アル=カーイダ系のシャーム解放機構はダマスカス県、ダマスカス郊外県からの戦闘員と家族退去に向けてシリア軍と協議(2017年12月26日)

首都の声(サウト・アースィマ)(12月26日付)は、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構の使節団が、シリア軍の代表と会談し、ダマスカス県南部のヤルムーク・パレスチナ難民キャンプおよびダマスカス郊外県東グータ地方からのメンバーの退去について協議したと伝えた。

アブー・バクル・アムニーを名のる幹部を団長とするシャーム解放機構の使節団は、シリア軍治安部門の高官らと会談し、シャーム解放機構メンバーおよび家族のイドリブ県方面への退去、キャンプのシリア政府への引き渡しについて協議したという。

AFP, December 26, 2017、ANHA, December 26, 2017、AP, December 26, 2017、ARA News, December 26, 2017、Champress, December 26, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2017、al-Hayat, December 26, 2017、al-Mada Press, December 26, 2017、Naharnet, December 26, 2017、NNA, December 26, 2017、Reuters, December 26, 2017、SANA, December 26, 2017、Sawt al-‘Asima, December 26, 2017、UPI, December 26, 2017などをもとに作成。

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ロシアのボグダノフ外務副大臣「トルコのシリア駐留は暫定的なもので、緊張緩和地帯にかかわっている」(2017年12月26日)

ロシアのミハイル・ボグダノフ外務副大臣は、米国のシリア領内駐留を正当化するいかなる根拠もないと非難した。

ボグダノフ外務副大臣は「米国人に言いたい。ダーイシュ(イスラーム国)への勝利は実現した。あなた方にはもはやシリアに留まる実質的ないかなる理由もない。そもそもシリア領内に進駐するいかなる法的正当性もない…。米国は今度は、シリアで政治プロセスが始まるまで退去しないというような新たな口実を我々に示すようになっているが、我々はこれを拒否する…。トルコのシリア駐留は暫定的なもので、緊張緩和地帯にかかわっている…。つまり、緊張緩和地帯設置の必要がなくなれば、保証国(ロシア、トルコ、イラン)が講じているすべての措置も終了する」と述べた。

『ハヤート』(12月27日付)が伝えた。

AFP, December 26, 2017、ANHA, December 26, 2017、AP, December 26, 2017、ARA News, December 26, 2017、Champress, December 26, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2017、al-Hayat, December 26, 2017、al-Mada Press, December 26, 2017、Naharnet, December 26, 2017、NNA, December 26, 2017、Reuters, December 26, 2017、SANA, December 26, 2017、UPI, December 26, 2017などをもとに作成。

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シリア各県政治評議会はシリア国民対話大会(シリア諸国民大会)を「断固拒否」(2017年12月26日)

反体制組織の「シリア各県政治評議会」は声明を出し、1月29~30日にロシアのソチで開催が予定されているシリア国民対話大会(シリア諸国民大会)を「断固拒否」すると発表し、「犯罪者アサド悪党の打倒」を呼びかけた。

AFP, December 26, 2017、ANHA, December 26, 2017、AP, December 26, 2017、ARA News, December 26, 2017、Champress, December 26, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2017、al-Hayat, December 26, 2017、al-Mada Press, December 26, 2017、Naharnet, December 26, 2017、NNA, December 26, 2017、Reuters, December 26, 2017、SANA, December 26, 2017、UPI, December 26, 2017などをもとに作成。

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北シリア民主連邦アフリーン地域シャフバー地区共同議長選出(2017年12月26日)

北シリア民主連邦執行委員会は、アレッポ県ファーフィーン村で、アフリーン地域シャフバー地区の共同議長を選出するための会合を招集した。

会合には、執行委員会メンバー、アフリーン地方立法評議会のムハンマド・サイード共同議長、シャフバー地区選挙当選者らが出席し、投票の結果、イマード・ダーウド氏、ワファー・ムスタファー氏がシャフバー地区共同議長に、イスマーイール・ムーサー氏、スーズダール・カースィム氏、マフムード・ハーッジ・イーサー氏を共同副議長に選出された。

ANHA(12月26日付)が伝えた。

ANHA, December 26, 2017

AFP, December 26, 2017、ANHA, December 26, 2017、AP, December 26, 2017、ARA News, December 26, 2017、Champress, December 26, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2017、al-Hayat, December 26, 2017、al-Mada Press, December 26, 2017、Naharnet, December 26, 2017、NNA, December 26, 2017、Reuters, December 26, 2017、SANA, December 26, 2017、UPI, December 26, 2017などをもとに作成。

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ロジャヴァ支配下のタブカ市(ラッカ県)でアサド政権打倒を求める大規模デモ(2017年12月26日)

ラッカ県では、ANHA(12月26日付)によると、タブカ市でアサド政権の打倒を求めるデモが行われ、数千人が参加した。

部族のシャイフ、女性組織、青年組織などに動員されたデモ参加者は「ダーイシュ(イスラーム国)の傭兵のためにシリアを破壊した裏切り者」、「自由で民主的な統一シリア万歳」、「我々はみな一つの人民、一つの血だ。人種主義反対」などと書かれたプラカードを掲げて、抗議した。

ANHA, December 26, 2017

AFP, December 26, 2017、ANHA, December 26, 2017、AP, December 26, 2017、ARA News, December 26, 2017、Champress, December 26, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2017、al-Hayat, December 26, 2017、al-Mada Press, December 26, 2017、Naharnet, December 26, 2017、NNA, December 26, 2017、Reuters, December 26, 2017、SANA, December 26, 2017、UPI, December 26, 2017などをもとに作成。

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ハマー県で、自由イドリブ軍、シャーム自由人イスラーム運動、シャーム解放機構に近いイバー通信はシリア軍戦闘機を撃墜したと発表(2017年12月26日)

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月26日付)によると、県北部で活動を続ける反体制武装集団が、アトシャーン村近郊でシリア軍戦闘機を撃墜したと発表、Youtubeにその画像(https://youtu.be/kOtd0uzFZrUhttps://youtu.be/AQ-_P5g3Nwg)が公開された。

Youtube, December 26, 2017
Youtube, December 26, 2017
Youtube, December 26, 2017
Youtube, December 26, 2017

戦闘機を撃墜したと発表したのは、シャーム解放機構と共闘する自由イドリブ軍、シャーム自由人イスラーム運動、そしてシャーム解放機構に近いイバー通信の三者。

al-Durar al-Shamiiya, December 26, 2017
al-Durar al-Shamiiya, December 26, 2017
al-Durar al-Shamiiya, December 26, 2017
al-Durar al-Shamiiya, December 26, 2017

その後、SANA(12月26日付)も、シリア軍戦闘機がシャーム解放機構の攻撃を受け、県北部に墜落し、パイロット1人が死亡したと伝えた。

Youtubeに公開された映像によると、撃墜された戦闘機はL39軽戦闘機だという。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍はラターミナ町一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、SANA(12月26日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、県南東部でシャーム解放機構などからなる武装集団と交戦し、タッル・アスワド村、ムシャイリファ(ムシャイリファト・アブー・ダーリー)村近郊の放棄された大隊基地を制圧した。

シリア軍はまた、タッル・マルディーフ村、サラーキブ市、ウンム・ハーラタイン村、スィンジャール町、ファフル村、フワイン村、タッル・アマーラ村、カフルアミーム村、アブー・ダーリー村、ムシャイリファ(ムシャイリファト・アブー・ダーリー)村一帯を砲撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(12月26日付)によると、ロシア軍戦闘機がタマーニア町を爆撃した。

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ダマスカス県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(12月26日付)によると、シャーム解放機構がジャウバル区で特殊作戦を実施し、シリア軍が掘削した地下トンネルで兵士2人を殺害し、大量の爆発物を捕獲、その後トンネルを破壊した。

AFP, December 26, 2017、ANHA, December 26, 2017、AP, December 26, 2017、ARA News, December 26, 2017、Champress, December 26, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2017、al-Hayat, December 26, 2017、al-Mada Press, December 26, 2017、Naharnet, December 26, 2017、NNA, December 26, 2017、Reuters, December 26, 2017、SANA, December 26, 2017、UPI, December 26, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, December 26, 2017などをもとに作成。

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イスラーム軍は捕虜多数を釈放、その見返りにシリア政府はダマスカス郊外県東グータ地方から重篤患者27人を受け入れる(2017年12月26日)

シリア赤新月社は声明を出し、ボランティア・チームが、ダマスカス郊外県東グータ地方に入り、重篤患者の搬送作業を行った。

SANA(12月26日付)が伝えた。

一方、イスラーム軍は声明を出し、アサド政権との合意に基づき、捕虜多数を釈放、その見返りとして、シリア赤新月社が東グータ地方から重篤患者29人を搬出したと発表した。

 

al-Durar al-Shamiiya, December 26, 2017
al-Durar al-Shamiiya, December 26, 2017
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AFP, December 26, 2017、ANHA, December 26, 2017、AP, December 26, 2017、ARA News, December 26, 2017、Champress, December 26, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2017、al-Hayat, December 26, 2017、al-Mada Press, December 26, 2017、Naharnet, December 26, 2017、NNA, December 26, 2017、Reuters, December 26, 2017、SANA, December 26, 2017、UPI, December 26, 2017などをもとに作成。

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ラヴロフ露外務大臣とティラーソン米国務長官は電話会談でソチでのシリア国民対話大会の準備について協議(2017年12月26日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣とレックス・ティラーソン米国務長官は電話会談を行い、1月29~30日にロシアのソチで開催が予定されているシリア国民対話大会(シリア諸国民大会)の開催準備に関して意見を交わした。

両外相はまた、北朝鮮への対応などについても協議した。

ロシア外務省が発表した。

AFP, December 26, 2017、ANHA, December 26, 2017、AP, December 26, 2017、ARA News, December 26, 2017、Champress, December 26, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2017、al-Hayat, December 26, 2017、al-Mada Press, December 26, 2017、Naharnet, December 26, 2017、NNA, December 26, 2017、Reuters, December 26, 2017、SANA, December 26, 2017、UPI, December 26, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは9件の停戦違反を、トルコ側は3件の違反を確認(2017年12月26日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(12月26日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(アレッポ県7件、ラタキア県1件、ヒムス県1件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも3件(イドリブ県2件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県1件)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間にヒムス県の1カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,316市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 26, 2017をもとに作成。

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米主導の有志連合は12月18~12月21日までの4日間でシリア領内で9回の爆撃を実施(2017年12月26日)

米中央軍(CENTCOM)は22日付で、12月18~21日の4日間でのシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

12月18日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し3回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は2回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

12月19日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し4回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は3回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

12月20日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し3回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は3回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

12月21日は、シリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対し1回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は1回で、ブーカマール市近郊に対して行われた。

CENTCOM, December 26, 2017をもとに作成。

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