ダルアー市でのシャーム解放機構らとの戦闘でイラク人民動員隊司令官が戦死(2017年6月8日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(6月9日付)によると、イラクの人民動員隊の一つイマーム・フサイン旅団のファラーフ・ジャッブーリー司令官が、ダルアー市内でのシャーム解放機構などからなる反体制武装集団(「堅固な建造物」作戦司令室)との戦闘で戦死した。

人民動員隊は最近、マーヒル・アサド少将の「右腕」とされるガイス・ダッラー大佐が指揮する部隊とともに、ダルアー市に進駐し、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団との戦闘に参加していたという。

Kull-na Shuraka’, June 9, 2017

AFP, June 9, 2017、AP, June 9, 2017、ARA News, June 9, 2017、Champress, June 9, 2017、al-Hayat, June 10, 2017、Kull-na Shuraka’, June 9, 2017、al-Mada Press, June 9, 2017、Naharnet, June 9, 2017、NNA, June 9, 2017、Reuters, June 9, 2017、SANA, June 9, 2017、UPI, June 9, 2017などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣は「シリアの主権保障に向けた当事者の取り組みの調和」を主張し、米国を牽制(2017年6月8日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、モスクワでスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表と会談し、シリア情勢や和平協議への対応について意見を交わした。

RT(6月8日付)によると、ラブロフ外務大臣は会談で「シリアの主権、同国のエスニック・宗派集団の権利の保障に向けて、シリア国内外のプレーヤーによる取り組みを調和させることが現時点では重要だ」と述べ、ヒムス県タンフ国境通行所を不法に占拠し、同地一帯で活動する反体制武装集団(「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室)を支援、同地で散発的爆撃を繰り返す米国を牽制した。

AFP, June 8, 2017、AP, June 8, 2017、ARA News, June 8, 2017、Champress, June 8, 2017、al-Hayat, June 9, 2017、Kull-na Shuraka’, June 8, 2017、al-Mada Press, June 8, 2017、Naharnet, June 8, 2017、NNA, June 8, 2017、Reuters, June 8, 2017、RT, June 8, 2018、SANA, June 8, 2017、UPI, June 8, 2017などをもとに作成。

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シリア軍は米軍の支援を受ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室を放逐し、ドゥマイル市南西部のダクワ丘一帯地域を完全制圧(2017年6月8日)

ダマスカス郊外県では、SANA(6月8日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに県東部の砂漠地帯(ドゥマイル市南東部15キロの距離)で「テロ組織」の拠点に対して集中的に攻撃を加え、ダクワ丘から発電所に至る地域(ダクワ丘、ウンム・サフィーヤ丘、アントゥート丘、マフフール・ダクワ丘、マスラジャ丘、ラマジュ・イブル地区、ドゥッハーン丘、アブー・ナイヤース丘、ハッラーク丘、マタッラ丘)を完全制圧した。

「テロ組織」とは、米軍が支援する「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室(自由シリア軍砂漠諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室」)のこと。

一方、シリア人権監視団によると、県東部のズィラフ駐在所などで、「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室を主導する東部獅子軍、殉教者アフマド・アブドゥー軍団が、シリア軍、親政権武装勢力と交戦し、双方に死傷者が出た。

また、クッルナー・シュラカー(6月8日付)によると、「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室に参加する東部獅子軍、殉教者アフマド・アブドゥー軍団は、ズィラフ・ダム一帯でシリア軍・親政権武装勢力を攻撃し、シリア軍戦車1輌を破壊したほか、ドゥマイル航空基地に配備されていた戦闘機1機を破壊したという。

AFP, June 8, 2017、AP, June 8, 2017、ARA News, June 8, 2017、Champress, June 8, 2017、al-Hayat, June 9, 2017、Kull-na Shuraka’, June 8, 2017、al-Mada Press, June 8, 2017、Naharnet, June 8, 2017、NNA, June 8, 2017、Reuters, June 8, 2017、SANA, June 8, 2017、UPI, June 8, 2017などをもとに作成。

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米軍は不法占拠するタンフ国境通行所(ヒムス県)に近いシリア領空内で親政権武装勢力側の無人航空機を撃墜(2017年6月8日)

米中央軍(CENTCOM)は、米軍などが不法に占拠するヒムス県タンフ国境通行所に近いシリア領空内で「親体制部隊」の武装した無人航空機1機を撃墜したと発表した。

撃墜した無人航空機は、米軍のMQ-1プレデターとほぼ同じサイズのもので、ダーイシュ(イスラーム国)と戦う協力部隊を教練・指導する有志連合の人員が「占領」(occupied、原文まま)する拠点近くに、搭載していた兵器1器を落下させたことを受け、米軍航空機が撃墜したという。

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これに関して、米軍の支援を受ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室(自由シリア軍諸派)に参加する革命特殊任務軍の広報局長を務めるバラー・ファーリス氏は、イラン製の(無人)戦闘機をザクフ地区上空で撃墜したと発表した。

この攻撃で死傷者はなかったという。

ザクフ地区は、革命特殊任務軍が7日、ダーイシュ(イスラーム国)と戦うための前哨基地を建設したと発表していた。

Kull-na Shuraka’, June 8, 2017

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一方、スワイダー県で活動する複数の活動家によると、東部獅子軍は、5日に撃墜したシリア軍戦闘機に乗っていたパイロット(カミール・サミータ准将)の遺体をシリア政府側に引き渡した。

AFP, June 8, 2017、AP, June 8, 2017、ARA News, June 8, 2017、CENTCOM, June 8, 2017、Champress, June 8, 2017、al-Hayat, June 9, 2017、Kull-na Shuraka’, June 8, 2017、al-Mada Press, June 8, 2017、Naharnet, June 8, 2017、NNA, June 8, 2017、Reuters, June 8, 2017、SANA, June 8, 2017、UPI, June 8, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県北西部(アアザーズ市北西部)でYPG主体のシリア民主軍とトルコ軍が支援するハワール・キリス作戦司令室が交戦(2017年6月8日)

アレッポ県では、ARA News(6月8日付)によると、県北西部のアアザーズ市北西部一帯で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、トルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室と交戦した。

AFP, June 8, 2017、AP, June 8, 2017、ARA News, June 8, 2017、Champress, June 8, 2017、al-Hayat, June 9, 2017、Kull-na Shuraka’, June 8, 2017、al-Mada Press, June 8, 2017、Naharnet, June 8, 2017、NNA, June 8, 2017、Reuters, June 8, 2017、SANA, June 8, 2017、UPI, June 8, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュと交戦の末、ヒムス県タドムル市南東部に拡がるアッバースィーヤ地区、ゼノビヤ公衆浴場遺跡一帯を制圧(2017年6月8日)

ヒムス県では、SANA(6月8日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにタドムル市南東部一帯に拡がるアッバースィーヤ地区、ゼノビヤ公衆浴場遺跡一帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、同地を制圧した。

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ハマー県では、SANA(6月8日付)によると、シリア軍がサラミーヤ市東部のウカイリバート町一帯、アブー・ブバイラート村北部一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点、車輌に対して空爆を行った。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市南部の第137連隊基地周辺のシリア軍拠点に対して、爆弾を積んだ車で自爆攻撃を行うなど、攻撃を激化させ、シリア軍と交戦した。

これに対して、シリア軍は第137連隊基地一帯、パノラマ交差点一帯、墓地地区、アイヤーシュ村などに対して空爆・砲撃を行った。

一方、SANA(6月8日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部のウンム・アッブード丘、Syriatel丘一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

また、クッルナー・シュラカー(6月9日付)によると、ロシア軍戦闘機がダーイシュう(イスラーム国)支配下のジュダイド・アカイダート村内の病院を爆撃し、医療スタッフや患者多数が死傷した。

AFP, June 8, 2017、AP, June 8, 2017、ARA News, June 8, 2017、Champress, June 8, 2017、al-Hayat, June 9, 2017、Kull-na Shuraka’, June 8, 2017、June 9, 2017、al-Mada Press, June 8, 2017、Naharnet, June 8, 2017、NNA, June 8, 2017、Reuters, June 8, 2017、SANA, June 8, 2017、UPI, June 8, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ県東部からユーフラテス川に沿ってラッカ県西部のダーイシュ支配地域に進攻、37の村・農場を掌握(2017年6月8日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、「虎」の愛称で知られるスハイル・ハサン准将が指揮するシリア軍地上部隊、ヒズブッラー精鋭部隊が、アレッポ県東部のマスカナ市郊外一帯から、ラッカ県西部に進軍し、ダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、ヒルバト・ムスフィン村、ヒルバト・サブア村を制圧した。

これに関して、SANA(6月8日付)は、シリア軍が予備部隊とともにダーイシュと交戦し、アレッポ県東部およびラッカ県西部の37の村・農場の治安と安定を回復したと伝えた。

シリア軍が治安と安定を回復したのは、カラーミタ村、ムスターハ・ハムズーム村、ヒルバト・ヒッジャ村、マフズーム村、ジュワイン村、ラスム・ファーリフ村、ミフターヒーヤ村、ヒルバト・ムスフィン村、ヒルバト・ハッサーン村、ビイル・サブア村、ジャッラーバート村、タルカーウィー村、スライヒーヤ村、アンズ・ブークルディー村、第6農場、ブークルディー村、小ジャッラーバート村、ムワイリー村、ブースィー村、ビイル・ハッターブ村、カーディスィーヤ村、ラムサーン村、ヒルバト・ラムサーン村、バルムライハーン村、ハッラーブ・マフズーム村、ディブスィー村、ムダイヒル村、ディブスィー・アフナーン村、東ガザーリー村、マシュラファト・サアブ村、ガマーミール村、マシュラファト・ガジャル村、ヒルバト・アイス村、ウマイラート村、サアド村、ファヒーハ村、ディブスィー・ファラジュ村。

シリア軍はまた、ラッカ市西部約70キロの地点に位置するダイル・ムライハーン村、ディブスィー・アフナーン村、カーディスィーヤ村一帯、アレッポ県東部の大ワヒーバ村一帯のダーイシュ拠点に対して空爆を実施した。

AFP, June 8, 2017、AP, June 8, 2017、ARA News, June 8, 2017、Champress, June 8, 2017、al-Hayat, June 9, 2017、Kull-na Shuraka’, June 8, 2017、al-Mada Press, June 8, 2017、Naharnet, June 8, 2017、NNA, June 8, 2017、Reuters, June 8, 2017、SANA, June 8, 2017、UPI, June 8, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市北部のダーイシュの戦略的要衝第17師団基地を制圧(2017年6月8日)

ラッカ県では、ARA News(6月8日付)によると、有志連合の航空支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ラッカ市北部でダーイシュ(イスラーム国)と交戦の末、ダーイシュの戦略拠点第17師団基地と砂糖工場を制圧した。

これにより、シリア軍はラッカ市北部入口から約850メートルの地点にまで進軍した。

Kull-na Shuraka’, June 8, 2017

シリア民主軍はまた、ダーイシュとの戦闘の末、ラッカ市内西部のジャズラ地区を制圧した。

また、シリア人権監視団によると、シリア民主軍はラッカ市内東部のマシュラブ地区一帯、工業地区一帯、同市北部郊外の第17師団基地一帯でダーイシュと交戦した。

一方、SANA(6月8日付)によると、米主導の有志連合はラッカ市西部のジャズラ地区にある住宅ビルを空爆し、住民14人を殺害、また多数が負傷した。

AFP, June 8, 2017、AP, June 8, 2017、ARA News, June 8, 2017、Champress, June 8, 2017、al-Hayat, June 9, 2017、Kull-na Shuraka’, June 8, 2017、al-Mada Press, June 8, 2017、Naharnet, June 8, 2017、NNA, June 8, 2017、Reuters, June 8, 2017、SANA, June 8, 2017、UPI, June 8, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県東グータ地方でシリア軍とイスラーム軍の戦闘続く(2017年6月8日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(6月8日付)によると、東グータ地方のフーシュ・ダワーヒラ村一帯で、シリア軍と反体制武装集団(イスラーム軍など)と交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団がダルアー市内の空軍情報部、製粉工場一帯のシリア軍・親政権武装勢力拠点を砲撃した。

AFP, June 8, 2017、AP, June 8, 2017、ARA News, June 8, 2017、Champress, June 8, 2017、al-Hayat, June 9, 2017、Kull-na Shuraka’, June 8, 2017、al-Mada Press, June 8, 2017、Naharnet, June 8, 2017、NNA, June 8, 2017、Reuters, June 8, 2017、SANA, June 8, 2017、UPI, June 8, 2017などをもとに作成。

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シャーム解放機構メンバーと目されるサウジ人説教師のムハイスィニー氏がイドリブ県で襲撃を受け軽傷を負う(2017年6月8日)

イドリブ県では、ファトフ軍の実質的統括者で、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構メンバーと目されるサウジアラビア人説教師アウドゥッラー・ムハイスィニー氏が、県内の検問所(場所特定せず)を移動中に、武装集団の襲撃を受け、警鐘を負ったと発表した。

AFP, June 8, 2017、AP, June 8, 2017、ARA News, June 8, 2017、Champress, June 8, 2017、al-Hayat, June 9, 2017、Kull-na Shuraka’, June 8, 2017、al-Mada Press, June 8, 2017、Naharnet, June 8, 2017、NNA, June 8, 2017、Reuters, June 8, 2017、SANA, June 8, 2017、UPI, June 8, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは5件の停戦違反を、トルコ側は3件の違反を確認(2017年6月8日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(6月8日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件確認したと発表した。

ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側の監視チームが確認した停戦違反は、すべてダマスカス県・ダマスカス郊外県で発生した。

またトルコ側の監視チームも3件(ダルアー県2件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 8, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は6月7日、ラッカ県、ダイル・ザウル県で30回の爆撃を実施(2017年6月8日)

米中央軍(CENTCOM)は、6月7日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して38回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は30回で、ブーカマール市近郊(3回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、マヤーディーン市近郊(1回)、ラッカ市近郊(22回)、タブカ市近郊(2回)で実施された。

CENTCOM, June 8, 2017をもとに作成。

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