ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは5件の停戦違反を、トルコ側は6件の違反を確認(2017年12月30日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(12月30日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(アレッポ県2件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件、ラタキア県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも6件(イドリブ県2件、ハマー県1件、アレッポ県3件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 30, 2017をもとに作成。

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南部戦線所属2組織はダーイシュ系のハーリド・ブン・ワリード軍メンバーに1ヶ月の猶予を与え、投降を呼びかける(2017年12月30日)

ダルアー県で活動する自由シリア軍南部戦線所属のナワー自由人師団と殉教者ジャミールアブー・ザイン師団は共同声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓い、県南西部のヤルムーク川河畔地帯を支配下に置くハーリド・ブン・ワリード軍のメンバーに対して、1ヶ月の猶予を与え、それまでに離反するよう呼びかけるとともに、離反すれば彼らとその家族の生命を保証すると表明した。

al-Durar al-Shamiya, December 31, 2017

AFP, December 31, 2017、ANHA, December 31, 2017、AP, December 31, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2017、al-Hayat, January 1, 2018、Reuters, December 31, 2017、SANA, December 31, 2017、UPI, December 31, 2017などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領「シリア国境地帯からPYDを浄化する」「ロシアやイランと同じように、米国と協力したい」(2017年12月30日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、与党公正発展党(AKP)の大会で演説し、国境地帯から西クルディスタン移行期民政局を主導する民主統一党(PYD)を「浄化」するとの決意を表明する一方、「ロシアやイランと同じように、米国と協力したい」と述べた。

エルドアン大統領は「(ドナルド・トランプ米大統領が)この組織(PYD)への武器供与を行わないと私に個人的に約束して以降、装甲車輌などを積んだ貨物車輌4,000台以上が(西クルディスタン移行期民政局支配地域に)入った…。米国はこうした武器がトルコ国境地帯に配備されるだけでは満足せず、クルド人戦闘員を支援する来年の予算を経常した…。この国(米国)が我々とともに行動したくないならどうする…? 我々はこのテロ組織(PYD)をいずれにせよ追い詰め、しかもそれが遠い先の話ではないことをみなは受け容れるべきだ…。米国が我々と協力すれば、我々は幸せだ」と述べた。

また「我々がアフリーン市とマンビジュ市からテロリストを浄化したとき、両市住民は真に帰宅できるだろう。そのうえで、我々は、タッル・アブヤド市からラアス・アイン市にいたるすべての国境地帯に安定をもたらす。なぜなら、この地域は我々にとって脅威をもたらしているからだ」と述べた。

『ハヤート』(12月31日付)が伝えた。

AFP, December 30, 2017、ANHA, December 30, 2017、AP, December 30, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2017、al-Hayat, December 31, 2017、Reuters, December 30, 2017、SANA, December 30, 2017、UPI, December 30, 2017などをもとに作成。

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米政府高官はイスラエルに、イランの影響力拡大阻止のためシリアに軍を残留させる意志を伝える(2017年12月30日)

イスラエルのチャンネル10(12月30日付)は、米ドナルド・トランプ政権内の匿名高官の話として、米国がイスラエルに対し、シリアにおけるイランの影響力拡大を阻止するために、米軍をシリアに駐留させる決意を示したと伝えた。

同高官によると「シリアにおけるイランの影響力拡大にどう対抗するかという問題は、ホワイト・ハウスで行われた米・イスラエル両国政府間の最近の交渉において、イスラエルにとって、もっともセンスィティブな問題となった」という。

al-Durar al-Shamiya, December 30, 2017

AFP, December 30, 2017、ANHA, December 30, 2017、AP, December 30, 2017、Channel 10, December 30, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2017、al-Hayat, December 31, 2017、Reuters, December 30, 2017、SANA, December 30, 2017、UPI, December 30, 2017などをもとに作成。

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プーチン大統領とアサド大統領は新年の祝電でテロとの戦いと経済再建に向けた協力強化を確認(2017年12月30日)

ロシア大統領府広報局は、ヴラジミール・プーチン大統領が、アサド大統領に新年の祝電を送り、「シリアでより良い状況に向けた抜本的変化が継続」することへの期待を表明し、「一刻も早いテロリストに対する勝利と日常生活の回復が、中東の治安と安定に資する」と伝えたと発表した。

プーチン大統領はまた祝電のなかで「ロシアはダマスカスとの協力を続け、シリアの主権、領土の一体性維持のためにすべてを提供する。危機解決に向けた政治プロセス強化のために行動し、シリア経済再建に努力を惜しまない」と伝えたという。

一方、アサド大統領もプーチン大統領に同様の祝電を送り、「数年来の「テロとの戦い」やシリア国民の抵抗力強化に対するロシアの姿勢は両国の信頼関係を強化している」と返礼、「さまざまな領域で両国間の関係を強化することが重要」だと述べたという。

『ハヤート』(12月31日付)が伝えた。

AFP, December 30, 2017、ANHA, December 30, 2017、AP, December 30, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2017、al-Hayat, December 31, 2017、Reuters, December 30, 2017、SANA, December 30, 2017、UPI, December 30, 2017などをもとに作成。

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シリア国民連合傘下の暫定内閣国防省はアレッポ県北部の武装集団を統合し「シリア国民軍」を結成すると発表(2017年12月30日)

トルコのガジアンテップ市で活動するシリア革命反体制勢力国民連立傘下の暫定内閣国防省は、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室、「家の者たち」作戦司令室)の拠点都市であるアレッポ県アアザーズ市内にある参謀委員会本部で会合を開き、アレッポ県の「解放区」で「シリア国民軍」を結成すると発表した。

会合には、アレッポ県東部および北部で活動するすべての反体制武装集団の幹部が参加した。

ドゥラル・シャーミーヤ(12月30日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, December 30, 2017

AFP, December 30, 2017、ANHA, December 30, 2017、AP, December 30, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2017、al-Hayat, December 31, 2017、Reuters, December 30, 2017、SANA, December 30, 2017、UPI, December 30, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県北部に進駐するトルコ軍がロジャヴァ支配地域を砲撃、YPGが応戦(2017年12月30日)

アレッポ県では、ANHA(12月30日付)によると、カフルハーシル村、アアザーズ市に進駐するトルコ軍が西クルディスタン移行期民政局支配下アフリーン市近郊のアイン・ダクナ村、マルアナーズ村、カスタル・ジャンドゥー丘を砲撃、人民防衛隊および女性防衛部隊が応戦し、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団戦闘員7人を負傷させた。

ANHA, December 30, 2017

AFP, December 30, 2017、ANHA, December 30, 2017、AP, December 30, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2017、al-Hayat, December 31, 2017、Reuters, December 30, 2017、SANA, December 30, 2017、UPI, December 30, 2017などをもとに作成。

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ラッカ県でダーイシュが殺害したと思われる115人の遺体発見(2017年12月30日)

ラッカ県では、SANA(12月30日付)によると、(ヒルバト・)ワーウィー村近郊で、ダーイシュ(イスラーム国)によって殺害・遺棄されたと思われる遺体115体が発見、回収された。

遺体は2カ所に分けて遺棄されていたという。

SANA, December 30, 2017

AFP, December 30, 2017、ANHA, December 30, 2017、AP, December 30, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2017、al-Hayat, December 31, 2017、Reuters, December 30, 2017、SANA, December 30, 2017、UPI, December 30, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合はハサカ県のキャンプに収容していたダーイシュ戦闘員をヘリで再び移送(2017年12月30日)

SANA(12月30日付)は、ハサカ県郊外の複数の住民筋に話として、米主導の有志連合が、件南部に設置されているサッド避難民キャンプに収容されていたダーイシュ(イスラーム国)のメンバー複数をバースィル・ダム近くでヘリコプターに乗せ、移送した、と伝えた。

移送されたダーイシュ・メンバーは、有志連合によって避難民キャンプに連行され、収容されていた。

移送先は不明。

SANA, December 30, 2017

AFP, December 30, 2017、ANHA, December 30, 2017、AP, December 30, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2017、al-Hayat, December 31, 2017、Reuters, December 30, 2017、SANA, December 30, 2017、UPI, December 30, 2017などをもとに作成。

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アル=カーイダ系のシャーム解放機構、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制派はハマー県北部、イドリブ県南部、ダマスカス郊外県東グータ地方でシリア軍と交戦(2017年12月30日)

ハマー県では、SANA(12月30日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに県北部およびイドリブ県南部でシャーム解放機構などからなる武装集団と交戦し、イドリブ県に面するアトシャーン村、ハムダーニーヤ村、サッルーミーヤ村、アブー・ウマル村、ナースィリーヤ村の5カ村を制圧した。

SANA, December 30, 2017
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一方、ドゥラル・シャーミーヤ(12月30日付)によると、反体制武装集団がシリア軍制圧下のアブー・ウマル村、タッル・マラク村一帯で反撃、シリア軍と激しく交戦した。

これに対して、シリア軍はザカート村、カフルズィーター市一帯を爆撃、ラターミナ町一帯を砲撃した。

また、『ハヤート』(12月31日付)によると、シリア軍とシャーム解放機構などからなる武装集団の戦闘が激化するなか、ヌールッディーン・ザンキー運動がハマー県北東部に部隊を派遣した。

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ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(12月31日付)によると、イスラーム軍、アル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動とシャーム解放機構などからなる武装集団が東グータ地方でシリア軍と激しく交戦した。

シリア人権監視団によると、戦闘は、ハラスター市および同市郊外(車両管理局)、カースィミーヤ町、ビラーリーヤ村、ナシャービーヤ町、ハズラマー村一帯で激しく行われ、シリア軍がハラスター市を25回以上にわたり爆撃し、看護師1人が死亡、民間人8人が負傷したという。

シリア軍はまた、アルバイン市、ナシャービーヤ町を空爆・砲撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(12月30日付)によると、イスラーム軍は、ナシャービーヤ町、フーシュ・ダワーヒラ村、ハズラマー村一帯に進攻しようとしたシリア軍と交戦した。

一方、SANA(12月30日付)によると、反体制武装集団は、ハラスター市郊外、ワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプを砲撃した。

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ラタキア県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(12月30日付)によると、シャーム解放機構のエリート部隊に所属する特攻戦闘員(インチマースィー)の一団が、県北部のアイン・アシャラ村にあるシリア軍拠点に対して、自爆攻撃を行い、兵士11人を殺害した。

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アレッポ県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(12月30日付)によると、シャーム解放機構が県南部でシリア軍と交戦し、ブルジュ・サブナ村を奪還した。

一方、SANA(12月30日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市ナイル通りを砲撃し、女児1人が負傷した。

AFP, December 30, 2017、ANHA, December 30, 2017、AP, December 30, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 30, 2017、al-Hayat, December 31, 2017、Reuters, December 30, 2017、SANA, December 30, 2017、UPI, December 30, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, December 30, 2017などをもとに作成。

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