ダマスカス県旧市街のハミーディーヤ市場にある老舗アイスクリーム店「ブーザト・バクダーシュ」が閉店の危機!(2017年6月4日)

シリア政府寄りのビジネス・サイトB2B(Business to Business、6月4日付)は、ダマスカス県旧市街のハミーディーヤ市場にある老舗アイスクリーム店「ブーザト・バクダーシュ」の店舗が数百シリア・ポンドの税金を課せられ、閉鎖される見込みだと伝えた。

同サイトが、アイスクリーム菓子製造職人協会筋の話として伝えたところによると、首都ダマスカスの製菓業者のほとんどは、根拠を欠く恣意的な課税に喘いでおり、こうした状況が続けば、店舗を閉鎖せざるを得ない事態に陥っているという。

そうした業者のなかのなかに、1895年に創業した「ブーザト・バクダーシュ」も含まれているという。

Kull-na Shuraka’, June 4, 2017

AFP, June 4, 2017、AP, June 4, 2017、ARA News, June 4, 2017、B2B, June 4, 2017、Champress, June 4, 2017、al-Hayat, June 5, 2017、Kull-na Shuraka’, June 4, 2017、al-Mada Press, June 4, 2017、Naharnet, June 4, 2017、NNA, June 4, 2017、Reuters, June 4, 2017、SANA, June 4, 2017、UPI, June 4, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダーイシュとの戦闘の末、ラッカ県のマンスーラ市とバアス・ダムを制圧(2017年6月4日)

ラッカ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の「ユーフラテスの怒り」作戦司令室が声明を出し、ラッカ市とタブカ市の間に位置するマンスーラ市とバアス・ダム(ラシード・ダム)をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に完全制圧したと発表した。

ARA News, June 4, 2017

ARA News(6月4日付、6月5日付)によると、シリア民主軍はまたラッカ市北西部のアドナーニーヤ村、ビール・ハーシム村、シーグーラー村、カフターニーヤ農場、ハートゥーニーヤ村、ルバイア村、スクーラ村を制圧した。

AFP, June 4, 2017、AP, June 4, 2017、ARA News, June 4, 2017、June 5, 2017、Champress, June 4, 2017、al-Hayat, June 5, 2017、Kull-na Shuraka’, June 4, 2017、al-Mada Press, June 4, 2017、Naharnet, June 4, 2017、NNA, June 4, 2017、Reuters, June 4, 2017、SANA, June 4, 2017、UPI, June 4, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県ジャルジャナーズ町はサウジ人説教師ムハイスィニー氏による金曜礼拝後の説教を拒否(2017年6月4日)

アラビー21(6月4日付)は、イドリブ県ジャルジャナーズ町の複数の住民の話として、ファトフ軍の実質的統括者で、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構メンバーと目されるサウジアラビア人説教師アウドゥッラー・ムハイスィニー氏が同町で金曜礼拝での説教を行うことを禁じ、同氏の同町からの退去を要請したと伝えた。

アナス・ダギームを名乗る活動家によると、ムハイスィニー氏は、ジャルジャナーズ町にえるアリー・ブン・アビー・ターリブ・モスクを訪れ、同モスクでハティーブを務めたいと申し出て、モスクのイマームとの面談を求めたが、同地の「革命家たち」がムハイスィニー氏の受け入れを望んでいない旨、同氏に伝えたという。

Kull-na Shuraka’, June 4, 2017

その後、モスクのイマームがムハイスィニー氏に対して、新たなイマームの受け入れは、とりわけ特定の(武装)勢力に近い人物であれば受け入れられないとしたうえで、一信徒として礼拝に参加するのであれば歓迎すると説明したが、ムハイスィニー氏はこれに応じず、ジャルジャナーズ町を去ったという。

一方、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構によると、ムハイスィニー氏は、ジャルジャナーズ町のモスクのイマームからの回答を受けて、タッルマンス村に移動、同地で金曜礼拝後の説教を行ったという。

AFP, June 4, 2017、AP, June 4, 2017、ARA News, June 4, 2017、Arabi 21, June 4, 2017、Champress, June 4, 2017、al-Hayat, June 5, 2017、Kull-na Shuraka’, June 4, 2017、al-Mada Press, June 4, 2017、Naharnet, June 4, 2017、NNA, June 4, 2017、Reuters, June 4, 2017、SANA, June 4, 2017、UPI, June 4, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ県東部最後のダーイシュの拠点都市マスカナ市を制圧(2017年6月4日)

アレッポ県では、SANA(6月4日付)によると、シリア軍が県東部におけるダーイシュ(イスラーム国)最後の拠点都市マスカナ市を制圧、ダーイシュ戦闘員を追撃し、同地一帯の治安と安定を回復した。

SANA, June 4, 2017
syria.liveuamap.com, June 4, 2017

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ハマー県では、SANA(6月4日付)によると、シリア軍がサラミーヤ市東部郊外のアカシュ村、ウンム・マイル村、ハルダーナー村、アブー・フバイラート村、アルシューナ村、ウカイリバート町でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(6月4日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部のパノラマ交差点、ウンム・アッブード丘一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, June 4, 2017、AP, June 4, 2017、ARA News, June 4, 2017、Champress, June 4, 2017、al-Hayat, June 5, 2017、Kull-na Shuraka’, June 4, 2017、al-Mada Press, June 4, 2017、Naharnet, June 4, 2017、NNA, June 4, 2017、Reuters, June 4, 2017、SANA, June 4, 2017、UPI, June 4, 2017などをもとに作成。

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シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が活動を続けるダルアー市マンシヤ地区制圧に向けてシリア軍が攻撃を激化(2017年6月4日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(6月4日付)によると、シリア軍、親政権武装勢力がロシア軍の航空支援を受け、反体制武装集団の支配下にあるダルアー市難民キャンプ地区に突入した。

al-Hayat, June 5, 2017

ロシア軍はダルアー市各所を18回にわたり空爆、またシリア軍ヘリコプターも52発の「樽爆弾」を投下し、シリア軍、親政権武装勢力の進軍を支援した。

これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団側は「フィール・ロケット弾」などで応戦した。

また、『ハヤート』(6月5日付)によると、戦闘はダルアー市難民キャンプ地区だけでなく、ダム街道地区でも激しく行われた。

一方、SANA(6月4日付)によると、反体制武装集団がダルアー市カーシフ地区などを砲撃し、女性2人と子供1人を含む11人が負傷した。

シリア軍は、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が活動を続けるダルアー市マンシヤ地区の制圧に向けて数日前から増援部隊をダルアー市方面に多数派遣している。

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ハマー県では、SANA(6月4日付)によると、反体制武装集団がムハルダ市、ザーラ発電所を砲撃した。

AFP, June 4, 2017、AP, June 4, 2017、ARA News, June 4, 2017、Champress, June 4, 2017、al-Hayat, June 5, 2017、Kull-na Shuraka’, June 4, 2017、al-Mada Press, June 4, 2017、Naharnet, June 4, 2017、NNA, June 4, 2017、Reuters, June 4, 2017、SANA, June 4, 2017、UPI, June 4, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは11件の停戦違反を、トルコ側は10件の違反を確認(2017年6月4日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(6月4日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を11件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反の内訳は、ダマスカス県・ダマスカス郊外県が5件、ラタキア県が2件、ハマー県が4件。

またトルコ側の監視チームも10件(ダルアー県4件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件、ラタキア県1件、アレッポ県3件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 4, 2017をもとに作成。

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