イラク軍はYPG主体のシリア民主軍とシリア東部のダーイシュ掃討に向けた合同作戦司令室を設置し、シリア領内のダーイシュ拠点を爆撃(2018年5月14日)

イラク軍は声明を出し、「武装部隊総司令部の命令を受け、イラク空軍のF-16戦闘機がシリア領内にあるダーイシュ(イスラーム国)の司令兵站拠点を爆撃、これを完全に破壊した」と発表した。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月14日付)によると、爆撃は、ダイル・ザウル県東部のバーグーズ村制圧に向けて、イラク軍、イラク人民動員隊が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と合同作戦司令室を設置したことを受けたものだという。

なお、合同作戦司令室設置を受けて、イラク軍とイラク人民動員隊は11日から、バーグーズ村に向けて進軍を本格化させている。

al-Durar al-Shamiya, May 14, 2018

AFP, May 14, 2018、ANHA, May 14, 2018、AP, May 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 14, 2018、al-Hayat, May 15, 2018、Reuters, May 14, 2018、SANA, May 14, 2018、UPI, May 14, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュが支配していたハジャル・アスワド市の80%以上を制圧、クドス旅団とともにパレスチナ難民キャンプに向け進軍(2018年5月14日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍はダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあったハジャル・アスワド市の80%以上を制圧した。

また、シリア人権監視団によると、これを受け、シリア軍は、パレスチナ人の民兵組織のクドス旅団などとともに、ダマスカス県南部のヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ、タダームン区、ザイン地区一帯に進軍し、ダーイシュと激しく交戦した。

syria.liveuamap.com, May 14, 2018

一方、SANA(5月14日付)によると、シリア軍がハジャル・アスワド市でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を継続し、13日制圧した同市北部地区からさらに同市北部一帯に進軍した。

SANA, May 14, 2018

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月14日付)によると、ダーライヤー中隊連合を名乗る武装集団(ダマスカス郊外県出身者からなると思われる武装集団)の特攻自爆戦闘員(インギマースィー)が、カファルヤー町近郊にある人民諸委員会の拠点に対して自爆攻撃を行い、民兵(12イマーム派)多数を殺害した。

AFP, May 14, 2018、ANHA, May 14, 2018、AP, May 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 14, 2018、al-Hayat, May 15, 2018、Reuters, May 14, 2018、SANA, May 14, 2018、UPI, May 14, 2018などをもとに作成。

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ヒムス県北部、ハマー県南部の反体制武装集団の戦闘員と家族がイドリブ県に退去(2018年5月14日)

SANA(5月14日付)によると、ロシア仲介によるシリア政府と、ヒムス県北部・ハマー県南部の反体制武装集団の停戦合意(1日)に従い、シリア軍に重火器、中火器の引き渡しを完了した武装集団の戦闘員とその家族が、7~8、11~13日に引き続き、シリア政府によって準備された大型バス112台に分乗し、シャーム解放機構などの反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県に退去した。

このうち59台はヒムス県サムアリール村からイドリブ県方面に、63台はラスタン市近郊のラスタン橋から同じくイドリブ県方面に向かった。

SANA, May 14, 2018

AFP, May 14, 2018、ANHA, May 14, 2018、AP, May 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 14, 2018、al-Hayat, May 15, 2018、Reuters, May 14, 2018、SANA, May 14, 2018、UPI, May 14, 2018などをもとに作成。

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アスタナ9会議開幕:反体制派は「トルコとシャーム解放機構(ヌスラ戦線)の戦いはない」とする一方、シャーム解放機構に脱アル=カーイダ化を呼びかける(2018年5月14日)

カザフスタンの首都アスタナで、シリア政府と反体制武装集団の停戦協議「アスタナ9会議」が開幕した。

会議は14、15日の2日の予定。

バッシャール・ジャアファリー国連シリア代表を団長とするシリア政府使節団は、アスタナで、イランのホセイン・ジャーベリー・アンサーリー・アラブ・アフリカ担当外務副大臣を団長とするイラン代表団、アレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使を団長とするロシア代表団と個別に会談した。

イラン代表団との会談では、アスタナ9会議の議事内容のほか、トルコによる国際法、国連憲章、アスタナ合意への違反に対して協力して対処すること、テロとの戦いを継続することが確認された。

SANA, May 14, 2018

ロシア代表団との会談では、テロとの戦いの継続について意見が交わされた。

SANA(5月14日付)が伝えた。

なお、ロシア、イランとともに、会議の保証国であるトルコは、セダト・オナル外務大臣特別顧問を団長とする代表団を派遣している。

また、ヨルダンの代表団、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表はオブザーバーとして参加した。

ロシア、イラン、トルコ、そしてシリア政府の代表団、デミストゥラ・シリア特別代表、ヨルダンの代表団は13日に、反体制派代表団(シリア軍事革命諸勢力代表団)は14日未明にアスタナ入りした。

シリア政府代表団とシリア軍事革命諸勢力代表団の直接協議はなされない。

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シリア軍事革命諸勢力代表団の団長を務める自由シリア軍参謀委員会副司令官でヒムス戦線司令官のファーティフ・ハッスーン大佐はDPA(5月14日付)の取材に応え、「イドリブ県でトルコとシャーム解放機構の間にいかなる逃走も起きない」としつつ、シャーム解放機構に対して、アル=カーイダの思想に準じた活動を放棄するよう呼びかけた。

al-Durar al-Shamiya, May 14, 2018

『ハヤート』(5月15日付)が、複数の反体制消息筋の話として伝えたところによると、会合では、緊張緩和地帯での停戦違反、強制移住、逮捕者・捕虜への対応、1月末のソチでのシリア国民対話大会で設置が合意された制憲委員会への対応などが話し合われる予定だという。

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一方、カザフスタン外務省のアンワル・ザイナコフ(Anwar Zhainakov)報道官は記者団に対して、「米国代表団は今次のアスタナでの会議への参加を見合わせた」と発表した。

RT(5月14日付)が伝えた。

AFP, May 14, 2018、ANHA, May 14, 2018、AP, May 14, 2018、DPA, May 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 14, 2018、al-Hayat, May 15, 2018、Reuters, May 14, 2018、SANA, May 14, 2018、UPI, May 14, 2018などをもとに作成。

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シリア外務省は米大使館のエルサレム移転に伴うパレスチナ人の大規模抗議行動に対するイスラエルの「虐殺」を非難(2018年5月14日)

外務在外居住者省の高官筋は、米大使館へのエルサレムへの移転に抗議するパレスチナ人に対するイスラエルの「虐殺」をもっとも強い調子で非難すると表明した。

イスラエル・パレスチナでは14日、イスラエル建国(ナクバ)70周年に合わせて、米国が在イスラエル大使館をテルアビブからエルサレムに移転するのに抗議するため、パレスチナ人による大規模デモが西岸、ガザ回廊の各地で発生、イスラエル軍・治安当局の実弾射撃で50人以上が死亡した。

SANA(5月14日付)が伝えた。

al-Durar al-Shamiya, May 14, 2018

AFP, May 14, 2018、ANHA, May 14, 2018、AP, May 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 14, 2018、al-Hayat, May 15, 2018、Reuters, May 14, 2018、SANA, May 14, 2018、UPI, May 14, 2018などをもとに作成。

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スプートニク・ニュース:トルコ諜報機関はシャーム解放機構の幹部らへの粛清リストを作成し、暗殺を頻発化(2018年5月14日)

スプートニク・ニュース(5月14日付)は、5月に入ってイドリブ県で頻発している反体制武装集団のメンバーに対する暗殺事件に関して、トルコの支援を受ける反体制派の話として、トルコの諜報機関が粛清リストを作成したとしたうえで、トルコが自らの政策や指示を拒否するシャーム解放機構の幹部らの暗殺に関与していると伝えた。

暗殺事件は、トルコの支援を受けるシャーム軍団が、自由イドリブ軍、ナスル軍、イッザ軍、第1沿岸師団とともに新たな武装集団を発足させる動きを本格化させているなかで増加しており、この動きを後押しすることを狙ったものだという。

ANHA, May 14, 2018

AFP, May 14, 2018、ANHA, May 14, 2018、AP, May 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 14, 2018、al-Hayat, May 15, 2018、Reuters, May 14, 2018、SANA, May 14, 2018、Sputnik News, May 14, 2018、UPI, May 14, 2018などをもとに作成。

トルコ軍部隊がイドリブ県ジスル・シュグール市郊外に最後の監視所を設営するためにシリア領内に進入(2018年5月14日)

イドリブ県では、ANHA(5月14日付)によると、トルコ軍部隊がカフル・ルーサイン村に設置された通行所を経由して県内に入った。

150台以上の車輌からなる部隊は、イドリブ県内で最後の監視所を設置するために派遣されたもの。

最後の監視所は、ラタキア県との県境に近いジルス・シュグール市郊外に設置される予定。

AFP, May 14, 2018、ANHA, May 14, 2018、AP, May 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 14, 2018、al-Hayat, May 15, 2018、Reuters, May 14, 2018、SANA, May 14, 2018、UPI, May 14, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは1件の停戦違反を、トルコ側は1件の違反を確認(2018年5月14日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月14日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(アレッポ県)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも1件(ハマー県)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 14, 2018をもとに作成。

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ダマスカスにある世界最古のシナゴーグからトーラーの写本を持ち出そうしたラフマーン軍団(自由シリア軍)の密輸グループをトルコ警察が逮捕(2018年5月13日)

『ハヤート』(5月14日付)などによると、トルコ警察当局は、シリア国内からユダヤ教の聖典トーラーの写本2冊を持ち出そうとした密輸グループを逮捕した。

逮捕されたのは5人組の密輸グループのメンバー2人で、最近になってダマスカス郊外県東グータ地方からシリア北部に退去したラフマーン軍団(自由シリア軍)のメンバーだという。

写本は、ダマスカス県ジャウバル国ある世界最古のユダヤ教のシナゴーグのエリヤフ・ハナヴィ寺院が所蔵していた貴重な文化財で、羊皮紙で作られており、金、エメラルド、サファイヤなどで装飾されている。

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AFP, May 13, 2018、ANHA, May 13, 2018、AP, May 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2018、al-Hayat, May 14, 2018、Reuters, May 13, 2018、SANA, May 13, 2018、UPI, May 13, 2018などをもとに作成。

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イスラエルのリーベルマン外務大臣「アサドよ、イランの最高指導者ハーメネイーにお前が操り人形でなく、シリアに介入する権利などないと伝えろ」(2018年5月13日)

イスラエルのアヴィグドール・リーベルマン外務大臣は、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/avigdorliberman)で、「アサドよ、今日起きたことから学べ。イランの最高指導者ハーメネイーにお前が操り人形でなく、シリアに介入する権利などないと伝えろ」と綴った。

AFP, May 13, 2018、ANHA, May 13, 2018、AP, May 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2018、al-Hayat, May 14, 2018、Reuters, May 13, 2018、SANA, May 13, 2018、UPI, May 13, 2018などをもとに作成。

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シャーム解放機構などの支配下にあるイドリブ県で武装集団戦闘員の暗殺相次ぐ(2018年5月13日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月13日付)によると、マアッラト・ミスリーン市近郊の街道で、ナスル軍の車が爆弾の爆発に巻き込まれ、乗っていた戦闘員1人が死亡、2人が負傷した。

車は、アレッポ県アフリーン市から戻る途中だったという。

また、シャーム解放機構のメンバーがカフルナブル市とハザーリーン市を結ぶ街道で襲撃され、1人が死亡、1人が負傷した。

このほか、サルキーン市近郊で、1ヶ月前に拉致されていたイドリブ県政治委員会メンバーのアブドゥッラー・シャウキー・ダラア氏が殺害された。

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イナブ・バラディー(5月14日付)は、イドリブ県ビンニシュ市にあるシャーム解放機構の拘置所で収監されていたダーイシュ(イスラーム国)の捕虜28人が数日前に脱走していたと伝えた。

AFP, May 13, 2018、ANHA, May 13, 2018、AP, May 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2018、al-Hayat, May 14, 2018、‘Inab Baladi, May 14, 2018、Reuters, May 13, 2018、SANA, May 13, 2018、UPI, May 13, 2018などをもとに作成。

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ロシア軍使節団が監視所設置の準備のためイドリブ県を視察:エルドアン大統領「今週中に最後となる監視所をイドリブ県の2カ所に設置する」(2018年5月13日)

『ワタン』(5月13日付)は、ロシア軍の使節団が、イドリブ県南部のウンム・サフリージュ村、タッル・マラク村および同県東部のヒジャーズ鉄道線路以東の一帯を視察したと伝えた。

視察はロシア軍の監視所設置を準備するため。

ロシア軍の監視所は、トルコ軍が同地に既に設置している監視所に対峙するかたちで設置される予定だという。

al-Durar al-Shamiya, May 13, 2018

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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、イスタンブールのアタテュルク国際空港での記者会見で、「トルコは最後となる監視所をイドリブ県内の2ケ所に来週中に設置する…。lこれにより、イドリブ県の問題はかなり解決するだろう」と述べた。

アナトリア通信(5月13日付)が伝えた。

AFP, May 13, 2018、Anadolu Ajansı, May 13, 2018、ANHA, May 13, 2018、AP, May 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2018、al-Hayat, May 14, 2018、Reuters, May 13, 2018、SANA, May 13, 2018、UPI, May 13, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダーイシュとの戦闘の末、ダイル・ザウル県バーグーズ村を制圧(2018年5月13日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(5月13日付)によると、「ジャズィーラの嵐」作戦を再開した西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米主導の有志連合の航空支援を受けて、県東部のダーイシュ(イスラーム国)支配地域で掃討作戦を継続し、バーグーズ村を制圧した。

AFP, May 13, 2018、ANHA, May 13, 2018、AP, May 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2018、al-Hayat, May 14, 2018、Reuters, May 13, 2018、SANA, May 13, 2018、UPI, May 13, 2018などをもとに作成。

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ヒムス県北部とハマー県南部の反体制武装集団戦闘員とその家族の退去続く(2018年5月13日)

SANA(5月13日付)によると、ロシア仲介によるシリア政府と、ヒムス県北部・ハマー県南部の反体制武装集団の停戦合意(1日)に従い、シリア軍に重火器、中火器の引き渡しを完了した武装集団の戦闘員とその家族が、7、8、11、12日に引き続き、シリア政府によって準備された大型バス73台に分乗し、ラスタン市近郊のラスタン橋からトルコの実質占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市方面とシャーム解放機構などの反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県に退去した。

うち53台はアレッポ県に、33台はイドリブ県に向かった。

AFP, May 13, 2018、ANHA, May 13, 2018、AP, May 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2018、al-Hayat, May 14, 2018、Reuters, May 13, 2018、SANA, May 13, 2018、UPI, May 13, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダーイシュとの戦闘の末、ハジャル・アスワド市北部地区を制圧(2018年5月13日)

ダマスカス郊外県では、SANA(5月13日付)によると、シリア軍がハジャル・アスワド市でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を継続し、市役所交差点などがある同市北部地区を制圧した。

SANA, May 13, 2018

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のアレッポ市のナイル通り、ハーリディーヤ地区に、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾6発が着弾し、住民多数が負傷した。

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月13日付)によると、シャーム解放機構などからなる「堅固な建造物」作戦司令室はダルアー市内のシリア軍拠点複数カ所を砲撃した。

AFP, May 13, 2018、ANHA, May 13, 2018、AP, May 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2018、al-Hayat, May 14, 2018、Reuters, May 13, 2018、SANA, May 13, 2018、UPI, May 13, 2018などをもとに作成。

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アサド大統領は最高憲法裁判所長官および判事10人を認証(2018年5月13日)

アサド大統領は、5月8日に施行された2018年政令第165号で最高憲法裁判所の長官に任命されたムハンマド・ジハード・ラッハーム氏および判事10人の認証式を行い、11名と面談した。

SANA(5月13日付)が伝えた。

SANA, May 13, 2018

AFP, May 13, 2018、ANHA, May 13, 2018、AP, May 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2018、al-Hayat, May 14, 2018、Reuters, May 13, 2018、SANA, May 13, 2018、UPI, May 13, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは8件の停戦違反を、トルコ側は1件の違反を確認(2018年5月13日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月13日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件(アレッポ県6件、ラタキア県2件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも1件(ハマー県)の停戦違反を確認したという。

一方、過去24時間にダイル・ザウル県の3カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は2,512市町村、武装組織の数は234組織に達したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 13, 2018をもとに作成。

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シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が支配するイドリブ市にある国民救済内閣の施設で爆発が発生、9人死亡(2018年5月12日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月12日付)やホワイト・ヘルメットによると、イドリブ市内のカスィーフ地区にある国民救済内閣の施設で爆発が発生し、9人が死亡、25人以上が負傷した。

al-Durar al-Shamiya, May 12, 2018

AFP, May 12, 2018、ANHA, May 12, 2018、AP, May 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 12, 2018、al-Hayat, May 13, 2018、Reuters, May 12, 2018、SANA, May 12, 2018、UPI, May 12, 2018などをもとに作成。

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米主導の有志連合はダーイシュ支配下のハサカ県南東部を爆撃し、女性と子供を含む17人を殺害(2018年5月12日)

ハサカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月12日付)によると、米主導の有志連合がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にある県南東部のハマーディー村を爆撃し、女性と子供を含む一家8人を殺害した。

有志連合はまた、ハッダージュ村に対しても爆撃を行い、女性5人と子供4人を殺害した。

al-Durar al-Shamiya, May 12, 2018

一方、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、米主導の有志連合の航空支援を受け、県東部のイラク国境地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦を続け、バーグーズ村を制圧した。

AFP, May 12, 2018、ANHA, May 12, 2018、AP, May 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 12, 2018、al-Hayat, May 13, 2018、Reuters, May 12, 2018、SANA, May 12, 2018、UPI, May 12, 2018などをもとに作成。

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ロジャヴァ支配下のラッカ市で爆発が発生し、多数が死傷(2018年5月12日)

ラッカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月12日付)によると、西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるラッカ市中心街のタッル・アブヤド街道で爆弾が仕掛けられていた車が爆発し、多数が死傷した。

al-Durar al-Shamiya, May 12, 2018

AFP, May 12, 2018、ANHA, May 12, 2018、AP, May 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 12, 2018、al-Hayat, May 13, 2018、Reuters, May 12, 2018、SANA, May 12, 2018、UPI, May 12, 2018などをもとに作成。

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ヒムス県北部とハマー県南部の反体制武装集団は、トルコによる受入拒否を受け、トルコ占領下のアレッポ県北部だけでなく、シャーム解放機構などの支配下にあるイドリブ県に退去(2018年5月12日)

SANA(5月12日付)によると、ロシア仲介によるシリア政府と、ヒムス県北部・ハマー県南部の反体制武装集団の停戦合意(1日)に従い、シリア軍に重火器、中火器の引き渡しを完了した武装集団の戦闘員とその家族が、7、8、11日に引き続き、シリア政府によって準備された大型バス86台に分乗し、ラスタン市近郊のラスタン橋からトルコの実質占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市方面とシャーム解放機構などの反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県に退去した。

うち53台はアレッポ県に、33台はイドリブ県に向かった。

SANA, May 12, 2018

なお、ドゥラル・シャーミーヤ(5月11日付)によると、イドリブ県への戦闘員と家族の退去は、アレッポ県北部を実質占領するトルコ当局が、バーブ市方面への戦闘員の退去を拒否したのを受けた動きだという。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月12日付)によると、トルコ当局は、アレッポ県バーブ市方面に向かったバスの車列に対しても通行を許可した。

シリア人権監視団によると、12日に退去した戦闘員とその家族は約3,500人。

また、これまでに退去した戦闘員とその家族の数は9,000人に達しているという。

AFP, May 12, 2018、ANHA, May 12, 2018、AP, May 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2018、May 12, 2018、al-Hayat, May 13, 2018、Reuters, May 12, 2018、SANA, May 12, 2018、UPI, May 12, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はハジャル・アスワド市でダーイシュ掃討戦を続ける(2018年5月12日)

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、SANA(5月12日付)によると、シリア軍がハジャル・アスワド市一帯にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対する爆撃・砲撃を継続、同地でダーイシュと交戦した。

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ダルアー県では、SANA(5月12日付)によると、反体制武装集団がダルアー市空港地区を砲撃した。

AFP, May 12, 2018、ANHA, May 12, 2018、AP, May 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 12, 2018、al-Hayat, May 13, 2018、Reuters, May 12, 2018、SANA, May 12, 2018、UPI, May 12, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは7件の停戦違反を、トルコ側は6件の違反を確認(2018年5月12日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(5月12日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(アレッポ県5件、ラタキア県2件)確認したと発表した。

またトルコ側の監視チームも6件(イドリブ県3件、ハマー県3件)の停戦違反を確認したという。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 12, 2018をもとに作成。

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シリア国民連合とムウタスィム旅団の仲介で、ダマスカス郊外県で対立を続けてきたイスラーム軍とラフマーン軍団が和解(2018年5月11日)

シリア革命反体制国民連立傘下の暫定内閣はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/syriaig/)を通じて声明を出し、アレッポ県北部でムウタスィム旅団とともに、イスラーム軍とラフマーン軍団の幹部の会合を仲介、両者を和解させたと発表した。

会合には、暫定内閣のジャワード・アブー・ハトブ首班、シリア革命反体制国民連立のムハンマド・シャマーリー准将らが出席し、仲介にあたったという。

al-Durar al-Shamiya, May 12, 2018

AFP, May 12, 2018、ANHA, May 12, 2018、AP, May 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 12, 2018、al-Hayat, May 13, 2018、Reuters, May 12, 2018、SANA, May 12, 2018、UPI, May 12, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県アフリーン郡でYPGがトルコ軍とその支援を受ける武装集団と交戦、トルコ軍は同地を爆撃(2018年5月11日)

アレッポ県では、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の広報センターによると、人民防衛部隊がシャッラー村近郊でトルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団と交戦した。

戦闘が行われたのは、マイダーニカ村、クールト・クーラーク村、カフルルーマ村で、トルコ軍はこの戦闘で同地一帯を爆撃したが、人民防衛部隊は武装集団戦闘員7人を殺害したという。

ANHA(5月11日付)が伝えた。

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一方、人民防衛隊の広報センターが声明を出し、4月28日から5月8日までの16日間で、アレッポ県アフリーン郡各所でトルコ軍およびその支援を受ける反体制武装集団に対いて8回の軍事作戦を敢行し、トルコ軍兵士や武装集団戦闘員合わせて15人を殺害、5人を負傷させたと発表した。

AFP, May 11, 2018、ANHA, May 11, 2018、AP, May 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2018、al-Hayat, May 12, 2018、Reuters, May 11, 2018、SANA, May 11, 2018、UPI, May 11, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はハジャル・アスワド市でダーイシュ掃討戦を続け、変電所などを制圧(2018年5月11日)

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、SANA(5月11日付)によると、シリア軍がハジャル・アスワド市一帯にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対する爆撃・砲撃を継続、同地でダーイシュと交戦した。

この戦闘で、シリア軍は同市西部の変電所や学校などの施設を制圧した。

SANA, May 11, 2018

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ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月11日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がマヤーディーン市近郊の砂漠地帯にあるシリア軍拠点複数カ所を奇襲した。

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アレッポ県では、SANA(5月11日付)によると、アレッポ市マアーディー地区で反体制武装集団が仕掛けた爆弾が爆発し、住民2人が死亡、9人が負傷した。

この爆発に関して、アブー・アマーラ特殊任務中隊が声明を出し、犯行を認めた。

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ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月11日付)によると、シリア軍が県北部のハマーミーヤト丘一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が反体制武装集団支配下のダルアー市各所を砲撃し、数十人が負傷した。

AFP, May 11, 2018、ANHA, May 11, 2018、AP, May 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2018、al-Hayat, May 12, 2018、Reuters, May 11, 2018、SANA, May 11, 2018、UPI, May 11, 2018などをもとに作成。

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首都ダマスカス南部のヤルダー市、バッビーラー町、バイト・サフム市に内務治安部隊と警察が展開し、シリア政府の支配下の完全復帰(2018年5月11日)

ダマスカス郊外県では、SANA(5月11日付)によると、ヤルダー市、バービッラー市、バイト・サフム市で活動していた反体制武装集団の戦闘員とその家族が、トルコの実質占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市方面とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県に退去したことを受け、内務治安部隊や警察が同地に展開、同地中心街に集まった住民の歓迎を受けた。

SANA, May 11, 2018

SANAはまた、トルコの実質占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市方面とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県に退去した同地の反体制武装集団が、シリア軍に重火器、中火器を引き渡したとする武器弾薬の写真、画像を公開した。

SANA, May 11, 2018

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ヒムス県では、SANA(5月11日付)によると、UNESCO世界遺産のパルミラ遺跡群を擁するタドムル市に、住民数千人が帰宅した。

SANA, May 11, 2018

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ヒムス県北部とハマー県南部の反体制武装集団がトルコ占領下のアレッポ県北部への退去を再開(2018年5月11日)

SANA(5月11日付)によると、ロシア仲介によるシリア政府と、ヒムス県北部・ハマー県南部の反体制武装集団の停戦合意(1日)に従い、シリア軍に重火器、中火器の引き渡しを完了した武装集団の戦闘員とその家族が、7、8日に引き続き、シリア政府によって準備された大型バス71台に分乗し、ラスタン市近郊のラスタン橋からトルコの実質占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市方面に退去した。

SANA, May 11, 2018

AFP, May 11, 2018、ANHA, May 11, 2018、AP, May 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2018、al-Hayat, May 12, 2018、Reuters, May 11, 2018、SANA, May 11, 2018、UPI, May 11, 2018などをもとに作成。

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イスラエルのリーベルマン国防大臣「アサドに「イランを追い出せ」というメッセージを送りたい」(2018年5月11日)

イスラエルのアヴィグドール・リーベルマン国防大臣は、10日の占領下ゴラン高原に対するイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス旅団によると思われるロケット弾攻撃とそれに対するイスラエル軍の報復攻撃に関して、「私はこの機会を利用して、アサドにメッセージを送りたい。イランを追い出せ!」と述べた。

リーベルマン国防大臣は「彼ら(イラン)はお前を助けない…。彼らは有害なだけで、彼らがいることで被害と問題しか生じない」と強調した。

リーベルマン国防大臣はまた、「イラン核合意から離脱というドナルド・トランプ米大統領の決定を支持する者とはいったい誰なのか? それは、イスラエル、サウジアラビア、そしてアラブ湾岸諸国だ。これらの穏健な国は穴から出てきて、「悪の枢軸」がいると公言すべき時が来たと考えている」と述べ、イランと対峙するよう呼びかけた。

AFP(5月11日付)、『イェディオト・アハロノト』(5月11日付)などが伝えた。

al-Durar al-Shamiya, May 11, 2018

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CENTCOM:YPG主体のシリア民主軍車列がダイル・ザウル市近郊で何者かの攻撃を受ける(2018年5月11日)

米中央軍(CENTCOM)は、ダイル・ザウル県ダイル・ザウル市近郊で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車列が正体不明の勢力の攻撃を受け、自衛のために反撃を行った、と発表した。

AFP, May 11, 2018、ANHA, May 11, 2018、AP, May 11, 2018、CENTCOM, May 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2018、al-Hayat, May 12, 2018、Reuters, May 11, 2018、SANA, May 11, 2018、UPI, May 11, 2018などをもとに作成。

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