ハマー県東部でシャーム解放機構とダーイシュが交戦(2017年12月6日)

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月7日付)によると、県東部のアブー・アウジャ村一帯でシャーム解放機構とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

AFP, December 7, 2017、ANHA, December 7, 2017、AP, December 7, 2017、ARA News, December 7, 2017、Champress, December 7, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 7, 2017、al-Hayat, December 8, 2017、al-Mada Press, December 7, 2017、Naharnet, December 7, 2017、NNA, December 7, 2017、Reuters, December 7, 2017、SANA, December 7, 2017、UPI, December 7, 2017などをもとに作成。

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シリアのシャアバーン大統領府政治報道補佐官「トランプ米大統領は、アラブ保守勢力の了承のもと、エルサレムをイスラエルの首都と承認した」(2017年12月6日)

ブサイナ・シャアバーン大統領府政治報道補佐官は、マヤーディーン・チャンネル(12月6日付)の電話取材に応じ、そのなかでドナルド・トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都として承認したと発表したことに関して、「その歴史を通じて、パレスチナ問題に真摯に取り組んでいると偽善的に振る舞ってきたアラブ保守勢力の了承を得て行われたものだ」と断じた。

シャアバーン報道官は「この決定には何の価値もない。なぜなら、歴史は、混乱状態にある一部の人間の決定によって作り出されるのではなく、誠実な問題当事者によって作られるからだ。トランプ大統領は当事者ではない」と述べたうえで、こうした現状を変革するため、真のアラブ復興に向けた計画を策定するためのイニシアチブを発揮すべきだと主唱した。

SANA(12月6日付)が伝えた。

SANA, December 6, 2017

AFP, December 6, 2017、ANHA, December 6, 2017、AP, December 6, 2017、ARA News, December 6, 2017、Champress, December 6, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 6, 2017、al-Hayat, December 7, 2017、al-Mada Press, December 6, 2017、Naharnet, December 6, 2017、NNA, December 6, 2017、Qanat al-Mayadin, December 6, 2017、Reuters, December 6, 2017、SANA, December 6, 2017、UPI, December 6, 2017などをもとに作成。

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レバノンのアウン大統領とハリーリー首相はともにエルサレムをイスラエルの首都として承認したトランプ米大統領の決定を拒否(2017年12月6日)

レバノンのミシェル・アウン大統領とサアド・ハリーリー首相は、ドナルド・トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都として承認したと発表したことを批判した。

アウン大統領はツイッターを通じて「地域における和平プロセスのスポンサーである米国の信用を奪う危険な決定だ…。この決定はパレスチナ・イスラエル和平プロセスを何十年も後退させ、両者を和解させようとするあらゆる試みを破壊するものだ…。米国の決定によって、地域、さらには世界全体の安定が脅かされるかもしれない」と述べた。

ハリーリー首相は、「アラブ世界は…地域を危険に曝すトランプ大統領の決定を拒否している…。レバノンはこの決定を遺憾に思い、拒否する。レバノンは今日から、パレスチナ人民ともっとも強く連帯し、エルサレムを首都とする独立国家樹立に向けた彼らの権利を支持すると宣言する」と述べた。

ナハールネット(12月6日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, December 6, 2017

AFP, December 6, 2017、ANHA, December 6, 2017、AP, December 6, 2017、ARA News, December 6, 2017、Champress, December 6, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 6, 2017、al-Hayat, December 7, 2017、al-Mada Press, December 6, 2017、Naharnet, December 6, 2017、NNA, December 6, 2017、Reuters, December 6, 2017、SANA, December 6, 2017、UPI, December 6, 2017などをもとに作成。

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ティラーソン米国務長官「アサドが政権トップである限り、交渉につくべきだとロシアに伝えた」(2017年12月6日)

レックス・ティラーソン米国務長官は、5日に再開されたジュネーブ8会議(第2ラウンド)に関して、ロシアに対してシリア政府代表団を参加させるべきだと伝えたことを明らかにした。

ティラーソン国務長官は「国連安保理決議第2254号に基づいて、我々はロシアに、シリア政府が交渉のテーブルにつくのが重要だと伝えた…。バッシャール・アサドが政権トップである限り、交渉に関する約束事を守るべきだ」と述べた。

ロイター通信(12月6日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, December 6, 2017

AFP, December 6, 2017、ANHA, December 6, 2017、AP, December 6, 2017、ARA News, December 6, 2017、Champress, December 6, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 6, 2017、al-Hayat, December 7, 2017、al-Mada Press, December 6, 2017、Naharnet, December 6, 2017、NNA, December 6, 2017、Reuters, December 6, 2017、SANA, December 6, 2017、UPI, December 6, 2017などをもとに作成。

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WHOシリア事務所長「シリア政府は東グータ地方の病人500人の搬送を認めない」(2017年12月6日)

WHO(世界保健機関)シリア事務所長のエリザベス・ホフ氏は、シリア軍の包囲下にあるダマスカス郊外県東グータ地方で約500人の病人が治療のために同地からの搬送を待っている状態にあるが、シリア政府がそれを認めようとしていないと非難した。

ロイター通信(12月6日付)が伝えた。

AFP, December 6, 2017、ANHA, December 6, 2017、AP, December 6, 2017、ARA News, December 6, 2017、Champress, December 6, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 6, 2017、al-Hayat, December 7, 2017、al-Mada Press, December 6, 2017、Naharnet, December 6, 2017、NNA, December 6, 2017、Reuters, December 6, 2017、SANA, December 6, 2017、UPI, December 6, 2017などをもとに作成。

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イスラーム軍は東グータ地方に対するシリア軍の包囲に対処するため、「友好国」、中国、国連に連絡(2017年12月6日)

ダマスカス郊外県東グータ地方で活動を続け、アスタナ会議、ジュネーブ会議に代表を派遣しているイスラーム軍のムハンマド・アッルーシュ政治委員会議長は、テレグラム(12月6日付)を通じて、東グータ地方に対するシリア軍の包囲に対処するため、「友好国」、そして中国、国連などと連絡をとるなど外交活動を行っていることを明らかにした。

ドゥラル・シャーミーヤ(12月6日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, December 6, 2017

AFP, December 6, 2017、ANHA, December 6, 2017、AP, December 6, 2017、ARA News, December 6, 2017、Champress, December 6, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 6, 2017、al-Hayat, December 7, 2017、al-Mada Press, December 6, 2017、Naharnet, December 6, 2017、NNA, December 6, 2017、Reuters, December 6, 2017、SANA, December 6, 2017、UPI, December 6, 2017などをもとに作成。

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ロシア軍はYPG主体のシリア民主軍を航空支援、ダイル・ザウル県ユーフラテス川左岸(東岸)を爆撃し、多数の民間人を殺傷(2017年12月6日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月6日付)が複数の現地消息筋の話として伝えたところによると、ロシア軍戦闘機が5日深夜、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍を航空支援するかたちで、ダランジュ村からイラク国境に至るユーフラテス川左岸(東岸)の18町村(東ジャルズィー村)を爆撃し、民間人15人が死亡し、10人が負傷した。

死亡した民間人のほとんどは避難民で、うち6人が子どもだという(シリア人権監視団によると、この爆撃で21人が死亡)。

AFP, December 6, 2017、ANHA, December 6, 2017、AP, December 6, 2017、ARA News, December 6, 2017、Champress, December 6, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 6, 2017、al-Hayat, December 7, 2017、al-Mada Press, December 6, 2017、Naharnet, December 6, 2017、NNA, December 6, 2017、Reuters, December 6, 2017、SANA, December 6, 2017、UPI, December 6, 2017などをもとに作成。

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シリア軍はダイル・ザウル県のユーフラテス川右岸(西岸)全域をダーイシュの支配から解放(2017年12月6日)

ダイル・ザウル県では、SANA(12月6日付)によると、シリア軍が同盟部隊とともに、ユーフラテス川右岸(西岸)でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を継続し、ジャラー村、クスール・ウンム・サーバー村、サフサーファ村、アジュラジャ村、ワルド油田、サーリヒーヤ(サーリヒーヤト・ジャズィーラ)村、スブハ村、トゥータヒーヤ村、アッバース村、マルイー村、シャンマル村、ラーイジュ村、カトア村、ターリシュ村、ナスーリーヤ山、バカアーン村、ラマーディー村、タッル・バニー村、タッル・ヒンズィール村、ハサラート村、ウライウィー村、ガブラ村、ダイル・ザウル市・マヤーディーン市間の幹線道路およびマヤーディーン市・ブーカマール市間の幹線道路を制圧した。

シリア軍はこれによって、ユーフラテス川西岸全域を解放した。

Wikipedia

AFP, December 6, 2017、ANHA, December 6, 2017、AP, December 6, 2017、ARA News, December 6, 2017、Champress, December 6, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 6, 2017、al-Hayat, December 7, 2017、al-Mada Press, December 6, 2017、Naharnet, December 6, 2017、NNA, December 6, 2017、Reuters, December 6, 2017、SANA, December 6, 2017、UPI, December 6, 2017などをもとに作成。

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ロシア国防省はシリアでのダーイシュに対する「テロとの戦い」で勝利宣言(2017年12月6日)

ロシア国防省は、ダーイシュ(イスラーム国)支配下にあったシリア領内のすべての地域が解放され、ダーイシュが敗北したと発表した。

ロシア軍のヴァレリー・ゲラシモフ参謀総長(兼第1国防副大臣)は記者会見で「シリア国内におけるダーイシュの全組織は敗北した。シリアはテロリストから解放された。セルゲイ・ショイグ国防大臣は、ヴラジミール・プーチン大統領に1時間前にその旨を伝えた」と述べた。

ゲラシモフ参謀総長は、シリア軍のスハイル・ハサン准将が指揮する部隊が第5軍団(いわゆる予備部隊)とともに、6日にサーリヒーヤ(サーリヒーヤト・ジャズィーラ)村などユーフラテス川右岸(西岸)一帯を制圧し、1000以上の村が解放されたことで、「ダーイシュによって支配されている地域は今日シリアになくなった」と発表した。

Ministry of Defense of Russia, December 6, 2017
Ministry of Defense of Russia, December 6, 2017
Ministry of Defense of Russia, December 6, 2017

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 6, 2017をもとに作成。

 

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは5件の停戦違反を、トルコ側は1件の違反を確認(2017年12月6日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(12月6日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(アレッポ県3件、ダマスカス県・ダマスカス郊外県2件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも1件(ダマスカス県・ダマスカス郊外県)の停戦違反を確認したという。

ほとんどの停戦違反は、ダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構の支配地域として登録されている地域で発生したという。

一方、過去24時間にアレッポ県の2カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,301市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 6, 2017をもとに作成。

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