反体制武装集団がシリア政府支配下のアレッポ市各所を砲撃、シリア・ロシア軍が爆撃・砲撃で応戦(2019年5月12日)

アレッポ県では、ANHA(5月13日付)によると、トルコの支援を受ける反体制武装集団が12日晩にシリア政府の支配下にあるアレッポ市のマサーキン・サビール地区、シャイハーン交差点一帯を砲撃し、住居などが被害を受けた。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構などの反体制武装集団の支配下にあるカフルハムラ村を砲撃、アレッポ市北部のカースティールー街道一帯、ライラムーン交差点一帯を爆撃・砲撃、反体制武装集団と交戦した。

ロシア軍も同地を爆撃したという。

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北・東シリア自治局はダーイシュのつながりがあるとして拘束していたダイル・ザウル県住民43人を釈放(2019年5月12日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(5月12日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にある県内地域の自治を担うダイル・ザウル民政評議会の代表や地元の部族長・名士が立ち会うなか、同県の内務治安部隊が、ダーイシュ(イスラーム国)とつながりがあるとして拘束していた逮捕者43人が釈放された。

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シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者をハマー県の最前線で撮影したとされる写真が公開(2019年5月12日)

メディア活動家のターヒル・ウマル氏は、ハマー県北部での前線で撮影したとされるシリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者と、バラク・オバマ前米政権の支援を受けていた「穏健な反体制派」の一つのイッザ軍のジャミール・サーリフ司令官の写真をインターネット上で公開した。

ウマル氏は「シャーム解放機構の指導者であるシャイフ・アブー・ムハンマド・ジャウラーニーがハマー県の最前線にいる」といったキャプションや、「イッザ軍の戦闘員は万全の準備ができている…」とのサーリフ司令官の言葉を写真に添えている。

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YPG主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会の執行委員会議長「シリア政府との関係が途絶えており、いかなる関係もない」(2019年5月12日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会のイルハーム・アフマド執行委員会議長は、シリア政府との関係が途絶えており、いかなる関係もないと述べた。

アフマド議長は、トルコと米国が設置に向けて協議を続けているシリア北部の「安全地帯」に関して、「シリア民主軍の存在はトルコにとって問題の原因ではない。むしろ逆で、トルコの駐留こそがトルコを利している…。我々はトルコに危害を加えていないし、彼らが攻撃しなければ、何もしない」と述べた。

その一方で、「去年はシリア政府とつながりがあったが、途絶えた。現在、シリア政府といかなる関係もない」と述べた。

バスニュース(5月12日付)が伝えた。

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トルコ占領下のアレッポ県アフリーン市で武装集団が民家に押し入り、女性に暴行を加えたうえ、携帯電話を盗むとともに、子供1人を誘拐しようとする(2019年5月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受ける東部軍の戦闘員がアフリーン市マフムーディーヤ地区の民家に押し入り、女性(クルド人)に暴行を加えたうえ、持っていた携帯電話を盗むとともに、子供1人を誘拐しようとした。

騒ぎに気づいた住民がこの男性を取り押さえ、女性と子供は無事だった。

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アレッポ県では、アフリーン解放軍が声明を出し、トルコの占領下にあるマーリア市近郊のサイイド・アリー村で10日、シャーム戦線の拠点を攻撃し、戦闘員3人を殺害、2人を負傷させたと発表した。
ANHA(5月12日付)が伝えた。

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ロシア・シリア両軍が空爆を続けるなか、シリア軍とアル=カーイダ系組織がシリア北部各所で交戦(2019年5月12日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県、ハマー県、ラタキア県に対して20回の爆撃を行った。

内訳は、ハマー県のシール・マガール村が6回、マイダーン・ガザール村が4回、ラハーヤー村が2回イドリブ県のフバイト村が4回、カフル・アイン村、マダーヤー村が2回。

また、シリア軍も各所でヘリコプターから「樽爆弾」58発を投下した。

内訳は、イドリブ県のフバイト村が32発、アービディーン村、ウンム・ザイトゥーナ村がそれぞれ2発、ラタキア県のカッバーナ村が14発、シャイフ・ムスタファー村、ハマー県のサフリーヤ村、サルマーニーヤ村がそれぞれ2発。

シリア軍はまた、ハマー県のバーブ・ターカ村、ラターミナ町などに激しい砲撃を加え、発射された砲弾の数は135発におよんだ。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、県北西部のカルカート村灌木地帯で、進攻を試みるシリア軍が反体制武装集団と交戦し、激しい砲撃を行った。

一方、SANA(5月12日付)によると、シリア軍がビダーマー町、フバイト村にあるシャーム解放機構の拠点を重点的に砲撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月12日付)によると、シール・マガール村に対するシリア軍の砲撃では、トルコ軍の監視所地宅に砲弾複数発が着弾したという。

このほか、ドゥラル・シャーミーヤ(5月12日付)によると、トルコとの国境に面するバーブ・ハワー国境通行所で、シューラー評議会を名のる新たな組織が緊急会合を開き、100人のメンバーが参加、ロシア・シリア軍の反体制派支配地域への攻撃に対処するため「人民抵抗連隊」なる新たな武装集団を結成することを決定した。

シューラー評議会は最近になって結成された組織で、バッサーフ・スィフユーニー氏が代表を務める。

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ハマー県では、SANA(5月12日付)によると、イドリブ県で活動を続ける反体制武装集団がシリア政府支配下のスカイラビーヤ市を砲撃し、市内の児童教育センターに砲弾1発が着弾し、子供4人と女性1人が死亡、子供6人が負傷した。

これに対して、シリア軍はカルアト・マディーク町近郊のシール・マガール村、マイダーン・ガザール村、サフリーヤ村を砲撃し、戦闘員多数を殺傷した。

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ラタキア県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月12日付)によると、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構と、新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーン機構、アンサール・ディーン戦線、アンサール・タウヒード、アンサール・イスラーム集団からなる「信者を煽れ」作戦司令室が、クバイナ丘近郊に進攻しようとしたシリア軍を撃退した。

トルコの支援を受ける国民解放戦線もクルド山のジュッブ・アフマル村にあるシリア軍の拠点を攻撃し、兵士2人を殺害したと発表した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(ラタキア県)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を21件(イドリブ県5件、ハマー県13件、アレッポ県2件、ラタキア県1件)確認した。

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米国の影響下にあるヨルダン国境地帯のルクバーン・キャンプから難民多数が新たに帰還(2019年5月12日)

SANA(5月12日付)によると、米主導の有志連合の占領下にあるヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプに身を寄せていたシリア難民多数が、新たにスフナ市南部のジュライギーム通行所を通過し、シリアに帰国した。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから358人、ヨルダンから698人の難民が帰国、避難民26人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年5月12日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月12日付)を公開し、5月11日に難民1,056人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは358人(うち女性108人、子供183人)、ヨルダンから帰国したのは698人(うち女性240人、子供409人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は221,054人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者77,210人(うち女性23,203人、子ども38,762人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者143,844人(うち女性42,746人、子ども72,709人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 450,334人(うち女性120,047人、子供203,908人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,659,752人(うち女性1,997,926人、子供3,396,474人)。

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一方、国内避難民26人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは17人(うち女性8人、子供3人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは7人(うち女性2人、子供3人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは2人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は28,275人(うち女性8,870人、子供13,056人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,296,871人(うち女性386,806人、子供649,074人)となった。

なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した2人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 12, 2019をもとに作成。

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