デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表はシリア政府の批判を受け、シリア政府代表団が提示していた12項目からなる原則文書を反体制派に初めて開示(2017年12月2日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、ジュネーブ8会議に参加している反体制派統一代表団(最高交渉委員会)に、ジュネーブ3会議の第2ラウンド(2016年3月)でシリア政府代表団が提示していた12項目からなる原則文書を初めて開示した。

デミストゥラ氏による開示は、1日のバッシャール・ジャアファリー国連シリア代表による厳しい批判を受けたもの。
RT(12月2日付)が伝えた。

AFP, December 2, 2017、ANHA, December 2, 2017、AP, December 2, 2017、ARA News, December 2, 2017、Champress, December 2, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 2, 2017、al-Hayat, December 3, 2017、al-Mada Press, December 2, 2017、Naharnet, December 2, 2017、NNA, December 2, 2017、Reuters, December 2, 2017、RT, December 2, 2017、SANA, December 2, 2017、UPI, December 2, 2017などをもとに作成。

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反体制武装集団はダマスカス県・ダマスカス郊外県を砲撃、シリア軍と交戦(2017年12月2日)

ダマスカス県では、SANA(12月2日付)によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が、旧市街バーブ・トゥーマ地区の聖マリア教会敷地内に着弾し、3人が負傷した。

迫撃砲弾はまた、カフルスーサ区のカフルスーサ発電所にも着弾し、複数人が負傷した。

SANA, December 2, 2017

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ダマスカス郊外県では、SANA(12月2日付)によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾がジャルマーナー市内各所、ハラスター市郊外に着弾し、1人が負傷した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(12月2日付)によると、シリア軍は東グータ地方のアルバイン市、ハラスター市、マディーラー市などを空爆し、複数人が死傷した。

これに対して、県南西部でシャーム解放機構とともに活動するシャイフ山(ヘルモン山)部隊連合は、シリア軍と交戦、未明までにバイト・ジン村一帯を制圧した。

AFP, December 2, 2017、ANHA, December 2, 2017、AP, December 2, 2017、ARA News, December 2, 2017、Champress, December 2, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 2, 2017、al-Hayat, December 3, 2017、al-Mada Press, December 2, 2017、Naharnet, December 2, 2017、NNA, December 2, 2017、Reuters, December 2, 2017、SANA, December 2, 2017、UPI, December 2, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは1件の停戦違反を、トルコ側は9件の違反を確認(2017年12月2日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(12月2日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(アレッポ県)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも9件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県5件、アレッポ県4件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間にヒムス県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,291市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 2, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合によるイラク・シリアでの爆撃による民間人犠牲者の推計は公式発表の7倍以上の5,900人(2017年12月1日)

『ニューズウィーク』(12月1日付)は、米主導の有志連合が2014年8月にイラクで、同年9月にシリアで開始したダーイシュ(イスラーム国)に対する空爆によって「意図せず犠牲となった民間人」の数が、有志連合の発表よりも大幅に上回っていると伝えた。

有志連合CJTF-OIR(「生来の決戦作戦」統合任務部隊)は11月30日、2014年8月から2017年10月までに有志連合が実施した空爆2万8,198回によって、意図せず犠牲となったことが確認される民間人の数は801人、意図せず死亡したとされる民間人の数は1,790人と発表していた。

しかし、ダーイシュに対する有志連合の「テロとの戦い」についてモニタリングを行っているAirways(https://airwars.org/)のデータによると、有志連合の空爆で犠牲となった民間人は推計で5,900人以上に達しているという。

Airways

AFP, December 4, 2017、ANHA, December 4, 2017、AP, December 4, 2017、ARA News, December 4, 2017、Champress, December 4, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 4, 2017、al-Hayat, December 5, 2017、al-Mada Press, December 4, 2017、Naharnet, December 4, 2017、The Newsweek, December 4, 2017、NNA, December 4, 2017、Reuters, December 4, 2017、SANA, December 4, 2017、UPI, December 4, 2017などをもとに作成。

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マティス米国防長官「YPGへの武器供与を停止する」(2017年12月1日)

ジェームズ・マティス米国防長官は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)に対する武器供与を停止する意思を示した。

マティス国防長官は、エジプトの首都カイロに向かう途中の機内で、記者団に対して、「YPGは武装している。ダーイシュ(イスラーム国)に対する有志連合の作戦が終われば、彼らがそうする必要がないことは明らかだ…。YPGの支配地域は、ダーイシュが再び戻ってこないようにするため、治安警察部隊を必要としている…。米国はトランプ大統領が表明した通り、YPGへの武器供与を停止するだろう」と述べた。

ロイター通信(12月2日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, December 2, 2017

AFP, December 2, 2017、ANHA, December 2, 2017、AP, December 2, 2017、ARA News, December 2, 2017、Champress, December 2, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 2, 2017、al-Hayat, December 3, 2017、al-Mada Press, December 2, 2017、Naharnet, December 2, 2017、NNA, December 2, 2017、Reuters, December 2, 2017、SANA, December 2, 2017、UPI, December 2, 2017などをもとに作成。

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ハマー県でアル=カーイダ系のシャーム解放機構とダーイシュが交戦するなか、シリア軍はシャーム解放機構支配地域を爆撃(2017年12月1日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、県北東部のマクサル村一帯でシャーム解放機構などからなる武装集団がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

また、シリア軍がカスル・ワルダーン村、ジュナイナ村一帯のシャーム解放機構などからなる武装集団の支配地域を爆撃した。

AFP, December 1, 2017、ANHA, December 1, 2017、AP, December 1, 2017、ARA News, December 1, 2017、Champress, December 1, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 1, 2017、al-Hayat, December 2, 2017、al-Mada Press, December 1, 2017、Naharnet, December 1, 2017、NNA, December 1, 2017、Reuters, December 1, 2017、SANA, December 1, 2017、UPI, December 1, 2017などをもとに作成。

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ロシア空軍戦略爆撃機がダイル・ザウル県のダーイシュ拠点を爆撃(2017年12月1日)

ロシア国防省は、ロシア空軍の長距離戦略爆撃機Tu-22M3部隊(6機)が、ロシア国内の航空基地から、イラン、イラク領空を経由してシリア領空に入り、ダイル・ザウル県内のダーイシュ(イスラーム国)の拠点などを爆撃し、これを破壊したと発表した。

AFP, December 1, 2017、ANHA, December 1, 2017、AP, December 1, 2017、ARA News, December 1, 2017、Champress, December 1, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 1, 2017、al-Hayat, December 2, 2017、al-Mada Press, December 1, 2017、Naharnet, December 1, 2017、NNA, December 1, 2017、Reuters, December 1, 2017、SANA, December 1, 2017、UPI, December 1, 2017などをもとに作成。

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最高交渉委員会の使節団が中国を訪問:中国は特殊部隊のシリアへの派遣を強く否定(2017年12月1日)

最高交渉委員会の使節団が中国を訪問し、中国政府シリア問題特使の解晓岩らと会談した。

訪中したのは、ナスル・ハリーリー氏ら。

ドゥラル・シャーミーヤ(12月1日付)によると、解氏は会談で、中国特殊部隊がトルコマン・イスラーム党掃討のためにシリアに派遣されたとの報道に関して、「シリアへのいかなる治安部隊、軍部隊を派遣していないと断固否定する」と述べた。

会談では、最高交渉委員会使節団が中国側に、国連常任理事国として、国連安保理決議第2118号、第2254号履行に向けて、シリア政府に圧力をかけるよう求めた。

al-Durar al-Shamiya, December 1, 2017

AFP, December 1, 2017、ANHA, December 1, 2017、AP, December 1, 2017、ARA News, December 1, 2017、Champress, December 1, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 1, 2017、al-Hayat, December 2, 2017、al-Mada Press, December 1, 2017、Naharnet, December 1, 2017、NNA, December 1, 2017、Reuters, December 1, 2017、SANA, December 1, 2017、UPI, December 1, 2017などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県アブー・ハマーム市一帯を制圧(2017年12月1日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月1日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米主導の有志連合の航空支援を受け、ユーフラテス川左岸(東岸)でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、アブー・ハマーム市一帯を制圧した。

AFP, December 1, 2017、ANHA, December 1, 2017、AP, December 1, 2017、ARA News, December 1, 2017、Champress, December 1, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 1, 2017、al-Hayat, December 2, 2017、al-Mada Press, December 1, 2017、Naharnet, December 1, 2017、NNA, December 1, 2017、Reuters, December 1, 2017、SANA, December 1, 2017、UPI, December 1, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県南西部では、ヘルモン山部隊連合がシリア軍ヘリコプターを撃墜(2017年12月1日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月1日付)によると、県南西部のシャイフ山(ヘルモン山)一帯で活動を続けるヘルモン山部隊連合が、バイト・ジン村を爆撃するシリア軍ヘリコプターを撃墜したと発表、その映像(https://youtu.be/A2HBwv4bHlo)を公開した。

搭乗員は死亡したという。

Youtube, December 1, 2017

これに関して、シリア軍は、反体制武装集団の攻撃でヘリコプターが撃墜され、ヒムス県マリーミーン村出身のカマール・イブラーヒーム大佐が戦死したと発表した。

『ハヤート』(12月2日付)によると、シャイフ山部隊連合が活動するバイト・ジン村一帯やクナイトラ県北部は、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構の支配下にある。

一方、東グータ地方では、「彼らが不正を働いた」と銘打たれた戦闘に参加するシャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団は、ハラスター市郊外の車輌管理局一帯でシリア軍との戦闘を続けた。

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アレッポ県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(12月2日付)によると、シャーム解放機構が県南部でシリア軍に対する反転攻勢を行い、ヒルバト・フワイシュ村を奪還した。

AFP, December 1, 2017、ANHA, December 1, 2017、AP, December 1, 2017、ARA News, December 1, 2017、Champress, December 1, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 1, 2017、al-Hayat, December 2, 2017、al-Mada Press, December 1, 2017、Naharnet, December 1, 2017、NNA, December 1, 2017、Reuters, December 1, 2017、SANA, December 1, 2017、UPI, December 1, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, December 2, 2017などをもとに作成。

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ハッダード駐ロシア・シリア大使「いかなる場所で対話が行われようと交渉は前提条件無しでなければならない」(2017年12月1日)

リヤード・ハッダード駐ロシア・シリア大使は、ロシアのカザン市で記者団に対し、「いかなる形でいかなる対話が行われようと、それがジュネーブであろうが、別の場所であろうが、交渉は前提条件無しでなければならない」としたうえで、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領が提案し、ロシア・トルコ・イラン三カ国の政府が開催に合意しているシリア諸国民大会にシリア政府が参加する用意があると改めて表明した。

『ハヤート』(12月2日付)が伝えた。

AFP, December 1, 2017、ANHA, December 1, 2017、AP, December 1, 2017、ARA News, December 1, 2017、Champress, December 1, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 1, 2017、al-Hayat, December 2, 2017、al-Mada Press, December 1, 2017、Naharnet, December 1, 2017、NNA, December 1, 2017、Reuters, December 1, 2017、SANA, December 1, 2017、UPI, December 1, 2017などをもとに作成。

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ロジャヴァ支配地域で北シリア民主連邦自治体議会の投票が行われる(2017年12月1日)

西クルディスタン移行期民政局支配下のハサカ県、ラッカ県、アレッポ県各所で、北シリア民主連邦自治体(村、町、区、市、郡、地区)議会選挙の投票が実施され、各地で住民が投票を行った。

北シリア民主連邦のハディーヤ・ユースフ樹立評議会共同議長によると、西クルディスタン移行期民政局で活動する15以上の市民団体、人権団体が投票を監視、またイラク・クルディスタン地域やトルコからも使節団が立ち会ったという。

ANHA(12月1日付)によると、多くの住民が投票所を訪れ、選挙管理委員会はジャズィーラ地域、アフリーン地域、ユーフラテス地域の3地域における投票時間を午後8時から午後10時まで延長することを決定した。

ANHA, December 1, 2017
ANHA, December 1, 2017
ANHA, December 1, 2017
ANHA, December 1, 2017

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北シリア民主連邦の選挙監視委員会によると、立候補者総数は5,730人、うちジャズィーラ地域の立候補者は3,048人、ユーフラテス地域は1,170人、アフリーン地域の立候補者数は1,253人。

また、投票票総所は1,270カ所、うちジャズィーラ地域に824カ所、ユーフラテス地域に256カ所、アフリーン地区に205カ所が設置されるという。

なお、自治体議会選挙に先立って、9月22日にはコミューン首長選挙投票が実施されていた。

また2017年1月19日には地域議会、および連邦全体の議会に相当する「北シリア民主人民大会」の選挙の投票が予定されている。

AFP, December 1, 2017、ANHA, December 1, 2017、AP, December 1, 2017、ARA News, December 1, 2017、Champress, December 1, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 1, 2017、al-Hayat, December 2, 2017、al-Mada Press, December 1, 2017、Naharnet, December 1, 2017、NNA, December 1, 2017、Reuters, December 1, 2017、SANA, December 1, 2017、UPI, December 1, 2017などをもとに作成。

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レバノンの難民キャンプで3年にわたり避難生活を送ってきた西カラムーン地方住民100世帯が帰還(2017年12月1日)

ダマスカス郊外県では、SANA(12月1日付)によると、西カラムーン地方での戦闘を避けるためレバノン国内の難民キャンプで3年にわたり避難生活を送ってきたシリア人45世帯とレバノン人64世帯が、同地において治安と安定が回復したのを受けて帰還した。

SANA, December 1, 2017

AFP, December 1, 2017、ANHA, December 1, 2017、AP, December 1, 2017、ARA News, December 1, 2017、Champress, December 1, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 1, 2017、al-Hayat, December 2, 2017、al-Mada Press, December 1, 2017、Naharnet, December 1, 2017、NNA, December 1, 2017、Reuters, December 1, 2017、SANA, December 1, 2017、UPI, December 1, 2017などをもとに作成。

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ラタキア市でシリア軍兵士と人民防衛諸組織隊員約1,000人の集団結婚披露宴(2017年12月1日)

ラタキア県では、SANA(12月1日付)によると、ラタキア市郊外のスポーツ・シティで、シリア軍兵士および人民防衛諸組織隊員約1,000人の集団結婚披露宴が行われた。

集団結婚披露宴は、Syriatelと戦没者保障機構が合同で主催したもので、今回で5度目。

披露宴には約6,000人が出席した。

SANA, December 1, 2017

AFP, December 1, 2017、ANHA, December 1, 2017、AP, December 1, 2017、ARA News, December 1, 2017、Champress, December 1, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 1, 2017、al-Hayat, December 2, 2017、al-Mada Press, December 1, 2017、Naharnet, December 1, 2017、NNA, December 1, 2017、Reuters, December 1, 2017、SANA, December 1, 2017、UPI, December 1, 2017などをもとに作成。

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ジュネーブ8会議第1ラウンド閉幕:シリア政府代表団はリヤド2会合の閉幕声明が撤回されなければ直接協議を行わないと主張するとともに、デミストゥラ氏を「職権の範囲を超えている」と批判(2017年12月1日)

ジュネーブ8会議に参加するためにスイスを訪問中のシリア政府代表団は、ジュネーブの国連本部でスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表と会談した。

al-Hayat, December 2, 2017

シリア政府代表団の団長を務めるバッシャール・ジャアファリー国連シリア代表は、会談後の記者団に対して、サウジアラビアの首都リヤドでの反体制派全体会合(リヤド2会合)で採択された閉幕声明に関して、「総論各論いずれにおいても拒否されるべきもので、この声明が存在し続ける限り、直接協議には入れない」と述べた。

ジャアファリー国連代表は「我々は、リヤド2会合の声明での文言が前提条件を表明するものだと見ている…。我々にとって、そして多くの分析者や観察者にとって、リヤド2会合の声明は後退を意味している…。これは挑発的な言葉を用いたことによって生じた不備だ…。それゆえ、我々は、リヤード2会合の声明が総論各論いずれにおいても拒否されるべきだと考えている。とりわけ、それは今日にいたるまでの政治的、軍事的進展を考慮していない」と述べた。

ジャアファリー国連シリア代表はまた、デミストゥラ氏との会談で、ジュネーブ3会議の第2ラウンド(2016年3月)でシリア政府代表団が提示した12項目からなる原則文書をめぐって集中的な議論が行われたことを明らかにした。

シリア政府代表団は、デミストゥラ氏に対して、この文書を交渉の原則とするとともに、反体制派代表団に同文書を提示し、その反応を知らせるよう要請してきたが、デミストゥラ氏は、その後の会合においても、この要請に応えず、「自身が用意した文書を示し、これを交渉の基礎とするよう要請した」と指摘した。

また「彼は我々が示した文書の代わりに別の文書を提示したのだ…。これは仲介者としての彼の職権の範囲を超えたものだ。我々は仲介者と交渉しているのではない。仲介者を通じて交渉を行っているのだ」と批判した。

そのうえで、「我々はシリア政府代表団は、明日去る旨正式に伝えた…。(代表団がジュネーブに戻るか否かは)シリア政府が決めることになる」と述べた。

SANA(12月1日付)が伝えた。

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なお、『ハヤート』(3月25日付)が入手した文書案において示された12項目の骨子は以下の通り:

1. シリアの主権、独立、統一の尊重。いかなる領土も譲歩せず…シリア国民は平和的な手段を通じて、占領下のゴラン高原回復に努める。
2. 国連憲章に則ったかたちでの主権平等の原則の尊重と内政不干渉。シリア人のみが実主的方法、そして投票箱を通じて自らの未来を決し、いかなる外国の干渉、圧力も受けない。
3. 市民権、政治的多元主義、シリア国民のすべての社会的要素の参加、法治主義の原則に基づいた民主的、非宗派主義的国家。
4. シリアの歴史、多元性、宗教的価値観の強化。個人や集団の報復行為への不寛容。いかなる社会集団に対する差別の拒否とその完全なる保護
5. 女性の役割の強化と、代議、国家機関、「意思決定プロセス」に占める女性の割合を30パーセントに維持すること。
6. 国連安保理決議第2254号に準じ、非宗派的で包括的な信頼の置ける統治の仕組みの構築、新憲法の起草計画・プロセスの策定、新憲法に基づく行政府の自由で公正な国連監視下の選挙を骨子とする政治移行を実行すること。
7. 移行期統治機関は、政治移行を行うための安定的な環境を提供し、政治家に平等に機会を付与し、選挙や公的生活のなかで自身を確立できるようにする。
8. 国家機関、公共福祉機関の改革の継続。国際基準、ガヴァナンス、人権の原則に準じたかたちでの公共・民間両機関の保護。移行期統治機関による汚職撲滅に向けた政策実施と人権の原則への準拠。
9. 国連安保理が指定するテロ組織、テロリストの拒否。テロ撲滅に向けた国内での取り組みと国際協調。テロへの武器、資金、教練、温床の提供を阻止するよう国際社会に呼びかけること。
10. 移行プロセスと新憲法を支持・支援する武装集団の武装解除とメンバーの吸収を通じて、強力、統一的、愛国的な軍隊の再編にシリア人は尽力すること。この軍は法律に則り、国境、国民を外的脅威から防衛することを義務とする。国家およびその機関が軍の再編後は武器を独占すること。外国はシリア領内に介入してはならないこと。
11. 国際社会の支援のもと難民の自発的な帰国を促すこと。恣意的逮捕者の釈放。失踪者の消息調査。
12. 紛争被害については、和平実現後、支援国会議を開き、経済制裁を解除すること。

AFP, December 1, 2017、ANHA, December 1, 2017、AP, December 1, 2017、ARA News, December 1, 2017、Champress, December 1, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 1, 2017、al-Hayat, December 2, 2017、al-Mada Press, December 1, 2017、Naharnet, December 1, 2017、NNA, December 1, 2017、Reuters, December 1, 2017、SANA, December 1, 2017、UPI, December 1, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは3件の停戦違反を、トルコ側は3件の違反を確認(2017年12月1日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(12月1日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(アレッポ県、ヒムス県)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも3件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間にヒムス県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,291市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 1, 2017をもとに作成。

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