ハマー県で活動するズィヤーラ区統合評議会はシリア政府との和解を拒否(2018年7月29日)

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月29日付)によると、イドリブ県に近いガーブ平原で活動を続けるズィヤーラ区統合評議会を名乗る勢力が声明を出し、シリア政府との和解を断固拒否すると宣言した。

al-Durar al-Shamiya, July 30, 2018

AFP, July 29, 2018、ANHA, July 29, 2018、AP, July 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 29, 2018、al-Hayat, July 30, 2018、Reuters, July 29, 2018、SANA, July 29, 2018、UPI, July 29, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

自由シリア軍のメンバーはトルコのテレビ局のインタビューにオスマン帝国の地図の前で応じる(2018年7月29日)

ANHA(7月29日付)は、アレッポ県のユーフラテス河畔の国境地帯に位置するジャラーブルス市でトルコのTRTチャンネルの取材チームが自由シリア軍のメンバーに対してインタビューを行った部屋の壁に、オスマン帝国の地図が張られていたと伝え、その写真を掲載した。

ANHA, July 30, 2018

**

アレッポ県では、ANHA(7月29日付)によると、トルコの支援を受ける反体制武装集団の拠点都市である北部のアアザーズ市で爆弾が爆発した。

ANHA, July 30, 2018

AFP, July 29, 2018、ANHA, July 29, 2018、AP, July 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 29, 2018、al-Hayat, July 30, 2018、Reuters, July 29, 2018、SANA, July 29, 2018、UPI, July 29, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍の拠点(ダルアー県シャジャラ町)でシリア軍は米国製の武器、イスラエル製の食糧品、ホワイト・ヘルメットの装備を発見し押収(2018年7月29日)

ダルアー県では、SANA(7月29日付)によると、シャジャラ町で爆発物などの撤去作業を行っていたシリア軍の工兵部隊が、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍の拠点の一つに保管されていた米国製のTOW対戦車ミサイルや爆発物、ホワイト・ヘルメットの装備、イスラエル製および米国製の食糧品を発見、これを押収した。

SANA, July 30, 2018

AFP, July 29, 2018、ANHA, July 29, 2018、AP, July 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 29, 2018、al-Hayat, July 30, 2018、Reuters, July 29, 2018、SANA, July 29, 2018、UPI, July 29, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍の拠点の一つシャジャラ町(ダルアー県)を制圧(2018年7月29日)

ダルアー県では、SANA(7月29日付)によると、シリア軍が県南西部でダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍への攻撃を続け、シャジャラ町を含む広範な地域を制圧した。

シリア人権監視団によると、シリア軍は同地を爆撃・砲撃し、ハーリド・ブン・ワリード軍と交戦した。

一方、SANAによると、ハーリド・ブン・ワリード軍の支配から解放され、シリア軍による爆発物撤去作業が完了したサフム・ジャウラーン村、ジッリーン村に住民が帰還を開始した。

SANA, July 30, 2018

AFP, July 29, 2018、ANHA, July 29, 2018、AP, July 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 29, 2018、al-Hayat, July 30, 2018、Reuters, July 29, 2018、SANA, July 29, 2018、UPI, July 29, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは6件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2018年7月29日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月29日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(アレッポ県3件、ラタキア県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 29, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア難民受入移送居住センター:27日に難民265人が新たに帰国、7月18日以降に帰国したシリア難民は3,312人に(2018年7月28日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月28日付)を公開し、27日に難民265人がシリアに帰国したと発表した。

内訳は、レバノンからの帰国者231人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者34人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

これにより、7月18日以降に帰国したシリア難民の数は3,312人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者2,994人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者318人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は690万3,269人(うち女性207万979人、子供352万665人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 28, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュはスワイダー県東部で拉致した女性14人の写真を公開(2018年7月28日)

アフバール・アーン(6月28日付)などは、ダーイシュ(イスラーム国)が、25日のスワイダー県東部への襲撃時にシブキー村で拉致したドゥルーズ派宗徒の女性14人の写真をインターネットを通じて公開したと伝え、その写真を転載した。

ダーイシュは25日早朝、スワイダー市での連続自爆テロと並行して、県東部の村々を襲撃、多数の村人を殺害、女性や子供少なくとも17人を拉致、連行していた。

襲撃に際して、ダーイシュは、襲撃した家で必ず1人殺害・拉致せずに放置し、恐怖を煽ったという。

al-‘Alam Channel, July 28 2018
al-‘Alam Channel, July 28 2018

**

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月28日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がサーリヒーヤ村(サーリヒーヤト・ジャズィーラ村)、ジャラー町にあるシリア軍拠点複数カ所を襲撃した。

AFP, July 28, 2018、Akhbar al-An, July 28, 2018、ANHA, July 28, 2018、AP, July 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2018、al-Hayat, July 29, 2018、Reuters, July 28, 2018、SANA, July 28, 2018、UPI, July 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はイドリブ県ジスル・シュグール市近郊を激しく砲撃(2018年7月28日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が27日深夜から28日未明にかけて、ジスル・シュグール市近郊を激しく砲撃し、子供5人と女性複数人が負傷した。

ANHA, July 28, 2018

AFP, July 28, 2018、ANHA, July 28, 2018、AP, July 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2018、al-Hayat, July 29, 2018、Reuters, July 28, 2018、SANA, July 28, 2018、UPI, July 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍の政治主体であるシリア民主評議会はシリア政府との初会合で、「民主的で分権的なシリア」に向けた行程表を策定するため、複数の委員会の設置を決定したと発表(2018年7月28日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治主体であるシリア民主評議会は声明を出し、7月26日に行われた評議会代表団とシリア政府高官との会合の成果について明らかにした。

声明の内容は以下の通り。

会合は、シリア政府の呼びかけによるもので、障害となっているすべての問題の解決、そしてシリア危機の解決に向け、さまざまなレベルで広範且つ包括的な対話を促す基礎を確立することを目的とした。

会合に先立って、ラッカ県タブカ市で双方の代表からなる分科会が準備折衝を行い、そこでは福祉関連の問題について協議した。

今回の会合では、対話と協議をさまざまなレベルで発展させ、シリア国民とシリア社会を苦しめてきた暴力と戦争を停止させ、「民主的で分権的なシリア」に向けた行程表を策定するために、複数の委員会を設置することが決定された。

ANHA(7月28日付)が伝えた。

ANHA, July 28, 2018

AFP, July 28, 2018、ANHA, July 28, 2018、AP, July 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2018、al-Hayat, July 29, 2018、Reuters, July 28, 2018、SANA, July 28, 2018、UPI, July 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

選挙管理委員会はラッカ県、イドリブ県の市民に統一司法選挙への立候補を呼びかける(2018年7月28日)

9月16日に投票が予定されている統一地方選挙を監督する高等司法選挙委員会(選挙管理委員会)のスライマーン・カーイド委員長は、ラッカ県とイドリブ県での立候補申請件数がそれぞれ45件、19件あったことを明らかにしつつ、ハマー県に設置されている両県の選挙管理委員会に対して立候補希望者は積極的に申請手続きを行うよう呼びかけた。

SANA(7月28日付)が伝えた。

**

ムウタッズ・カッターン地方自治環境省次官は、9月16日に投票が予定されている統一地方選挙の立候補申請者数が1,866人に達しているとの中間発表を行った。

カッターン次官によると、内訳はダマスカス郊外県議会274人、アレッポ県議会107人、ヒムス県議会107人など。

SANA(7月28日付)が伝えた。

AFP, July 28, 2018、ANHA, July 28, 2018、AP, July 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2018、al-Hayat, July 29, 2018、Reuters, July 28, 2018、SANA, July 28, 2018、UPI, July 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

クナイトラ県の反体制武装集団が重火器・中火器を引き渡す(2018年7月28日)

クナイトラ県では、SANA(7月28日付)によると、ジュバーター・ハシャブ村で活動を続けてきた反体制武装集団がシリア政府との停戦に従い、重火器・中火器の引き渡しを行った。

SANA, July 28, 2018

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府への投降を拒否した反体制武装集団戦闘員とその家族450人以上が、シリア政府によって用意された大型バスに分乗し、カルアト・マディーク町の通行所を経由し、イドリブ県に向かった。

AFP, July 28, 2018、ANHA, July 28, 2018、AP, July 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2018、al-Hayat, July 29, 2018、Reuters, July 28, 2018、SANA, July 28, 2018、UPI, July 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍との戦闘の末、ダルアー県南西部の複数カ村を制圧(2018年7月28日)

ダルアー県では、SANA(7月28日付)によると、シリア軍が、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍の拠点に対する激しい攻撃の末、県南部のスィースーン村、アウワーム村、ジャムラ村、アイン・ハマータ村、アブー・ラッカ村、アブー・ハラジュ村、ナーフィア村、ナーフィア・ダムを制圧した。

syria.liveuamap.com, July 28, 2018

一方、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がシャジャラ町、アービディーン村、ナーフィア村、ジャムラ村などを爆撃、シリ軍も同地を砲撃し、ハーリド・ブン・ワリード軍と交戦した。

AFP, July 28, 2018、ANHA, July 28, 2018、AP, July 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2018、al-Hayat, July 29, 2018、Reuters, July 28, 2018、SANA, July 28, 2018、UPI, July 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ベカーア県で避難生活を送ってきたシリア人が帰還(2018年7月28日)

レバノン国内で避難生活を送ってきたシリア人数百人が、ダマスカス郊外県のジュダイダト・ヤーブース国境通行所(マスナア国境通行所)を経由してシリアに入国し、西カラムーン地方の村々に帰還した。

SANA(7月28日付)が伝えた。

SANA, July 28, 2018

**

NNA(7月28日付)は、ナバティーヤ県ハースバイヤー郡のシャブアー農場一帯およびアルクーブ地方の村々で避難生活を送ってきたシリア人約900人が帰国に向けた準備を開始したと伝えた。

AFP, July 28, 2018、ANHA, July 28, 2018、AP, July 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2018、al-Hayat, July 29, 2018、NNA, July 29, 2018、Reuters, July 28, 2018、SANA, July 28, 2018、UPI, July 28, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは3件の停戦違反を、トルコ側は4件の違反を確認(2018年7月28日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月28日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(ラタキア県2件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも4件(アレッポ県1件、イドリブ県1件、ハマー県2件)の停戦違反を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 28, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュはスワイダー県東部のシブキー村を再び襲撃(2018年7月27日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が未明から早朝にかけて、県東部のシブキー村一帯を再び襲撃し、シリア軍および親政権民兵が応戦、これを撃退した。

AFP, July 27, 2018、ANHA, July 27, 2018、AP, July 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2018、al-Hayat, July 28, 2018、Reuters, July 27, 2018、SANA, July 27, 2018、UPI, July 27, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会の代表団がシリア政府との交渉のため首都ダマスカスを初訪問(2018年7月27日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治主体であるシリア民主評議会のリヤード・ダッラール共同議長はAFP(7月27日付)に対して、「シリア政府の要請を受け、シリア民主評議会の代表団がダマスカスに初の公式訪問を行う」ことを明らかにした。

ダッラール共同議長は「我々には交渉の前提条件はない。我々は協議が前向きなものとなり、シリア北部の状況を完全なかたちで議論したい」と述べた。

代表団は、シリア民主評議会のイルハーム・アフマド前共同議長が団長を務め、ダッラール共同議長ら幹部からなるという。

al-Hayat, July 28, 2018

**

ダッラール共同議長はまた『ハヤート』(7月28日付)に対して「政権との対話は最近になって、ユーフラテス・ダム(タブカ・ダム)、電力といったインフラ関連の問題をめぐって開始された…。シリア民主軍は、クルド的な性格を廃し、シリア分割を拒否し、(さまざまな)社会集団の権利を擁護したい」と述べたうえで、「協議は正しい方向に進んでいる…。シリア民主軍は、ダマスカスの中央政府が直接支配を行わない、分権的で民主的なシリアの建設が必要だとの姿勢を今も持っている」と強調した。

議題に関しては「オープンだ。福祉、政治、軍事といった問題も含まれる」と述べた。

一方、「シリア民主軍はシリア人の部隊で、万全の準備を整えている。シリア全土に対する我々の国民的義務を果たすため、スワイダー県のダーイシュ(イスラーム国)を根絶するために支援する用意がある。また、政権を含むあらゆる当事者と過激派撲滅のために協力する」と表明した。

だが、イランからの武器供与を阻止するためにシリア民主軍がシリア・イラク国境を封鎖したとの一部報道を否定、「米国とロシアの方が、イランの問題をフォローする能力がある」と付言した。

**

ロシアの消息筋によると、シリア民主軍の公式訪問は、ロシアがシリア政府に働きかけることで実現したという。

**

これに関連して、バスニュース(7月27日付)は、「自治政府(ロジャヴァ)の代表団はシリア政府高官と、治安問題、さらにはラッカ、ダイル・ザウルの状況について議論する」としたうえで、「民主統一党(PYD)の代表団は、米国の要請のもと、トルコに対する米国の圧力を緩和するため、シリア政府に複数の地域の自治を新たに移譲するだろう」と伝えた。

AFP, July 27, 2018、ANHA, July 27, 2018、AP, July 27, 2018、Basnews, July 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2018、al-Hayat, July 28, 2018、Reuters, July 27, 2018、SANA, July 27, 2018、UPI, July 27, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの実質占領下にあるアレッポ県アフリーン郡への退去を余儀なくされていた東グータ地方住民が帰還を求める抗議デモ(2018年7月27日)

アレッポ県では、ANHA(7月27日付)によると、トルコの実質占領下にあるアフリーン郡のムーバーター村で、ダマスカス郊外県東グータ地方から退去してきた住民数十世帯が抗議デモを行い、トルコとその支援を受ける反体制武装集団の支配に異議を唱えるとともに、シリア政府の支配下に復帰した東グータ地方への帰還を求めた。

デモ参加者は、東グータ地方から退去した後、トルコと反体制武装集団によってムーバーバー村一帯に強制的に移住させられていたという。

ANHA, July 27, 2018

AFP, July 27, 2018、ANHA, July 27, 2018、AP, July 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2018、al-Hayat, July 28, 2018、Reuters, July 27, 2018、SANA, July 27, 2018、UPI, July 27, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍の拠点の一つサウム・ジャウラーン村(ダルアー県)内で、地雷や爆薬が保管されているホワイト・ヘルメットの倉庫を発見(2018年7月27日)

ダルアー県では、SANA(7月27日付)によると、シリア軍が、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍の支配下にあった県砲西部で爆発物などの撤去作業中に、ホワイト・ヘルメットの本部の一つを発見、保管されていた地雷、弾薬を押収した。

シリア軍が浄化作業を行ったのは、ハイト村、ジッリーン村、サフム・ジャウラーン村など。

ホワイト・ヘルメットの武器庫が発見されたのは、サフム・ジャウラーン村内で、そのなかには対戦車用の地雷、さまざまなタイプの迫撃砲が保管されていた。

https://youtu.be/tA10WBZT3Po

SANA, July 27, 2018
SANA, July 27, 2018

 

AFP, July 27, 2018、ANHA, July 27, 2018、AP, July 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2018、al-Hayat, July 28, 2018、Reuters, July 27, 2018、SANA, July 27, 2018、UPI, July 27, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍の支配から解放されたジッリーン村(ダルアー県)に住民が帰還(2018年7月27日)

クナイトラ県では、SANA(7月27日付)によると、シリア政府の支配下に復帰したクナイトラ市のタフリール広場にシリア国旗が掲揚され、シリア軍兵士や住民が同地の解放を祝った。

SANA, July 27, 2018

**

ダルアー県では、SANA(7月27日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍の支配下にあり、12日にシリア軍によって解放されたジッリーン村に住民数百人が帰還した。

SANA, July 27, 2018

AFP, July 27, 2018、ANHA, July 27, 2018、AP, July 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2018、al-Hayat, July 28, 2018、Reuters, July 27, 2018、SANA, July 27, 2018、UPI, July 27, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダルアー県南西部のダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍拠点への攻撃を続ける(2018年7月27日)

ダルアー県では、SANA(7月27日付)、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍の主要拠点であるシャジャラ町、ナーフィア村に対してシリア軍が激しい爆撃・砲撃を加えた。

AFP, July 27, 2018、ANHA, July 27, 2018、AP, July 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2018、al-Hayat, July 28, 2018、Reuters, July 27, 2018、SANA, July 27, 2018、UPI, July 27, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは14件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2018年7月27日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月27日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を14件(ラタキア県7件、ハマー県1件、アレッポ県6件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 27, 2018をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領「ホワイト・ヘルメットは武装グループを隠蔽する存在、その運命はほかのテロリストと同じで、武器を棄てて、恩赦を利用するか、抹殺されるか」(2018年7月27日)

アサド大統領はロシアの複数メディアのインタビューに応じ、シリアがテロとの戦い以外でも、長期的にロシアを必要としていると述べた。

ロイター通信(7月27日付)が、インターファクス通信、タス通信の報道をもとに伝えたところによると、アサド大統領は「ロシア軍は、世界規模の政治バランスが変化するまでは、我々の地域、少なくとも中東においてバランスを保つために必要とされている。そうして変化は起きないかもしれない。我々には分からないのだが、ロシアは重要で必要とされている」と述べた。

シリア難民の帰還をめぐる問題については「我々は難民、とくにここ(国内)に仕事があったシリア人に帰国するよう呼びかけている」と述べた。

一方、ホワイト・ヘルメットについては、「武装グループを隠蔽する存在」と位置づけたうえで、「ホワイト・ヘルメットの運命はほかのテロリストと同じようなものとなろう…。彼らには二つの選択肢がある。過去4~5年間にわたって行われているように、武器を棄て、恩赦を利用するか、他のテロリストのように抹殺されるかだ」と述べた。

Sputnik News, July 26, 2018

Reuters, July 27, 2018、 Sputnik News, July 27, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

フランスがロシア経由で供与した人道支援物資が東グータ地方ドゥーマ市に搬入される(2018年7月26日)

シリア赤新月社消息筋は、AFP(7月26日付)に対して、ロシア経由でフランスが供与した人道支援物資が、ダマスカス郊外県東グータ地方のドゥーマー市に搬入されたことを明らかにした。

搬入されたのは、毛布3,840枚、食糧パック572個、テントなど貨物車輌7台分の物資。

AFP, July 26, 2018、ANHA, July 26, 2018、AP, July 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2018、al-Hayat, July 27, 2018、Reuters, July 26, 2018、SANA, July 26, 2018、UPI, July 26, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省はイスラエル軍が25日、ダルアー県南西部での対ダーイシュ戦に参加したと発表(2018年7月26日)

ロシア国防省は声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が活動を続けるダルアー県南西部のヤルムーク川河畔地域でのロシア・シリア両軍の掃討作戦に、イスラエル軍も参加、25日晩に拠点複数カ所を攻撃し、戦闘員多数を殲滅したと発表した。

声明によると、「ダーイシュ(ハーリド・ブン・ワリード軍)の戦闘員はイスラエル軍を挑発し、シリア軍部隊を攻撃させようと試みたが、(ダルアー県南部の)ナーフィア村、シャジャラ町近郊に展開するイスラエル領の反撃を受けた…。ダーイシュのテロリストは全員死亡した。イスラエルの航空兵器および砲兵部隊による正確且つ迅速な攻撃によって砲台は破壊された」という。

AFP, July 26, 2018、ANHA, July 26, 2018、AP, July 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2018、al-Hayat, July 27, 2018、Reuters, July 26, 2018、SANA, July 26, 2018、UPI, July 26, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシアのアレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使がレバノンを訪問し、トロイカとシリア難民の帰還問題について協議(2018年7月26日)

ロシアのアレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使がレバノンを訪問し、ミシェル・アウン大統領、サアド・ハリーリー首相、ナビーフ・ビッリー国民議会議長と会談し、シリア難民の帰還問題などについて協議した。

ナハールネット(7月26日付)が伝えた。

AFP, July 26, 2018、ANHA, July 26, 2018、AP, July 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2018、al-Hayat, July 27, 2018、Naharnet, July 26, 2018、Reuters, July 26, 2018、SANA, July 26, 2018、UPI, July 26, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヨルダンのサファディー外務大臣「ヨルダンはシリア難民を強制的に帰国させない」(2018年7月26日)

ヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣は、マムラカ・テレビのインタビューに応じ、そのなかで「ヨルダンはシリア難民を強制的に帰国させない…。難民帰還問題は自発的な問題だ…。我々は協力国とともに自発的帰還につながる環境を作り出すために行動する」と述べた。

サファディー外務大臣はまた「難民帰国のプロセスを、自由、尊厳、安全、安定のもとに生活できるようにするために始めたい…。ヨルダンは人権や法律を遵守したい」と強調した。

その一方で、シリア政府との関係については「我々とシリア政府の間に今のところ政治的コニュミケーションはない。国境管理のため軍事安全保障面のチャンネルは複数ある。これは国境を接するすべての国家間にあるもので、我々は国益に資することを原則としている…。シリア政府はヨルダンとの国境をほぼすべて掌握している…。我々の目的はシリア南部の治安と安全の維持だ」と述べた。

AFP, July 26, 2018、AlMamlaka TV, July 26, 2018、ANHA, July 26, 2018、AP, July 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2018、al-Hayat, July 27, 2018、Reuters, July 26, 2018、SANA, July 26, 2018、UPI, July 26, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの実質占領下にあるアフリーン市でシャーム自由人イスラーム運動が地元部族民兵やハムザート旅団と交戦(2018年7月26日)

アレッポ県では、ANHA(7月26日付)によると、トルコの実質占領下にあるアフリーン市のアシュラフィーヤ地区を通るフィール通りのアイシャ燃料配給所で、シャーム自由人イスラーム運動と地元のブービナ族(クルド人の民兵の間で戦闘が発生し、戦闘員3人が負傷した。

戦闘は、シャーム自由人イスラーム運動がブービナ族のジャースィム・バナーウィヤ氏の重機を盗んだことをきっかけに発生した。

シャーム自由人イスラーム運動はまた、フィール通りでハムザート旅団とも交戦した。

AFP, July 26, 2018、ANHA, July 26, 2018、AP, July 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2018、al-Hayat, July 27, 2018、Reuters, July 26, 2018、SANA, July 26, 2018、UPI, July 26, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県ブーカマール市郊外砂漠地帯でダーイシュがシリ軍を要撃(2018年7月26日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がブーカマール市南東部の砂漠地帯でシリア軍部隊を要撃し、兵士8人を殺害した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、トゥルクマーン山のサッラーフ村近郊でシリア軍兵士2人が爆弾の爆発に巻き込まれて死亡した。

AFP, July 26, 2018、ANHA, July 26, 2018、AP, July 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2018、al-Hayat, July 27, 2018、Reuters, July 26, 2018、SANA, July 26, 2018、UPI, July 26, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG系のオリーブの怒り作戦司令室がトルコの実質占領下にある県北部のアアザーズ市近郊でスルターン・ムラード師団の戦闘員1人を殺害(2018年7月26日)

アレッポ県では、オリーブの怒り作戦司令室が声明を出し、トルコの実質占領下にある県北部のアアザーズ市近郊のハルジャラ村にいたる街道で24日にスルターン・ムラード師団のオートバイを攻撃し、戦闘員1人を殺害したと発表した。

AFP, July 26, 2018、ANHA, July 26, 2018、AP, July 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2018、al-Hayat, July 27, 2018、Reuters, July 26, 2018、SANA, July 26, 2018、UPI, July 26, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍は、ダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍支配下のダルアー県南西部で掃討戦を続け、ジュムーア丘、サフム・ジャウラーン村、タスィール町など主要拠点を制圧(2018年7月26日)

ダルアー県では、SANA(7月26日付)によると、シリア軍が、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍の支配地域との戦闘の末、ヤルムーク川河畔地域のジュムーア丘、サフム・ジャウラーン村、シャイフ・フサイン村、カウカブ村、シャブラク村、ムサイリタ村、ルワイハク村、サルバク村、タスィール町、アドワーン村など同組織の主要拠点を制圧した。

syria.liveuamap.com, July 26, 2018

AFP, July 26, 2018、ANHA, July 26, 2018、AP, July 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2018、al-Hayat, July 27, 2018、Reuters, July 26, 2018、SANA, July 26, 2018、UPI, July 26, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.