らかにしなかった。

だが、シリア人権監視団によると、空挺作戦は、1月8日の午後(午後2時45分頃から午後4時頃)に実施され、有志連合所属とみられるヘリコプター4機に分乗した空挺部隊がダイル・ザウル県西部、ラッカ県東部のマアダーン町郊外に降下、また作戦決行時には、戦闘機2機が航空支援を行い、同地一帯を爆撃したという。

空挺作戦は、ダーイシュのメンバーが乗った車輌1台を標的とし、作戦により乗っていたメンバー全員が死亡したという。

また降下した空挺部隊は、ダイル・ザウル県キバル地区と同地近くの水力発電所、キバル地区とジャズラ村を結ぶ街道の複数カ所に検問所を設置したという。

空挺部隊にはアラビア語を話す兵士が含まれており、作戦実施時もキバル地区一帯への民間人の往来が認められたという。

一方、降下部隊はキバル地区に近い水力発電所に対しても攻撃を加え、ダーイシュ戦闘員多数が殺害され、遺体は捕捉された戦闘員とともに降下部隊によって回収された。

この作戦で降下部隊が殲滅したダーイシュ戦闘員の数は少なくとも25人(うち11人が水力発電所一帯で殺害)にのぼり、捕捉された戦闘員の数は不明だという。

シリア民主軍の司令部筋もまた、AFP(1月9日付)に対して、米軍のアパッチ・ヘリコプター4機が、同じく米軍のヘリコプター2機の航空支援を受けて降下作戦を実施し、ラッカ市からダイル・ザウル県方面に移動中のダーイシュの車輌複数輌を攻撃し、戦闘員多数を殺害、捕捉したと述べた。

作戦は「ダーイシュの重要な司令官2人を狙ったもの」だったという。

このほか、シリア軍消息筋もAFP(1月9日付)に対して、軍のレーダーが降下作戦を捕捉していたことを明らかにした。

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AFP, January 9, 2017、AP, January 9, 2017、ARA News, January 9, 2017、Champress, January 9, 2017、al-Hayat, January 10, 2017、Iraqi News, January 9, 2017、Kull-na Shuraka’, January 9, 2017、al-Mada Press, January 9, 2017、Naharnet, January 9, 2017、NNA, January 9, 2017、Reuters, January 9, 2017、SANA, January 9, 2017、UPI, January 9, 2017などをもとに作成。

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アサド大統領はフランス・メディアの取材に応じる「シリアをめぐって世界のすべてがあらゆるレベルで変化しつつある。フランス次期政権が現実と無縁の政策との結びつきを絶つことを願っている」(2017年1月9日)

アサド大統領は、フランスのメディア各社のインタビューに応じ、シリアをめぐって世界のすべてがあらゆるレベルで変化しつつあると述べるとともに、シリア全土解放が任務だと強調した。

インタビューは、シリア訪問中のフランスの国会議員使節団(共和党のティエリー・マリアニ議員が団長)に同行した記者団の取材に答えるかたちで行われ、アサド大統領は英語で質問に答えた。

インタビューはSANAが全文(http://sana.sy/en/?p=97969)を配信、また大統領府がユーチューブを通じて映像(https://youtu.be/oAXRbM63mcw)を公開した。

SANA, January 9, 2017
SANA, January 9, 2017

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インタビューにおけるアサド大統領の主な発言は以下の通り:

「我々はここを訪れるすべての使節団に、シリアで過去数年間に何が起きてきたのか、真実について見て欲しいと願っている…。フランスに関して言うと、(シリアに)大使館はなく、シリアと関係をもたずにいる。つまり、盲目のような状態だと言える。何も見ず、盲目状態で、どのように特定の地域の政策を打つことができるというのか? 見る必要がある。これらの使節団が重要なのは、彼らが国家に依存せず、国家の目となるということだ…。なぜなら、シリアをめぐって、世界のすべてが変化しつつある。地元レベル、地域レベル、そして国際社会において変化しつつある。今のところ、フランス政府は姿勢を変えておらず、我々の現実と無関係な昔ながらの言葉で話している」。

「もちろん、自分たちの国が破壊され、血が流されているのを見るのはシリア人として痛ましく感じる…。しかし、これは感情的な問題であり、大統領としては…私が何をするのかが問題となる。それは感情だけの問題ではない…。どのように我々は都市を再建するかが問題だ」。

「(アレッポ市東部を空爆したことに関して)あなた方は、静かな戦争、破壊のない戦争を望んでいるのか? 良い戦争などというものを私は耳にしたことはない。すべての戦争は悪しきものだ…。なぜなら戦争とは、破壊、殺戮だからだ…。正しい理由によるものであっても、「これは良い戦争だ」などとは言えない…。だから戦争は解決策ではない…。しかし、どのようにテロリストからあれらの地域(アレッポ市東部)の民間人を解決できるというのか? 静観するのが国家の役割だというのか…? 解放しなければならないし、時にそれは代償を伴う」。

「停戦とはすべての当時者が戦闘や発砲を停止することだが…、シリアの多くの地域ではそれは当てはまらない…。ダマスカスなどで連日停戦が違反されている。ダマスカスでは、テロリストがその水源(アイン・フィージャ水源)を占拠し、500万人以上から過去3週間、水を奪っている。シリア軍はこれらのテロリストが水を利用して首都を締め付けようとするのを阻止するため、この地域(バラダー渓谷)を解放するのが役目だ…。首都ダマスカスの水源はヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)が占拠している。ヌスラは同地を占領していると正式に発表した。だから停戦には含まれない」。

「ラッカに関して言うと、憲法そして法に則って、それを解放するのが我々の任務だ。我々はシリア全土を解放しなければならない…。問題はいつ行うか、何が我々の優先課題かだ。だが、それは軍事的な優先事項に関わる問題で、国レベルでの優先事項ではない」。

「我々は、その会議(アスタナ会議)に使節団が向かう用意ができていると発表した…。我々はすべてと交渉する用意がある。シリアの紛争を終わらせるためか、シリアの未来を話合うためかについてだが、すべてが完全にオープンであり、こうした交渉に制限はない。しかし、あちら側からは誰が来るのか? 我々はまだそれを知らない。真の反体制派が交渉に来るのか? 「真の」という場合、それはサウジアラビア、フランス、英国ではなく、シリアに根ざしているという意味だ。シリアの問題を議論するのはシリアの反体制派であるべきだ」。

「一部のシリア人ではなく、シリア国民が大統領を選ぶべきだ」。

「シリア政府は武器を棄てたすべての戦闘員に恩赦を与えてきた。彼らが日常生活に戻りたいというのなら、今もこれと同じ選択肢がある」。

「我々は常に、(フランスの)次期政権、政府、大統領が現実に対処しようとし、我々の現実と無縁の政策との結びつきを絶つことを願っている…。そうすれば、彼らはフランス国民の利益のために行動できる。なぜなら、6年経った今、フランスの市民として、あなた(記者)は安全だと感じていますか? 答えが「はい」だとは私は思わない。移民問題があなたの国の状況を良くしましたか? 答えは「いいえ」だと思います…。何が理由なのでしょう? それは次期政権、政府、大統領が我々の現実に対処するために取り組むべき議論だ」。

「(フランスの)政治家にメッセージを送るのなら、自明のことを言うだろう。シリアの市民のために行動しなければならない、と…。しかし、事態は別の方向に向かっている。なぜなら、フランスの政策はフランスの国益に反しているからだ…。真実に目を向けなければならない。真実こそがシリアを含む中東における最大の犠牲者だ。私はフランスの市民に、現実を追求し、代替メディアを通じて真の情報を探すよう求めたい」。

「シリアの問題は孤立して存在していない。それはシリア人どうしの問題ではなく、より大きな部分がある…。シリアの紛争の主要な部分とは、地域的、国際的な問題だ…。地域的、国際的な部分は主に米国とロシアの関係に左右される…。だから(ドナルド・トランプ米新政権の成立は米国のシリアへの姿勢に変化をもたらすことを期待するかとの問いに対する)答えは「はい」で、我々はシリア紛争においてそれが前向きに作用すると考えている…。米国とロシアの関係改善は、シリア紛争に前向きな影響を与えるだろう」。

SANA, January 9, 2017をもとに作成。

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