シリア軍がクナイトラ市に進駐、クナイトラ県の兵力引き離し地域に残っていた反体制派支配地域が完全に消失(2018年7月26日)

クナイトラ県では、SANA(7月26日付)によると、シリア政府との停戦合意に基づき、反体制武装集団がクナイトラ市から退去したのを受け、シリア軍が同地に進駐し、爆発物の撤去作業を開始した。

撤去作業中、シリア軍部隊は、クナイトラ通行所近くで野戦病院を発見、大量のイスラエル製医薬品を押収した。

シリア軍はまた、ハミーディーヤ村にも進駐し、爆発物撤去作業を行った。

なお、これによりクナイトラ県の兵力引き離し地域にあった反体制武装集団の支配地域は消失した。

SANA, July 26, 2018
syria.liveuamap.com, July 26, 2018

 

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スワイダー県では、SANA(7月26日付)によると、25日にスワイダー市で発生したダーイシュ(イスラーム国)による連続自爆テロの犠牲者の葬儀が行われ、多数の住民が参列した。

SANA, July 26, 2018

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ダルアー県では、SANA(7月26日付)によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区の10月16日広場で、シリア軍支持を訴えるデモが行われ、住民数百人が参加した。

 

SANA, July 26, 2018

AFP, July 26, 2018、ANHA, July 26, 2018、AP, July 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2018、al-Hayat, July 27, 2018、Reuters, July 26, 2018、SANA, July 26, 2018、UPI, July 26, 2018などをもとに作成。

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統一地方選挙の立候補者受付開始(2018年7月26日)

地方自治環境省は、9月16日に投票が予定されている統一地方選挙の立候補者申請の受付を各地で開始した。

受付機関は26日から7月1日までの1週間。

SANA, July 26, 2018

地方自治環境省によると、受付期間初日とな26日には638人が申請を行った。

SANA(7月26日付)が伝えた。

AFP, July 26, 2018、ANHA, July 26, 2018、AP, July 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2018、al-Hayat, July 27, 2018、Reuters, July 26, 2018、SANA, July 26, 2018、UPI, July 26, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは10件の停戦違反を、トルコ側は1件の違反を確認(2018年7月26日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月26日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を10件(ラタキア県8件、アレッポ県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも1件(アレッポ県)の停戦違反を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 26, 2018をもとに作成。

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米主導の有志連合はシリアとイラクで爆撃で「意図せず死亡したとされる民間人」は2018年6月末の段階で1,059人と発表(2018年7月26日)

有志連合CJTF-OIR(「生来の決戦作戦」統合任務部隊)は、2018年4月20日から6月30日にかけてのシリア、イラク両国領内で実施された航空作戦に伴う民間人犠牲者発生にかかる45件の新たな報告を受け、すでに報告されている314件と併せて調査を行い、125件の調査を完了した。

調査を完了した案件のうち106件は事実と異なり、また3件は重複しており、民間人の犠牲者が出たとされるのは16件のみで、これによる民間人の犠牲者は105人だった。

234件については調査が継続される。

これにより、2014年8月から2018年6月までに有志連合が実施した爆撃2万9,826回によって、意図せず犠牲となったことが確認される民間人の数は1,059人となった。

なお、CJTR-OIRは発表しなかったが、2014年8月から2018年4月までに有志連合が実施した爆撃によって意図せず犠牲となったことが確認される民間人の数は954人となった。

CENTCOM, July 26, 2018をもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:24日に難民426人が新たに帰国、7月18日以降に帰国したシリア難民は2,842人に(2018年7月25日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月25日付)を公開し、24日に難民426人がシリアに帰国したと発表した。

内訳は、レバノンからの帰国者314人(ザムラーニー国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者112人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

これにより、7月18日以降に帰国したシリア難民の数は2,842人(レバノンから2,643人、ヨルダンから199人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は690万3,269人(うち女性207万979人、子供352万665人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 25, 2018をもとに作成。

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トルコの実質占領下にあるアフリーン郡ジンディールス町近郊で東部自由人連合、シャーム戦線、シャーム自由人イスラーム運動が略奪品の分配をめぐって交戦(2018年7月25日)

アレッポ県では、ANHA(7月26日付)によると、トルコの実質占領下にあるアフリーン郡のジンディールス町近郊のダイル・バッルート村で東部自由人連合、シャーム戦線、シャーム自由人イスラーム運動が略奪品の分配をめぐって対立し、交戦した。

戦闘は、シャーム戦線の戦闘員が、略奪したトラクナーなどをダイル・バッルート村、からイドリブ県方面に持ち出そうとして発生したという。

AFP, July 26, 2018、ANHA, July 26, 2018、AP, July 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2018、al-Hayat, July 27, 2018、Reuters, July 26, 2018、SANA, July 26, 2018、UPI, July 26, 2018などをもとに作成。

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米財務省は化学兵器開発に関与したとして、シリアの5法人、8人を新たな制裁対象に(2018年7月25日)

米財務省は、化学兵器開発に関与したとして、シリアの5法人、8人を資産凍結、入国規制などの制裁対象に追加登録したと発表した。

AFP, July 25, 2018、ANHA, July 25, 2018、AP, July 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2018、al-Hayat, July 26, 2018、Reuters, July 25, 2018、SANA, July 25, 2018、UPI, July 25, 2018などをもとに作成。

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ヨルダンのサファディー外務大臣がマクガーク米大統領特使と会談(2018年7月25日)

ヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣は、ブレット・マクガーク米大統領特使(対ダーイシュ(イスラーム国)有志連合担当)と首都アンマンで会談した。

ヨルダン外務省の声明によると、会談でサファディー外務大臣は、ダーイシュ(イスラーム国)を殲滅するうえで、シリアの紛争の「政治解決」に至ることが重要だと強調したという。

AFP, July 25, 2018、ANHA, July 25, 2018、AP, July 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2018、al-Hayat, July 26, 2018、Reuters, July 25, 2018、SANA, July 25, 2018、UPI, July 25, 2018などをもとに作成。

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レバノン進歩社会主義党のジュンブラート党首「スワイダー市での連続自爆テロはアサド政権の自作自演」(2018年7月25日)

レバノンの進歩社会主義党の党首でドゥルーズ派のワリード・ジュンブラート氏は、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/walidjoumblatt?lang=ja)のなかで、スワイダー市でのダーイシュ(イスラーム国)による自爆テロとスワイダー県東部へのダーイシュの侵攻に関して、シリア政府の「自作自演」だとの見方を示した。

al-Durar al-Shamiya, July 25, 2018

ジュンブラート氏はこう綴った。

「ダーイシュのグループはどのようにこの早さでスワイダー市やその一帯にやって来たというのか、尊厳ある住民(ドゥルーズ派のこと)が自らの土地と財産を守るために立ち上がろうとする前に?」

「グータでの戦いの後に、もはやダーイシュの脅威などないと吹聴してきた勇敢なる体制(アサド政権のこと)ではないのか?」

「尊厳のシャイフ(ドゥルーズ派の聖職者たち)に復讐しようとしているだけではないのか?」

「自らの民、すなわちシリア国民と戦うため、軍に志願するのを拒否しただけで、尊厳のシャイフの罪だというのか?」

「奇妙なのは、シリアのドゥルーズ派を守ろうとするパレスチナの(ドゥルーズ派の)シャイフ、(ムワッファク・)タリーフ氏の熱意と、彼がイスラエル国会で施行されたユダヤ化方への完全なる無視していることだ」。

「いずれにせよ、アサドのバアスとネタニヤフのシオニズムに違いはない」。

AFP, July 25, 2018、ANHA, July 25, 2018、AP, July 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2018、al-Hayat, July 26, 2018、Reuters, July 25, 2018、SANA, July 25, 2018、UPI, July 25, 2018などをもとに作成。

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イスラエル軍はシリア南西部を爆撃したと発表、標的はダーイシュとシリア軍の拠点(2018年7月25日)

イスラエル軍は声明を出し、イスラエル領に向けて迫撃砲2発が発射されたことへの対抗措置として、戦闘機がシリア領内で爆撃を行ったと発表した。

声明によると、爆撃は、迫撃砲弾が発射された砲台1カ所に対して行われるとともに、地上部隊が同地一帯を砲撃した。

これに関して、複数の消息筋は、迫撃砲が発射された砲台はダーイシュ(イスラーム国)の陣地で、爆撃はこの砲台と、シリア軍の拠点に対して行われたと伝えた。

AFP, July 25, 2018、ANHA, July 25, 2018、AP, July 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2018、al-Hayat, July 26, 2018、Reuters, July 25, 2018、SANA, July 25, 2018、UPI, July 25, 2018などをもとに作成。

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イスラエルはロシア軍による占領下ゴラン高原領空通過を認め、シリア軍はダーイシュ支配地域の14カ村を新たに制圧(2018年7月25日)

ダルアー県では、『ハヤート』(7月26日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍の支配下にある県南西部およびクナイトラ県南部のヤルムーク川河畔地域一帯に対して、ロシア・シリア両軍の戦闘機がを激しく爆撃した。

この爆撃に対して、イスラエルは、シリア軍戦闘機1機を撃墜した24日の対応とは対象的に、ロシア軍が占領下ゴラン高原の上空を通過するのを黙認したという。

複数の目撃者によると、爆撃に先立ち、複数のロシア軍戦闘機が占領下ゴラン高原の上空を通過したという。

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一方、SANA(7月25日付)によると、シリア軍が、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍の支配下にある県南西部およびクナイトラ県南部に対する攻撃を続け、14カ村を新たに制圧した。

SANA, July 25,2018

シリア軍が新たに制圧したのは、バサーラ村、アイン・カーディー村、マクラズ村、サイダー・ジャウラーン村、ハーン・サイダー村、ハーヌート村、アブー・ハーラタイン村、アイン・ズィクル村、ルーバイド村、マクラズ・ダム村、西バッカール村、マアダリー村、アブー・ムンダーラ村、ラッザーニーヤ村、ラッザーニーヤト・サイダー村。

syria.liveuamap.com, July 25, 2018

AFP, July 25, 2018、ANHA, July 25, 2018、AP, July 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2018、al-Hayat, July 26, 2018、Reuters, July 25, 2018、SANA, July 25, 2018、UPI, July 25, 2018などをもとに作成。

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ダルアー県ナワー市の武装集団がシリア軍に武器を引き渡す(2018年7月25日)

ダルアー県では、SANA(7月25日付)によると、シリア政府との停戦合意に基づき、ナワー市で活動を続けていた反体制武装集団が重火器・中火器をシリア軍に引き渡した。

AFP, July 25, 2018、ANHA, July 25, 2018、AP, July 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2018、al-Hayat, July 26, 2018、Reuters, July 25, 2018、SANA, July 25, 2018、UPI, July 25, 2018などをもとに作成。

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シリア政府の支配下に復帰したアレッポ県南西部、イドリブ県南東部、ハマー県北部の住民が帰村(2018年7月25日)

SANA(7月25日付)は、シリア政府の支配下に復帰したアレッポ県南西部、イドリブ県南東部、ハマー県北部の村々に、避難民数十世帯がイドリブ県のアブー・ズフール町に設置された通行所を経由して帰還した、と伝えた。

SANA, July 25,2018

AFP, July 25, 2018、ANHA, July 25, 2018、AP, July 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2018、al-Hayat, July 26, 2018、Reuters, July 25, 2018、SANA, July 25, 2018、UPI, July 25, 2018などをもとに作成。

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地方行政環境省は統一地方選挙の立候補者資格および申請書類の詳細を発表(2018年7月25日)

地方自治環境省は、9月16日に投票が予定されている統一地方選挙の立候補に際して提出する申請書類を確定し、詳細を発表した。

SANA(7月25日付)によると、申請書類の確定は、2011年政令第49号に基づく措置で、申請者は、生年月日が明記された戸籍簿、シリア国籍を取得して10年以上経っていること、犯罪歴がないことを示す文書、他の選挙区で立候補しないとする誓約書、現住所、固定電話番号、携帯電話番号、自身が出馬する部門(A部門(労働者・農民代表)ないしはB部門(その他の人民諸組織代表))を証明する文書の提出が必要となる。

地方自治環境省はこれと合わせて、立候補者資格を発表した。

それによると、立候補の申請者は、①立候補申請時からさかのぼって10年以上シリア国籍を有していること、②25歳以上の年齢に達していること、③市民権、政治的権利を享受し、選挙権の行使を法的に禁じられていないこと、④重犯罪、軽犯罪などで裁判中でないこと、⑤複数の選挙区から立候補しないこと、⑥選挙管理委員でないこと、といった要件を満たしている必要がある。

SANA, July 25,2018

AFP, July 25, 2018、ANHA, July 25, 2018、AP, July 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2018、al-Hayat, July 26, 2018、Reuters, July 25, 2018、SANA, July 25, 2018、UPI, July 25, 2018などをもとに作成。

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イドリブ県内に設置されているトルコ軍の監視所で大きな爆発(2018年7月25日)

イドリブ県では、ANHA(7月26日付)によると、ジスル・シュグール市近郊に設置されたトルコ軍の監視所で大きな爆発が発生した。

爆発の原因、人的被害有無などは明らかになっていない。http://www.hawarnews.com/ar/uploads/2018/07/25/230422_d8aad981d8acd98ad8b1-d8a8d8a5d8add8afd989-d986d982d8a7d8b7-d8a7d984d985d8b1d8a7d982d8a8d8a9-d8a7d984d8aad8b1d983d98ad8a9-d981d98a-d8acd8b3d8b1-d8a7d984d8b4d8bad988d8b1.jpg

AFP, July 25, 2018、ANHA, July 26, 2018、AP, July 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2018、al-Hayat, July 26, 2018、Reuters, July 25, 2018、SANA, July 25, 2018、UPI, July 25, 2018などをもとに作成。

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アサド大統領はスワイダー市での連続自爆テロを「テロ支援国家が自らの政治的利益を実現するためテロ組織に再び息を吹き込もうとしている」と非難(2018年7月25日)

大統領府はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/SyrianPresidency/)を通じて、スワイダー市での連続自爆テロおよびスワイダー県東部へのダーイシュ(イスラーム国)の侵攻に関するアサド大統領のコメントを発表した。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/photos/a.535716253138878.1073741829.533376740039496/1979755302068292/?type=3

コメントは、ロシアのアレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使との会談のなかでアサド大統領が述べたもので、その内容は以下の通りだ。

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「今日起きた犯罪は、テロ支援国がテロ組織に再び命を吹き込み、自らの政治的利益を実現するために、手元にカードを残そうとしていることを示している」。

「しかし、こうした試みは、これらの国々の国民の運命を破壊し、さらなる流血をもたらすことなしには成功はしないだろう」。

Facebook, July 25,2018

AFP, July 25, 2018、ANHA, July 25, 2018、AP, July 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2018、al-Hayat, July 26, 2018、Reuters, July 25, 2018、SANA, July 25, 2018、UPI, July 25, 2018などをもとに作成。

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スワイダー市での連続自爆テロに合わせるかたちでダーイシュがスワイダー県東部に侵攻(2018年7月25日)

スワイダー県では、SANA(7月25日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県東部のマトゥーナ村、ドゥーマー村、ティーマー村、シブキー村、ラーミー村に侵入し、民家を攻撃した。

これに対して、シリア軍が住民とともに応戦し、ダーイシュ戦闘員多数を殲滅、これを撃退した。

このうちドゥーマー村での戦闘では、ダーイシュ戦闘員12人を死亡したという。

しかし、ANHA(7月25日付)が、複数の活動家の情報として伝えたところによると、ダーイシュはマトゥーナ村、ムワイムラ村、タルバー村、シブキー村を襲撃し、少なくとも27人を殺害したという。

また、複数の地元消息筋によると、ダーイシュはまた県東部の村々で女性と子供を中心に40人あまりを拉致、連行した(シリア人権監視団が7月30日に発表したところによると、ダーイシュが拉致したのは女性20人と子供16人の合わせて36人)。

 

SANA, July 25,2018
SANA, July 25,2018
syria.liveuamap.com, July 25, 2018

 

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一方、ドゥラル・シャーミーヤ(7月25日付)が複数の地元筋の情報として伝えたところによると、ダーイシュはドゥーマー村、シブキー村、シュライヒー村、タッル・バスィール村を(一時)制圧したという。

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これに関して、ダーイシュに近いアアマーク通信(7月25日付)は速報で伝えた。

AFP, July 25, 2018、ANHA, July 25, 2018、AP, July 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2018、al-Hayat, July 26, 2018、Reuters, July 25, 2018、SANA, July 25, 2018、UPI, July 25, 2018などをもとに作成。

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スワイダー市でダーイシュが連続自爆テロを敢行、200人以上が死亡(2018年7月25日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員複数人がスワイダー市に潜入し、3度にわたり自爆を行った。

1度目の爆発は野菜市場近く、2度目はムシャンナカ交差点、3度目はナジュマ交差点で起きたという。

シリア人権監視団は、死者数を当初32人と発表したが、その後、156人、183人、そして最終的には220人と修正した(その後、シリア人権監視団は26日、最終的な死者数が246人(うち民間人は135人)に達したと発表した)。

このうち89人が民間人で、それ以外は「自らの村を守るために武器を取った地元住民」(親政権民兵)だという。

SANA, July 25,2018

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一方、SANA(7月25日付)によると、スワイダー市内の市場地区で自爆ベルトを装着した「テロリスト」1人が自爆し、住民多数が死傷した。

また、関係当局が、自爆ベルトを着用していたダーイシュ(イスラーム国)のメンバー2人を追跡し、住宅街(ジャラー地区)に追い詰め、自爆する直前に殺害した。

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犯行後、ダーイシュ・「シャーム州」の名で犯行声明が出された。

AFP, July 25, 2018、ANHA, July 25, 2018、AP, July 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2018、al-Hayat, July 26, 2018、Reuters, July 25, 2018、SANA, July 25, 2018、UPI, July 25, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍の支配下にあるハサカ県南部のシャッダーディー市で爆発が発生、1人が死亡(2018年7月25日)

ハサカ県では、ANHA(7月25日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支配下にある県南部のシャッダーディー市で爆発が発生し、住民1人が死亡、6人が負傷した。

AFP, July 25, 2018、ANHA, July 25, 2018、AP, July 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2018、al-Hayat, July 26, 2018、Reuters, July 25, 2018、SANA, July 25, 2018、UPI, July 25, 2018などをもとに作成。

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トルコ国境に面するラアス・アイン市(ハサカ県)にトルコ軍が発砲、住民2人とYPG兵士1人が負傷(2018年7月25日)

ハサカ県では、ANHA(7月25日付)によると、トルコ国境に面するラアス・アイン市のマハッタ地区にある住宅街に対してトルコ軍が発砲し、住民2人と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)の隊員が負傷した。

AFP, July 25, 2018、ANHA, July 25, 2018、AP, July 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2018、al-Hayat, July 26, 2018、Reuters, July 25, 2018、SANA, July 25, 2018、UPI, July 25, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍は5月以降ダーイシュの支配地域3,100平方キロを解放したと発表(2018年7月25日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のライラウィー・アブドゥッラー報道官は声明を出し、5月1日に開始された「ジャズィーラの嵐」作戦第2段階でダーイシュ(イスラーム国)の支配から解放された地域が3,100平方キロに達していると発表した。

アブドゥッラー報道官はまた、ダイル・ザウル県での次なる目標として、シャフア村、ハジーン市、アブー・ハーティル村、スーサ町を攻略すると表明した。

ANHA, July 25,2018

AFP, July 25, 2018、ANHA, July 25, 2018、AP, July 25, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2018、al-Hayat, July 26, 2018、Reuters, July 25, 2018、SANA, July 25, 2018、UPI, July 25, 2018などをもとに作成。

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ロシア国防省:ロシア・トルコ停戦監視委員会のロシア側監督チームは7件の停戦違反を、トルコ側は0件の違反を確認(2018年7月25日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間(7月25日)で、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(ラタキア県5件、アレッポ県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 25, 2018をもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:23日に難民2,084人が新たに帰国(2018年7月24日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月24日付)を公開し、23日に難民2,084人がシリアに帰国したと発表した。

内訳は、レバノンからの帰国者2,038人(ザムラーニー国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者46人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は690万3,269人(うち女性207万979人、子供352万665人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 24, 2018をもとに作成。

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ホワイト・ヘルメット幹部はシリア国内の残されたメンバーに「バスに乗って北へ行くしかない」と告げる(2018年7月24日)

AFP(7月24日付)は、西側諸国が22日にイスラエルとヨルダンの協力を得て、ホワイト・ヘルメットのメンバー約400人をクナイトラ県からヨルダンに脱出させた件に関して、クナイトラ県の農村出身で、同地で医療活動にあたっているホワイト・ヘルメットのメンバーのイマードを名乗る20歳の男性の言葉を紹介した。

イマード氏は「彼ら(西側諸国)は(ホワイト・ヘルメットの)他のメンバーを救出した。だが、我々を脱出させないのか?…。我々は包囲されている」と吐露した。

イマード氏によると、23日にヨルダンでホワイト・ヘルメットの幹部が会合を開き、残されたメンバーの処遇について協議、会合の後、シリア国内に留まっているホワイト・ヘルメットのメンバーたちは、「残された唯一の選択肢は(シリア政府によって用意される)バスに乗って、北部の反体制派支配地域に迎うことだ」と告げられたという。

イマード氏は次のように述べ、シリア政府による報復への恐怖を露わにした。

「我々は、シリア軍の手に渡れば、捨てられたカードのようなものだ。慈悲などない。政権に捕らえられた者はみな行方が分からなくなっている。誰もどうなったか知らない」。

AFP, July 24, 2018、ANHA, July 24, 2018、AP, July 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 24, 2018、al-Hayat, July 25, 2018、Reuters, July 24, 2018、SANA, July 24, 2018、UPI, July 24, 2018などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外務大臣、ゲラシモフ参謀総長はドイツのメルケル首相とシリア難民の帰還について協議(2018年7月24日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣とヴァレリー・ゲラシモフ参謀総長は、ドイツとフランスを訪問した。

『ハヤート』(7月25日付)などによると、ドイツでは、アンゲラ・メルケル首相と会談し、シリア難民の帰還、紛争解決に向けた政治プロセスについて意見を交わした。

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レバノンのサアド・ハリーリー首相の事務所は声明を出し、駐レバノン・ロシア大使館の高官と会談し、シリア難民の帰還にかかる計画について意見を交わしたと発表した。

AFP, July 24, 2018、ANHA, July 24, 2018、AP, July 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 24, 2018、al-Hayat, July 25, 2018、Reuters, July 24, 2018、SANA, July 24, 2018、UPI, July 24, 2018などをもとに作成。

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ムンズィル国連シリア副代表「イスラエルによるシリア軍戦闘機撃墜はテロ組織との結びつきを改めて明らかにする行為」(2018年7月24日)

ムンズィル・ムンズィル国連シリア副代表は、国連安保理での会合で、イスラエルによるシリア軍戦闘機撃墜を厳しく非難した。

ムンズィル副代表は、クナイトラ県にあるダーイシュ(イスラーム国)のアジトを爆撃していたシリア軍戦闘機をイスラエルが撃墜したことに関して、「テロ組織との強い結びつきとテロ支援を改めて明らかにした」と指摘、「この強い結びつきは、一部外国の支援を受けて、テロ組織であるホワイト・ヘルメットのメンバー数百人をシリア南部からヨルダンに脱出させたことでも明らか」と批判した。

また、イスラエルによるゴラン高原占領についても、入植、抑圧、人種差別政策を行い、天然資源を略奪、シリア人を拉致し続けていると指弾、同地や兵力引き離し地域でダーイシュやヌスラ戦線(シャーム解放機構)と協力関係にあると批判した。

そのうえで、国連安保理決議第242号、第338号、第497号に従い、イスラエルの一連の侵害行為を阻止し、エルサレムを首都とするパレスチナ国家樹立に向けた必要な措置を直ちに講じるよう呼びかけた。

SANA, July 24, 2018

AFP, July 24, 2018、ANHA, July 24, 2018、AP, July 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 24, 2018、al-Hayat, July 25, 2018、Reuters, July 24, 2018、SANA, July 24, 2018、UPI, July 24, 2018などをもとに作成。

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イスラエル軍は、ダーイシュ(ハーリド・ブン・ワリード軍)拠点を爆撃するシリア軍戦闘機を撃墜(2018年7月24日)

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官は声明で「ゴラン高原南部のイスラエル領空を侵犯したシリア軍のスホーイ戦闘機1機に向かってパトリオット・ミサイルを発射した…。この戦闘機をレーダーで捕捉、イスラエル領空内2キロの深さまで侵犯したため、迎撃した」と発表した。

Naharnet, July 24, 2018

アドライ報道官はまた、「同地では、早朝数時間前から、シリア領内での戦闘の兆候が顕著となっており、シリア軍航空部隊の活動が活発になっていた…。イスラエル軍は、警戒態勢を敷いており…、1974年の停戦合意への違反への対抗措置を継続する」と付言した。

この声明と前後して、ベンヤミン・ネタニヤフ首相も声明を出し、「我が国の防空兵器が先ほど、ゴラン高原南部の領空を侵犯したシリア軍のスホーイ戦闘機1機を撃墜した」と発表した。

そのうえで、ネタニヤフ首相は、「1974年の兵力引き離し協定に対する露骨な違反」と批判、「我々は、領土であれ、領空であれ、我が国の領域に対するいかなる侵入も許さない」と強調した

イスラエル軍が「領空」と主張しているのは、1974年の兵力引き離し協定に従って設置された停戦ラインの内側だが、同地は1967年にイスラエルが占領したシリア領のゴラン高原。

『ハアレツ』(7月24日付)は、イスラエル北部の住民が、迎撃ミサイル2発の軌跡を目撃、爆発音を耳にしたと伝えた。

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また、イスラエル軍のジョナサン・コンリカス報道官は記者団に対して、撃墜された戦闘機がヒムス県中部のタイフール航空基地(T4航空基地)を離陸、イスラエル軍は同機の動きを捕捉していた、と述べた。

コンリカス報道官はまた、パイロットの消息について、「おそらくシリアのゴラン高原の南部に墜落したと思われる…。操縦士2人の消息について情報は持っていない。パラシュートが観測されたとする報道も承知していない。操縦士が見つかったかも承知していない」と述べた。

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シリア軍消息筋は、SANA(7月24日付)に対して、「イスラエル軍はヤルムーク川河畔地域を見下ろすサイダー(・ジャウラーン村)一帯にある武装テロ集団の拠点をシリア領空から爆撃していた我が軍航空機の1機を狙い、彼らを守っていることが改めて確認された」と述べた。

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スプートニク・ニュース(7月24日付)は、シリア軍消息筋の話として、撃墜されたSu-24戦闘機は、操縦士のウムラーン・マルイー大佐のみが搭乗していたが、マルイー大佐は墜落直後に死亡したと伝えた。

同消息筋によると、同機にはもう1人搭乗を予定していたが、作戦開始直前に搭乗を見合わせていたという。

そのうえで、同消息筋は「撃墜された戦闘機はシリア領であるゴラン高原上空にすら入っておらず、シリア領空で狙われた」と付言した。

AFP, July 24, 2018、ANHA, July 24, 2018、AP, July 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 24, 2018、Haaretz, July 24, 2018、al-Hayat, July 25, 2018、Reuters, July 24, 2018、SANA, July 24, 2018、Sputnik News, July 24, 2018、UPI, July 24, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍はアレッポ県コバネ(アイン・アラブ)市近郊の村の民家や車に発砲(2018年7月24日)

アレッポ県では、ANHA(7月24日付)によると、トルコ軍がコバネ(アイン・アラブ)市東部のアリー・シャール村の民家や走行中の車に向けて発砲した。

AFP, July 24, 2018、ANHA, July 24, 2018、AP, July 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 24, 2018、al-Hayat, July 25, 2018、Reuters, July 24, 2018、SANA, July 24, 2018、UPI, July 24, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県でダーイシュと交戦、35キロ進軍(2018年7月24日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(7月24日付)によると、「ジャズィーラの嵐」作戦第2段階を続行する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ダーイシュ(イスラーム国)と県東部のラウダ渓谷一帯で交戦し、バーグーズ村方面に35キロ進軍するのに成功した。

AFP, July 24, 2018、ANHA, July 24, 2018、AP, July 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 24, 2018、al-Hayat, July 25, 2018、Reuters, July 24, 2018、SANA, July 24, 2018、UPI, July 24, 2018などをもとに作成。

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アル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動はトルコの実質占領下にあるアレッポ県アフリーン郡で捕らえた住民を拷問の末に殺害(2018年7月24日)

ANHA(7月24日付)は、トルコの実質占領下にあるアレッポ県アフリーン郡でアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動が住民2人を拉致、イドリブ県の拘置所に連行し、拷問にかけ、24日にヒルバト・ジャウズ村で殺害したと伝えた。

シャーム自由人イスラーム運動は家族に対して身代金を要求していた。

AFP, July 24, 2018、ANHA, July 24, 2018、AP, July 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, July 24, 2018、al-Hayat, July 25, 2018、Reuters, July 24, 2018、SANA, July 24, 2018、UPI, July 24, 2018などをもとに作成。

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